先日到着しておりましたボールペンの胴体外装部品、真鍮製のパイプ5本です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
ご依頼内容はこちらをそれぞれ違う色で、さらにキャンディーカラー(!)で承っております。
塗色に関しては判り易くご指示を頂いておりますので、そちらをご案内させて頂きますね。
深緑:トヨタ ジェイドグリーン:6V5
黄緑:ダイハツ フレッシュグリーンメタリック:G57
水色(ターコイズ):ダイハツ スプラッシュブルーメタリック:B80
ピンク(マゼンタ):トヨタ チェリーパールクリスタルシャイン:3S7
紫:ホンダ ミスティックガーネット・パール:RP50P
となりまして、さらにそれぞれの塗色の上に透過性の塗色(キャンディーカラー)を重ねる3コートキャンディーカラーとなります。またキャンディーカラーはそれぞれの塗色にあった物として、上から「キャンディーグリーン」「キャンディーグリーン」「キャンディーブルー」「キャンディーピンク(マゼンタ)」「キャンディーパープル」の4種類を使います。
判り易いように、以前メルセデスW124のエアークリーナーボックスに施工したキャンディーブルーの時の画像を紹介致しますね。
こちらの色見本テンプレートには二種類の色板が貼ってありますが、上の方は普通の2コートメタリックで、その上に透過性の青=キャンディーブルーを塗り重ねたのが下の色板とその左にあるダースベイダーです。
もう少し判り易く、完成品の画像も紹介致しますね。
先ほどのダースベイダーの色がこちらとなります。こういった透明感のある色味はキャンディーカラー特有の色味です。
ちなみに今回はそれぞれ通常の車体色にキャンディーカラーを重ねるので、実際どういった色味になるのかは私も見当がつきません。本来であれば先日行ったS-WORKSの自転車フレームの塗装の時のように一色毎に色味の確認を行えば良いのですが、そこまでしてしまうと膨大なコストが掛かってしまいますので、今回のキャンディーカラーは味付け程度、ぶっつけ本番といった形で行う予定です。
こちらも参考までにS-WORKSの時の色確認時の画像を紹介しますね。
これは色を合わせる為の調色作業では無く、一色を決める為だけに一枚ずつ色見本を作成している所です。どれも後の本塗りで再現出来るようそれぞれの配合やコート数も記録してあります。キャンディーカラーは塗り方で色味が変わってしまうのでどうしても手間が掛かります。
ちなみに5本の内の1本にはネームが彫刻されていて、また一本だけ両端に何かしらの部品が打ち込まれて、さらに打痕がある物もありますので(奥から二番目)、その2本はサフェーサーで下地を平滑にしてからの塗装となります。その他は足付け処理とプライマー塗装のみを想定しています。素材は真鍮ですが下地処理は通常の鉄やアルミと同じで大丈夫です。
「それにしてもボールペンも塗るのか!」と思われるかも知れませが、実は前例がありますのでそちらも紹介したいと思います(長くなってすいません)。
こちらも元々金属素地からの状態で、色はBMW mini cooperのボディ色「アイスブルーソリッド」(カラーコード:YB28)で承りました。
この時は下地にプライマーのみの対応だったので継ぎ目は残っていますが、今回の内の一本にある同じような継ぎ目はサフェーサーで埋める予定ですのでフラットに仕上がる予定となります。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!