ロードスター&ロータス結晶塗装 凸部面研磨塗装

road196 先日結晶塗装の本塗りを終えていたロードスターのヘッドカバーです。

こちらはアルミ素材なのでいつものように凸文字部を研磨して金属素地を露出して光らせ、さらに腐食の進行を抑制する為にクリアーを筆で塗っておきます。

lotus70 そしてこちらはロータスエリーゼ用のプラグカバーです。ロードスターのヘッドカバーと同じく凸文字部を面研しましたがこちらは樹脂素材なので黒くなるだけです。

いつもはここにシルバーを筆で塗っていましたが(勿論プラスチックプライマーも筆で)、さすがにそれを食み出ないように塗るのは大変ですし、そこまで苦労しても刷毛目が残ってしまうのはどうも気に入らない・・・。

と言う事で、今回はいつもと違う事を試してみました。

lotus29詳しくはこちらの社外記で紹介していますが、今回は凸文字の天面のみを塗る為のマスク型を作成してみました。

lotus71 ただそう上手く行く訳もありませんので、とりあえずこんな感じでそれぞれを分割して塗っていきます。まずはプラスチックプライマーを塗布します。

lotus72こんな感じでシルバー塗装完了です。

画像だと一度に塗ったような感じですが、実際は浮き上がった個所を指やピンセットで抑えながら一文字ずつ塗っていきます。食み出して良いよいにマスク型の下にはあらゆる個所にマスキングテープも貼ってあります。

lotus73 小さい文字も同じように一文字ずつ塗っていきます。Aの中の三角はスプレーガンのエアーで飛んでいったりしてしまうのでピンセットで抑えて塗っています。PやRやOも同じです。

lotus74 ここまではマスク型を使用してスプレーガンでシルバーを塗り、右側に残るLOTUSのロゴマークの内側だけは筆で塗りました。

lotus75実際はかなり時間が掛かりましたが、樹脂製パーツの凸文字としては今までで一番綺麗に仕上がったと思います。

プラモデルとかで塗装をした事がある方は判ると思いますが、メタリックカラー、特にシルバーは筆で塗っても綺麗に仕上がる筈は無いので、どうにかしてここをスプレーガンで塗りたかったのです。

また今回新たに使用したSTX原色の組み合わせも非常に良くて、塗装屋さんなら画像を見れば今までのシルバーとは違うのは判ると思います。念の為ですが素地の黒は完全隠ぺいしています(つまりは下に黒を塗らなくても十分と言う事です)。

どちらのパーツもあと数日寝かして、来週早々には完成出来る予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

インプレッササイドダクトカバー&エンブレム枠塗装承ってます

imp111 先日到着しておりました インプレッサGVBのフロントバンパーサイドダクトと、フロントグリルバッジに嵌めるカーボン製の枠です。こちらのオーナー様は以前もシフトパネルやテールランプ、HELLAホーンなどの塗装をご依頼頂いた方ですね。この度もご贔屓頂き有難うございます!

imp113imp112 カーボン製の枠はノーマルのエンブレムバッジに被せて両面テープで固定するタイプで、製品自体の素地は余りよく無いので「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を整えてからの塗装となります。

色については、こちらの枠が艶あり黒、先ほどのダクトカバーはボディ同色のオブシディアンブラックパール(カラーコード:32J)で承っています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。この度もご贔屓頂き有難うございます!

 

メルセデスGクラス リヤスムージングバッチ塗装承ってます

benz236 先日到着しておりましたメルセデスGクラス用のリヤスムージングバッジです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

素材はFRP製で、リヤのスペアタイヤを外した際、残ったボルト穴の凹み部分にこれを貼って目立たなくさせようという社外品のアイテムです。今までも何度か施工しています。

benz237 こちらが裏側で、ここに両面テープを張って車体リヤゲートに貼り付けます。穴は恐らく熱を掛けた時に内部の水蒸気が気化して膨張した時に製品が膨らまないようにしてあるのでは、と思います(場所的に水抜きでは無いですしね)。尚こちら側は塗装はしません(フチまではしっかり塗ります)。

benz238素材がFRP製品なだけに出来具合は余り宜しくありませんので、いつも通り「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」の工程で下地を整えてから塗装します。

以前の施行画像がありますのでそちらも紹介致します。

benz198この時はオブシディアンブラックで、今回は インジウムグレイメタリック(カラーコード:9963 )で承っております。尚見た目が良いのは画像を加工している訳では無く、下地処理がした上で塗装をしているからです。あのまま塗ってもこうはなりません。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!