BMWフューエルキャップ デカール貼り~下塗り

bmw323 先日サフェーサーを塗布しておいたBMWの純正フューエルキャップです。以前より作業は少しずつ進めていましたが、内容が継接ぎになるのを避けた為、一気に本塗り(実際は下塗り)までの紹介となってしまいました。何卒ご容赦下さいませ。

bmw324 サフェはかなり厚塗りしていますので(問題はありません)、最初は空研ぎ#320~#400でしっかりラインを出してから、その後は#600~の水研ぎで角やペーパー目を均していきます。

bmw325 色は以前施工していた時の物を参考にしました。ハイオクをイメージする明るいイエローです。

bmw329 そして本塗り準備開始です。まずは先ほどのベースコートのイエローを塗布します。

bmw330 イエローを塗り終え、しっかりと自然乾燥させたらいよいよ今回の肝でもあるデカール貼りです。

デカールを貼る際には専用の接着剤(マークセッター)を使いますが(青い蓋の瓶のです)、私的にはそれに木工用ボンドを使うとより強力になると感じているのでいつも併用しています。むしろマークセッターなどが出る前は木工用ボンドが主流だったみたいですけどね。

bmw331 デカールの台紙を剥がす為にトレーに水を張り、木工用ボンドを垂らします。徐々に溶け出すので良い具合の所にデカールを潜らせて接着面に木工用ボンド成分を付着させます。

bmw332 以前までデカールの貼り付けには綿棒を使用していましたが、どこかのサイトに「筆でやると良い」と紹介されていて、まさにその通りでした。デカールを全く傷付ける事なく水を抜けます。

bmw333 と言う訳でデカール貼り付け完了です。ちなみにCAUTIONはどちらも一度貼り終えてから納得出来なくて貼り直しました。貼り付け面が若干曲面になっている為に普通に貼るとどうしても文字が反ったように曲がってしまい、それを意識しながら修正して貼り直しました。

bmw334 ちなみにこの状態だととても平滑に見えますが、実はデカールの段差が凄く残っています。

それを目立たなくする為には文字ギリギリでカットしたりするのですが、今回はデカールの数(場所)が多いのでそれは諦め、クリアーを二度打ち(一旦硬化させてからもう一度クリアーを塗装)する事にしました。

bmw338デカールを貼ったばかりの時はまだ水分が残っているので、一日自然乾燥させるか、家庭用ドライヤーでしっかりと乾燥させます。

bmw335そしてクリアーを塗って本塗り(下塗り)完了です。

bmw336 ちなみに今回は、同じようにデカールを使ったマイク塗装のご依頼品も一緒に施工しています。

そちらは仕上げが「半艶クリアー」で承っていまして、そちらもデカールの段差を目立たなくさせたいのでまずは下塗りとして通常の艶ありクリアーを塗っています。

bmw337中央のBMWのロゴはデカールの段差がフチギリギリになっているので殆ど目立ちませんが、文字の部分はデカールの段差が判ると思います。

これも文字ギリギリにカットしていけばある程度は目立たなく出来ますが、今回は範囲が多いですし同じキャップも二個あるとの事で、熱を掛けて完全硬化させたら表面を研いでもう一度クリアーを塗る事にします。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW MINIサイドスカットルパネル 本塗り

mini56 ちょっとタイミングが早かったのですが、先ほど紹介したホイールハブと同じく艶ありブラック+クリスタルクリアー仕様だったのでこちらも一緒に塗らせて頂く事にしました。BMW MINIのフロントフェンダーに着くスカットルパネルです。

全体をアシレックスレモン(布状の研磨副資材)で空研ぎし、パネルの細かい隙間などはナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで足付け処理を行います。

mini57 柄の入った部分は一見すると塗装に見えますが、こちらは透明なポリカーボネート樹脂の裏側にプリントされた物なので、しっかりプラスチックプライマーを塗布しておきます。ポリカも決して塗料の乗り(密着性)は良い方では無いですからね。

mini58 ベースコートの黒を塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

mini59フチの部分は元々黒かったのですが、着色樹脂の色味(黒)と塗装の黒では明らかに艶も深みも良くなっていると思います。と言っても画像では判らないと思いますので、こちらは是非現物で感じて頂ければと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

自転車ホイールハブ 本塗り

hub10 先日サフェ研ぎまで完了していた自転車用のホイールハブです。塗らないようにとご指定を頂いているスポークの穴に再びシャフト(番線の切れ端)を差し込み、いよいよ本塗り開始です。

hub11 シャフトが通った所の下側もしっかりと塗らないといけないので、スプレーガンのノズルは一番細くして、至近距離から隙間をあらゆる方向から狙い撃つようにして塗り込みます。しかもゆっくり塗っているとクリアーの表面が乾いて肌が荒れてしまうのでまるで早送りするような動きになっています。集中したいので電話線は予め抜いておきました(繋がらなかった方には申し訳御座いません・・・)。

hub12もし塗り過ぎて垂らしたとしても、高速で回せば何とかなると思っていまして(本当)、ただ何とか無事に綺麗に塗れたと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

メルセデスベンツW204フロントグリル塗装 完成

benz65 こちらもお待たせしました!メルセデスベンツW204の純正フロントグリル、組み付けも無事終了し本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

benz52元々はシルバーの艶有り仕上げで、メッキモールなどは外してそちらは塗らず、本体のシルバー部分のみを艶消し黒で塗装しています。

benz66 上塗りの内容は先ほど紹介したカワサキZ400FXのライトケースと同じなので一緒に本塗りを行っています。

benz67 ベースコートの黒は通常の艶あり塗装と同様で、その上に塗っているクリアーを半艶仕様のクリアーにしています。1コートソリッドでの半艶黒も可能ですが(材料も勿論あります)、艶の調整が少々不安定なのと私的に余り好きでは無いので、今はほぼ100%2コート仕様で塗っています。耐久性もこの方が良いですからね。

benz68 ちなみに実は最初は太陽光で撮影していまして、やはりと言うか上手く撮れませんでした…。

benz69メッキパーツとのコントラストが効いて格好良いと思います。車全体の雰囲気も大分変りそうですね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

KAWASAKI Z400FXライトケース塗装 完成

z400fx16 大変お待たせしました!カワサキZ400FXのライトケース、半艶ブラックで完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

Z400FX全体的に傷があって、上部には小さい凹みもありました。旧塗膜はダブルアクションサンダーである程度剥がして下地からやり直しています。

z400fx17 自然光だと艶が出過ぎているように見えるのでこの後は室内の照明下で撮影する事にしました。

z400fx18 先ほどの画像に比べるとかなり艶が消えたように見えますが全く同じ物です。仕事上では画像の編集を極力しないようにしていますが(社外記は別です)、塗装した物は撮影した状況によって大分見え方が違ってしまうのでどうかその点はご理解下さいませ。

z400fx19明らかに何かに当たって凹んだ個所は綺麗に修復し、元々の製造時に出来た歪は自然な感じに残せたと思います。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!