SHURE58Aマイク塗装 本塗り

mic53 先日お預かりしておりましたSHUREのマイクです。無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

mic84完成イメージとしてはこのような感じで、マイク裏側の下部にオーナー様のネームロゴを筆記体で入れるようご指定承っております。尚、ネームは一応控えたいとの事ですのでそちらの画像は直接オーナー様にメールで、こちらの画像はそれの代わりにうちのロゴを入れています。

mic85 本体は#320→#800(アシレックススカイ→レモン)で空研ぎによる足付け処理しを行い、グリルボールの方はそれに加えナイロンブラシとウォッシュコンパウンドでペーパーの入らない個所も処理しています。

mic86 そして本塗り開始です。まずはグリルに黒のベースコートで塗布します。

mic87 その後よく自然乾燥させ、テープフリーな状態になったら網の部分をマスキングします。

mic88 続けてキャンディーレッドのアンダーカラー(下色)となるシルバーを塗布します。

いつもはSTANDOX原色のMIX811を使っているのですが(またはMIX598)、今回は最初に隠ぺい力の高いMIX594を塗ってその上に新色のMIX819を重ねてみました。

standox12新色のシルバーこちらです。MIX593並みに隠ぺい力が弱いと思って下にMIX594を塗りましたが、意外にこれ単体で大丈夫そうです。

mic89 マイク本体も同じようにアンダーカラーとしてシルバーを塗ります。ちなみに業界では「下に敷く」とか言いますよね。
また文章だと「塗布」とよく使いますが、現場でそんな事を言っている塗装屋さんは見た事ありません(笑。私も含めて)。普通に「塗った」とか、場合によっては「染めた」とか「被せた」「重ねた」など、その状況によって言い方を使い分けていたりします。

mic90 その後透過性の赤(キャンディーレッド)を塗布し、ネームロゴを黒で入れたらクリアーを塗って本塗り完了です。塗装で入れたネームは裏側で、敢えて見えないようにしています。

mic91こちらはキャンディーレッドを塗布後、全てのマスキングを剥がして全体にクリアーをコートしています。2トーンカラーはやはり安定していて良いですね。

この後60度程の熱を40分くらい掛けて塗膜を完全硬化させ、数日寝かしたら完成となります。出来上がり次第改めて紹介させて頂きますね。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!