R31スカイライン テールランプ スモーク塗装承ってます

r31 先日到着しておりました日産スカイラインR31の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼は薄いスモーク塗装で、黒さを出すと言うよりは経年で汚れたり劣化した物を綺麗にする、といった感じになります。以前施工した同型のテールランプと全く同じ内容となりますのでそちらを紹介致しますね。

skyline8 下側のウィンカーやらバックランプ部分はスモークは塗らず、ただ下地処理は行っておき最後にクリアーを一緒に塗ります。上側のレンズは紫外線で褪色してしまうらしく、それを元に戻しつつ内部の汚れを目立たなくしたいと思います。

r312 長年使用している内に中に汚れが入り、結露で水が垂れてその跡が残ってしまった跡がレンズ内側の全体にあります。

r313本当はレンズを外して内側を掃除して裏表両面を塗装するのが理想なのですが、構造上そうも行きませんので何とか今回の塗装でリフレッシュ出来ればと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

GIVIトップケース蓋塗装 完成

givi18 こちらもお待たせしました!BMWに取り付け予定のGIVIトップケースの蓋の塗装、本日完成となります。

ちなみにアルミパネルは取り付けた訳では無く、下に台を置いてその上に乗せて回りの枠を被せただけです。どうせなら組み合わさった方がイメージが湧き易いと思いまして。

最初の状態も紹介しますね。

givi元々はこんな感じで、アルミパネルは未塗装のアルマイト仕上げ(ちょっと黄色っぽい感じです)、周りのプラスチック製のパネルはホワイトパールに塗られていました。どちらも純正の仕様です。

givi19周りのパネルは画像だと白く見えるのですが実際はグレーっぽいパールで、こちらはBMWの純正色「light-gray」(カラーコード:M21)の艶有り仕上げ(クリスタルクリヤー仕様)、アルミパネルの方は同じくBMWの「granit-gray mrtalic」(カラーコード:963)でこちらは「 艶消し仕上げ」となっています。

givi20最初は自然光で撮影していたのですが、白が反射し過ぎて判り難いので、ここからは照明のある方で撮影する事にしました。

givi22 元々の塗装は少し艶がぼやけたような感じでしたが(厳密には艶引けしていました)、今回の塗装では艶々に仕上がっていると思います。クリアー自体の質感も違うので是非元の塗装との違いを比べて頂ければと思います。

ちなみに「お任せ仕上げコース」なので磨きはしていません。

givi23それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アテンザフロントグリル塗装 完成

atenza46大変長らくお待たせしました!マツダアテンザの純正フロントグリル、2トーンカラーの塗装で完成となります。

最初の状態も紹介致します。

atenza4元々はザラザラとした梨地で、本来であれば「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な素地を作成するのですが、さすがにこのサイズと形でそれを行うとかなりの手間と費用になってしまうので今回は二度塗りと言う方法で行っています。

梨地の目が荒い場合には対応が出来ませんが(むしろ酷い仕上がりになります)、今回の部品は比較的凸凹が細かいのでいつもこの方法で対応しています。

atenza52一番上のフィンはフロントグリルとは別部品で、撮影の為に仮装着しています。隙間が開いているのはしっかり挿していないだけで問題ありませんのでご安心下さいませ。

ちょっと画像だけだと塗り分けが判り難いので作業内容書も紹介しますね。

atenza1今回のご依頼は少々複雑で、上段の別体となるフィンと同様に、そこから下部のグリル本体と一体となったフィンの色を変えています。単純そうに思えるのですが、各見切りをきっちり塗り分けるとなると中々手間が掛かるのです。こういうのは少しでもラインからズレると格好悪いですからね。

atenza48今回の完成イメージとしては、各フィンはまるで外して塗ったのでは、と思うような感じにしてあります。塗り難い奥まで艶々に仕上げています(まあこれはいつもの事ですが)。

atenza47尚、一番上のフィンはしっかり嵌め込むともっとピッタリ着きますし、また穴の周りとフィンの爪の部分はご指定通り塗らない様にしていますのでご安心下さいませ。

atenza53当店の塗装としては、派手なラメを多用したりエアーブラシを使ってフリーハンドで画を描いたりは出来ませんが、その代わりに塗膜本来の美しさや、まるで人が塗ったとは思えないといった機械的な仕上がりになるようにしています。また元々が「元に戻す」といった補修塗装が基本となっていますので、経年でも劣化しないような強固な塗膜の形成や下地処理に重きを置いています。

atenza54こういった奥まった箇所は後から磨きの調整などは難しいので、とにかく肌を荒らさないよう事前に塗り方をイメージして最速でクリアーが塗り終わるようにしています。途中で迷ったりしたらもうお終いですよね。

atenza49この辺の塗り分けはピンセットでマスキングテープを貼っていて、勿論手でも貼れるのですが、一旦足付け処理をした被塗面にベタベタと触れると後で指紋の跡が出てきたりするので極力素手では触らないようにしています。車の部品となると完全に実用的な物となりますから、そういう所でも結構気を遣う必要があるのです。

atenza502色を塗る順番としては、今回は敢えて手間の掛かる方で行う事としましたが(作業性としてはフィンは後からの方が楽だったと思います)、お陰で曲線ラインの見切り部分も綺麗に仕上がっていると思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!