トゥデイハンドルカバー サフェ入れ

today17 こちらもお待たせしました!トゥディ用社外品のステンレス製アウターハンドルカバーも作業着手していますのでご安心下さいませ。

裏側の両面テープは剥がしてしまい、下地処理としてはダブルアクションサンダー#120で表面を研磨しています。ステンレス(鉄も)なのでこれでOKです(アルミの場合は傷が深く入るので#180で均す場合があります)。フチまでしっかりと足付けをしておきます。

today18台にそのまま置くとフチがくっ付いてしまうので、裏にダンボール片を貼ってフチが少し宙に浮くようにしています。

today19当初はプライマーのみの予定でしたが、周りの耳部分にステンレスを切り出す時に出来たフランジの段差が強かったのでプライマーとさらにサフェーサーも塗る事にしました。これで中央にあった歪みも多少は緩和されればと思います。

こちらも一日置いてから強制乾燥させ、全体を研いだ後に本塗り予定となります。

他にインプレッサのサイドステップもサフェーサーを塗りますが、そちらはちょっと大変過ぎるので後日別作業で行なう予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

グローブボックス蓋 サフェ入れ

box2日産車のグローブボックスの蓋も作業着手しておりますのでご安心下さいませ。まずは先ほど紹介したフューエルキャップと同様、樹脂の表面を研磨します。

box1こちらのパーツは溝が深い「シボ模様」となっていますが、素材は切削性の良いABS樹脂なのでザクザクと削り落とせます。

box3 インスタント珈琲で言うと5杯分くらいの量を削り落としました。

box4シボ模様の切削はダブルアクションサンダーの#120から始めて#180→#240(クッションパッド使用)でペーパー目を均し、フチは#320で手掛けをしています。

box5ABS樹脂はPPやPAなどと違ってサラサラとしているので塗膜の密着性が良いのが特徴です。新品製造時には恐らくプライマーなども塗っていないと思いますが、部品によっては違う樹脂が混ぜ練りこまれている恐れがあるので(VOLVOのパーツでそんな事があるような事を昔聞きました)、補修塗装の場合にはしっかりプラスチック用プライマーを塗って下さいとSTANDOXのデモマンが仰っていました。勿論言われなくても塗りますけどね。

ちなみにディーラーに居た頃に塗っていた新品パーツは、プライマーは塗っていましたが足付け処理をしていませんでした。感覚が麻痺していたというか、上がそうやっていると下もそうなってしまうのです(むしろ余計な事をしていると色々言われます)。

こちらも一日寝かした後に熱を入れ、完全硬化後全体を研いでツルツルにします。作業進行しましたらまた紹介しますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

マツダフューエルキャップ サフェ入れ

mazda20 こちらもお待たせしました!マツダのクリーンディーゼル用フューエルキャップも作業着手いますのでご安心下さいませ。まずはザラザラとした梨地の研磨からです。#120から始めて#240でフィニッシュです。

mazda21 素材は不明なのですが触れて(削って)みた感覚としては恐らくPA(ポリアミド=ナイロン)で、その特徴としてはとても削り難く、ポリプロピレン同様ヌルヌルとした感じがして如何にも塗料がくっ付かないといった感じです。

mazda22 と言う事で、塗料の密着性が悪そうな樹脂素材の場合は専用のバーナー(実際はガスの方が肝です)を使っての火炎処理を行ないます。樹脂の表面を溶かして何かしらの物質(恐らくは硝子珪素)を塗着させ、表面を親水性に変えるといった感じです。

mazda23プラスチック用プライマーを塗布し、続けて2液のウレタンサフェーサーを塗って完了です。サフェーサーはウェットで5コートとかなり厚塗りしているので直ぐに熱は入れず(ブクブクと膨れます)、一日自然乾燥させてから熱を入れるようにしています。と言ってもスタンドックスシステムフィラーは非常に安定しているので余程の事が無ければ大きなトラブルも起こらず安心して使えます。昔使っていたDUPONTのLEや関ペのJUSTは色々凄い事が起きたりしましたが今はどうなんでしょう(私的見解です)。

こちらは完全硬化後、サフェーサーを研いで本塗りとなります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ハーレーダービーカバー プライマー塗布

harley1大変お待たせしました!ハーレーのメッキ製ダービーカバー(タイマーカバー)も作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

現状は装飾クロムメッキが施されていて、そのまま塗装しても塗膜は十分に密着しませんのいでサンドブラストを掛けて素地を荒らします。投錨効果とかアンカー効果とか呼ばれるアレですね。

harley2こんな感じでブラスト完了です。クロムメッキの下にある銅メッキが出ていますが問題ありませんのでご安心下さい。

ちなみにプラスチックのメッキパーツは樹脂(ABS)とメッキ(銅メッキ)で密着はしておらず、あれは単に母材の周りをメッキで包んでいるだけなので今回のようにブラストを当てる事は出来ません。また経年劣化で剥がれて来たりもするので、塗装を前提でどちらかを選べるならば今回のようなスチール素材が良いと思います。またアルミへのメッキはひどい状態の物が多いので全くお勧め出来ません(化成処理が上手くいっていない為かメッキの下で腐食が発生して膨れて剥がれます)。

harley3 見えるのはフチより外側ですが、安全の為少し回りこんで塗装したいので裏側の周りもブラストを当てておきます。時々自動車のPP製バンパー(車は殆どこれです)の耳部分で塗装が剥がれているのを見かけますが、あれはフチまでしっかりとプライマーが入っていないからです。意識して裏まで塗るようにすればああはならないんですけどね。

harley4そのまま置いてしまうと裏側まで塗れないので、本塗りと同様に台にセットして浮かすような感じにしておきます。

harley5サフェーサーを塗ると細かい箇所が埋まってしまうので、今回は薄膜のプライマーのみとしてあります。

来週中には本塗り出来る予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMW E31テールランプ レッド&スモーク&枠塗装 完成

bmw156 大変お待たせしました!BMW 850CSiの純正テールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

bmw107当初の御希望としてはレンズ上側を透過性のレッドにされたいとの事だったのですが、バックランプ部分を赤く塗るのはマズイですので、レッドは下部のみで、最後に全体に薄くスモークを塗る仕様でのご依頼となりました。

bmw157 元々赤かったレンズにさらに透過性の赤を塗って色の深みを出し、さらにスモークを塗って落ち着かせるような感じになっています。

bmw108テールランプ上部は不透明な赤いシート?に小さな丸が無数にあってそこから電球の光が見えるというような構造になっています。

bmw160 最初の状態だと粒々が白くて目立っていましたが、今回の塗装でここが大分落ち着いたと思います。

bmw159 枠の黒い樹脂部分は経年で劣化していたので最後にそこを艶消し黒で塗っています。シャープ感が増し、新品のような質感になっています。

bmw161レンズが不透明になっている構造上どうしても塗装後の透明感が感じられ難いですが、外で見ると赤が綺麗に発色して見えます。劣化気味だったレンズの表面は高品位なアクリルポリウレタンのクリスタルクリアーで深みのある質感になっています。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!追加でご依頼頂いたパーツも引き続きお待ち下さいませ!