ベンツSクラス ミラーカバー 本塗り

benz219 先日到着しておりましたメルセデスベンツ純正のミラーカバーですが、実は右ハンドル用と左ハンドル用とで部品が違ったようで(確かにそうです!)、今回新たに部品を手配して頂きました。ちなみにどっちがどっち用だったのかは判りません。ちなみにドア自体も右ハンドル用と左ハンドル用で違う物があるみたいです。

benz220下地処理は足付け処理のみで、左奥が最初の状態で右手前がペーパーを掛けた物です。「ペーパー」と言っても今は足付け処理用の布状の研磨副資材が主流なので紙では無いんですけどね。耐水ペーパーに比べて目の入り方が均一で良好な足付け処理が可能なのです。しかも空研ぎでも大丈夫なのがとても便利です(水研ぎでもOKです)。

benz221 台にセットし、よく脱脂を行ったら本塗り開始です。

benz224 今回は「グロスブラック」とのご指定ですので、ベースコートは標準的な黒の原色「MIX571」を使用しています。DUPONTで言うと「AM5」ですね。クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更でご指定を頂いております。

benz222 2コート使用の利点はやはり塗膜の耐久性で、デメリットとしては異物の混入が目立つ=塗り直しの可能性(リスク)があるという事です。白であれば黒いゴミが入ればとても目立ちますし、黒であれば白い物やメタリックなどがとても目立ちます。

対して1コートソリッドであればそれらは全く気にする必要はありません。ゴミが付いてもそのまま上から塗れてとても気楽に塗る事が出来ます。今はどうか判りませんが、ソリッドカラーとメタリックカラーで値段が違うのはそういう理由ですね(当店はソリッドカラーでも2コートが基本ですので、その点で色が違っても値段は変わらないという事です)。

benz223小物程度であればそんな小さな事は気にする程では無いのでは?と思いがちですが、逆に部品単体の状態でマジマジと見る(見られる)ので普段は見えない下側まで気を遣う必要があったりします。車のドアを外した状態で見たらこれは肌が悪い!と思っても、実際に装着すると殆ど気にならないのと一緒ですね(ドア下側の肌は新車でも余りよろしくありません)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!