マセラティリモコンキー 下準備

mase19 こちらも先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化したので、全体を研いでラインを形成させます。先ほど紹介したマツダのフューエルキャップと同様、最初は#320~#400の空研ぎである程度のラインを出しておきます。

mase2 このリモコンキーのカバーは元々ウネリが強く、どうせ塗るならと言う事で全体のラインを修正しています。

mase20 空研ぎの後は水研ぎを#600~#800で行い、細い溝は最後に#1500で整えておきます。

mase21念の為元々着いていた七宝焼きエンブレムやゴムのボタン、回転して飛び出すキーなどの当たりを確認しておきます。どれも余裕があるので上塗りの塗膜が付いても問題無さそうで安心しました(塗り終わってから嵌らない!なんて事は避けたいですからね)。

ちなみに色はフェラーリのレッド「ロッソコルサ」(カラーコード:300)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で承っています。

こちらも今週中に本塗り予定ですのでもう少々お待ちくださいませ!

MAZDAフューエルキャップ 下準備

mazda6 先日サフェーサーを塗っておいたマツダのディーゼル用フューエルキャップです。元々は黒い未塗装な物を、混油防止の為に軽油のイメージカラーであるグリーンに塗ると言うご依頼になります。ディーゼルエンジンにガソリン入れたら大変な事になりますからね(と昔働いていたガソリンスタンドの所長に言われました。何でもホース類が全部遣られるので全取替えなんだとか・・・)。

ちなみに逆のパターンで、ガソリンエンジン車に軽油を入れた場合なら単に抜けば良いだけなので大丈夫らしいです。と言ってもガソリンタンクの中を全部出す必要はあって、しかも最近の車はドレンが無いらしいのでやはりと言うか大惨事だと思いますが・・・。

色は以前施工した時の画像を参考に、白と黒、黄色っぽい緑とレモンイエローの4色で構成しています。近々同じご依頼が入るので今回は色を多めに作成して取っておく事にしました(当初はまさかこんなに続くとは思っていませんでしたので・・・)。

mazda7 こういった樹脂製品は思った以上にウネリがあるので、サフェーサーはタップリ塗り、完全硬化後はガシガシと削ります。

また単にペーパーだけ当てて研いでもしっかりしたラインは出ないので、最初はかならず当て板を使って研ぐようにします。

黒い粒粒はラインの確認と研ぎ忘れ防止の為のガイドコートです。

mazda8 先ほどの画像では空研ぎ#320→#400である程度のラインを出し、その後#600の水研ぎでさらに細かいラインを修正して最後に#800(~#1200)で目消しを行ないます。

ちなみに全ての研ぎを空研ぎで行なう事も出来ますし、水研ぎで行なう事も出来ます。この辺は作業者の好みみたいな感じで、基本的には最短で完成形に到達する方法を選ぶのが普通です。

今回は空研ぎのみだと深いペーパー目が残り易いのとコスト的な事も考えてのハイブリッドな工法になっています。ちなみに金属素地が露出している場合には当然水研ぎはNGです。

mazda9今回はグリーンを塗った後にこれらのロゴをグレーで塗装しますので、以前作成したデータからマスキングシートを作成しておきます。

今週中には本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!