ホンダS660用メッキエンブレム 塗装承ってます

honda24 先日到着しておりましたS660リヤ用のホンダ純正メッキエンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はこちらを「マットホワイト」で、白の色に付いてはお任せ頂いたので、こちらはいつも採用しているVW社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)を予定しております。

honda25裏側には両面テープが貼ってありますが、こちらは一旦剥がして最後に新たに貼り直します。

単に塗るだけであればそのまま残す事も可能ですが、今回のようにメッキ素地への塗装となるとそれ専用の下地処理を行う必要がありますので、その際にはこの両面テープが邪魔なのです。

ただこの両面テープに関しては、以前同じ物をご依頼頂いた時にデータを作成してレーザー加工機で綺麗にカット出来るようになっていますので、元に近い状態で復元が可能です。そちらも紹介させて頂きますね。

s6603最初にこんな感じで両面テープの形をスキャナーで読み込みます。ちなみに両面テープはエンブレムよりも一回り小さく奥まった位置に貼られるようになっています。両面テープをギリギリでカットするとエンブレムを横から見た時にとても格好悪いからです。

s66018ソフトを使って作成したデータを基に、レーザー加工機を使ってカットします。詳しくはこちらでも紹介していますので宜しければご参照ください。

h6601レーザーでカットした両面テープを黒に塗装したメッキエンブレムに貼ったところです。両面テープはエンブレムの輪郭よりも少し内側にオフセットされて貼られているのが判ると思います。

ただこの時問題だった事として、両面テープをレーザーでカットすると端が炭化してしまい、その煤を一つ一つシリコンオフで拭き取る(!)と言う作業が必要だった事で、これをどうにか出来ないかと思って改善出来たのがその後のトゥディのエンブレム作成&塗装の案件でした。

today124 通常使っていた両面テープはブチル系だったのですが、その後ウレタン系の物を見つけ出し、それを使うとレーザーでカットした断面も焦げず(焼けず)に綺麗にカット出来ます。

today125焼けるというよりも「溶ける」といった感じなので、断面はとても滑らかで美しいです。白いウェスで拭いても焦げが移るような事もありません。詳しくはこちらのページで紹介しています。F1マシンじゃないですが、社外記でやっている事が実際の仕事にフィードバック出来ているのでこれらが大いに助かっています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!