スマートキーカバー 下準備

key76 先日ボタン部分に切り出した0.8mm厚のABS板を接着し、パテで面出しをしておいたトヨタランドクルーザー用のスマートキーカバーです。

内部にさらに鍵を入れるのかボタン用の電子基板を入れるのかちょっと構造が判らないのですが、とりあえずそのまま(中身が無いまま)で自然な感じになるようにボタンの出ヅラを削って調整し、サフェーサーを塗布する事にしました。

key78 一旦外します。

key80 カバーパネルは既に梨地を研磨してサフェーサーを塗布していたのですが、今回のボタンのツラ合わせの為に一緒に削ってしまったのでこちらも再びサフェーサーを塗布します。

key81 プラスチック素地部分に専用プライマーを塗布し、続けて2液のウレタンサフェーサーを塗布します。

key82 同じくボタンにも塗りました。

key42ちなみに反対側のカバーにはこんな感じでトヨタのエンブレムバッジが埋め込まれる予定です。

key67こちらはブラックメッキ風な感じの色で承っていまして、新たに入手したピンバッジからシリコーン型を作成し、ポリエステル樹脂を流し込んで複製した物に6種類の塗装を施しています。どれを使うかはボタン部分に入れるイラストロゴの色と合わせて検討中です。

key69ボタン部分に入れるイラストロゴは普通の塗装(2コート塗装)ですので、それで対応出来る塗色のサンプルも作成して色々試しています。

車の形をしたサンプルの一番奥の物が先日新たに入荷した新色MIX819で、 メタリック粒子は粗いのですが輝きが強いのでこれに黒を足してエンブレムと色を合わせようと思っています。

サイズの割にやる事が盛り沢山で(苦笑)、しかも今回は窪みに嵌めたトヨタエンブレムを透明レジンで固めよう!と言うご依頼も承っておりまして、現在真空脱泡器の準備中です。
これが少々問題はあるのですが既にテストは完了していますので、後は材料を手配し(せっかくなので透明エポキシレジンを使う事にしました)、そちらも並行して作業を進行させていく予定です。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レコードプレーヤーのアームベース塗装承ってます

player 先日到着しておりました英国製レコードプレーヤーのアームベース部品です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

player1 ご依頼内容はこちらを「艶消しの黒」で、ただ塗装が所々剥がれているので一旦これらの塗装を剥がしての再塗装となります。

player2ちなみにプクっと膨らんでいる個所があったので押してみると塗膜が割れました。素材はスチールで、プライマーを塗らず直接上塗り(黒)を塗っているので塗装は密着していません。

こういった工業製品は新品時の塗装で焼き付け型の塗料(メラミン樹脂系)を使われるケースが多いですが、殆どの場合でプライマーは塗ってありません。塗った直ぐであれば比較的塗料も密着しているのですが、経年でその効果が落ちてこのような状態になります。しかも上塗り塗料自体に防錆効果は無いので、気づいた時には塗装の下で錆も発生していたりします。

と言っても売り物としては部品一つ一つにいちいちそんなにコストを掛けてはいられないでしょうから、この辺はある程度仕方ないと言えば仕方ないとは思います。恐らくこちらの製品も結構古い物だと思いますし(室内で錆が出るって相当年代物なのではと)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

KTM RC390スクリーン スモーク塗装承ってます

ktm 先日到着しておりましたKTM RC390のスクリーンパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ktm1ご依頼内容としてはこちらのスクリーン全体をスモーク塗装で、濃さとしては10段階中3~4程度、当店で設定する濃度だと「極薄めと薄目の中間」~「薄目」くらいが目安となります。

参考までに以前施工したDUCATIのスクリーンパネルを紹介致しますね。

ducati10この時は同じ部品を2個、それぞれ違う濃度でご依頼頂きました。手前が「薄目」で奥が「標準濃度」となります。これらも今回と同様最初は透明でした。尚今回のスモーク濃度はは手前のスクリーンよりも薄い感じを予定しております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ロードスターリヤスポイラー塗装 完成

road178 大変お待たせしました!ロードスター用社外品FRP製リヤスポイラーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

road164最初の状態は白ゲルコート仕上げで、ガタガタした個所や巣穴などがありました。そのままでも塗れない事は無いですが、少々残念な仕上がりになってしまうので「研磨→2液ウレタンフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を作ってから塗っています。

road179 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承りました。

road180 現在当店は「小物塗装専門」ですので余り大きい物は対応出来ませんが、今回のようなリヤスポイラー程度であれば対応可能です。

road181 プレスライン部分にあった無数の巣穴もサフェで綺麗に埋まっています。面も取ってあるのでパッと見はFRP製品とは判らない仕上がりになっていると思います。

road182 裏側の方は自然光で撮影してみました(表面は光が反射し過ぎて殆ど写りませんでして…)。

road183それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!