CORSAIR PCケース サイドパネルサフェ入れ

 先日ロアグリルの下塗りを行っていたコルセアのPCケースですが、今回はそのロアグリルの上に付くサイドパネルです。

 本来は一旦裏表を一緒に艶あり黒の上塗り塗装をし、その後表面だけを二度塗りと考えていたのですが、想像以上に歪が大きいので予定を変更して一旦サフェーサーを塗る事にしました。

裏側は#320で足付け処理を行います。

 既存の塗装のザラザラがかなり粗いので、裏側もダブルアクションサンダー#320→#400で研磨します。鉄板が露出している個所がありますが、後にプライマーを塗るので問題ありません。

 よく清掃し、台にセットします。

 細い糸のように見えるのは針金で、予定ではこれを吊って表側をサフェーサー塗布→裏側を艶あり黒に塗装するつもりだったのですが、数日前に痛めた腰のせいで無理な姿勢が出来なく、今回は台に置いた状態でサフェーサーのみに留める事にしました。全くの体たらくで申し訳御座いません…。

 と言う訳でサフェーサー塗布が完了です。

画像だと判りませんが、鉄板を曲げた際に歪が生じて予想以上にヨレヨレの状態です。ザラザラとした梨地の塗装だと判らないのですが、今回艶々の黒になるとそれが激しく目立ってしまう為、こちらは一旦サフェーサーで下地を整える事にしました。サイドパネルは特に目立つ部分ですしね。

週明けに強制乾燥後、今度は裏側を黒に塗ります。

ちなみにサフェーサーは2液ウレタンの為、焼かないまま上塗りを行うと激しくチヂレます。塗るのは裏側だけですが必ずサフェーサーのフチに塗料は掛かるのでチヂレは免れなく、ただしこれが半生の状態(塗った直後~今の時期だと3時間くらいまで)であればチヂレは起きないので(いわゆるウェット・オン・ウェットです)本当は裏まで塗りたかったのです。まあ致し方ありません。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。引き続きどうぞ今しばらくお待ちくださいませ!

190ベンツエンジンヘッドカバー結晶塗装 完成

 こちらもお待たせしました!メルセデスベンツ190エンジンヘッドカバーも結晶塗装の赤で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は結晶塗装では無く、半艶黒のような塗装が施されていました。

この型のヘッドカバーはマグネシウム寄りの為か、経年で素地に激しい腐食が発生し、塗装がボロボロになると言うのが定番となっています。

長期保管していると腐食してしまう為か、裏側にも塗装が施されています。これもボロボロと剥がれてくるので、表だけ処理をしてそのままエンジンに着けようとは思わないですよね。

なのでこちらのパーツはいつもお世話になっているブラスト屋さんにて、強力な直圧タイプのサンドブラストで表裏共処理して頂いています。

尚、バッフルプレートも塗装が着いていましたが、そちらは錆は出ていなく、折角の亜鉛メッキが取れるのは忍びなかったので溶剤浸け置きで剥がしておきました。ネジと一緒に同梱しておきましたので、ヘッドカバーの取り付けをお願いする整備屋さんなどにそちらも一緒に組み付けをお願いすると宜しいかと存じます。

 凸部は面研して光らせ、最後にクリアーを筆で塗っています。

 オイルキャップが着く当たり面はクリアーは塗らずそのままとなっています。

 今回はフィンと文字とがツライチでは無かったので、面研作業は結構大変でした(最初に気づかなかった私もどうかしていたのですが)。

最初に文字の方をある程度の所まで仕上げ、プレートをガムテープでマスキングしてフィンの部分を仕上げています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

コスワースヘッドカバー結晶塗装 完成

 こちらもお待たせしました!ロータスなどに採用されているコスワースエンジンのヘッドカバーも結晶塗装の赤で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々艶消しの黒っぽい塗装がされていた物を、溶剤槽に浸け置きして旧塗膜を剥離し、全体に軽くサンドブラストを行ってから塗り直しています。

 こちらは元々全体を塗り潰してあったので、今回施工した結晶塗装も同じようにプラグホール部の側面まで塗っています。と言うか穴の形も結構ガタガタなので、恐らくここに精度は要求されていないのでは、と…。

 こちらも画像だと少し青っぽく見えるのですが、実際はフェラーリのヘッドカバー同様の鮮やかな赤になっています。この場所で結晶塗装を撮影するとどうも彩度が落ちて写ってしまい、もしかしたら窓ガラスのせいかも知れないので、今度トレーシングペーパーなどを使って工夫してみようかと思っています。

 凸文字は高さが少ないので作業がし難かったのですが、良い感じに仕上がっていると思います。

 こちらも面研後、アルミ素地にはクリアーを筆塗りしています。

それでは続けて190ベンツのヘッドカバーを紹介致しますね。

ロードスターヘッドカバー 結晶塗装 完成

 大変お待たせしました!マツダロードスターのヘッドカバー、結晶塗装の赤で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

状態は比較的良かったので下地処理はリン酸処理のみで対応しています。

画像のヘッドカバー右端にボルトが一個付いていたのでそちらも元に戻しておきました。

 色は鮮やかな赤で、実物だとくすんで見えますが実際はもっと彩度が高くなります。

 今回はこちらのヘッドカバーの他に、190ベンツとコスワースエンジンのヘッドカバーも一緒にご依頼頂いておりまして、色も全て同じ鮮やかな赤で承っています。同色・同仕様であれば複数割引率が上がりますのでお得になります。

 凸文字は研磨後、アルミ素地にクリアーを筆で塗っています。クリアー自体に防錆効果はありませんが何もしないよりかは腐食の進行を遅らせる事が出来ると思います。

 プラグホール部はご希望に応じて塗らなかったり塗ったりが可能です。中古品の場合はここも汚れているので私的にはプライマーまで塗りたく、ただプラグキャップが入り難くなる恐れがあるので結晶塗装では無くつや消しの黒仕上げ(スタンドックスのベースコートのみ)としています。ホースプラグなども同様の考え方です。

他のヘッドカバーも続けて紹介しますね。少々お待ちくださいませ。

フェラーリ鍵塗装 完成

 先日本塗りを終えていたフェラーリのリモコンキーカバーです。強制乾燥硬化後、数日寝かしたので本体に組み付けます。

今回は既に電池を新品に変えられているとの事なので、そのまま組み付けて完成となります。大変お待たせしました!

最初の状態の画像も紹介しますね。

元々塗装の剥がれなどは無かったのですが、塗装欠けや全体に小傷は多い状態でした。

 エンブレムプレートを外す際に開けた穴は裏側からはアルミテープ、表側はエンブレムを貼る両面テープで塞いでいます。

 色はフェラーリ純正色のロッソコルサ(カラーコード:300)で、ページ一番上で紹介している画像では今回塗っていない部分(ゴムボタンの個所)も見えますので、今回塗った色がほぼ同じなのが判ると思います。

勿論違う色での塗装も可能で、市販されている4輪自動車の車体色であれば配合データは塗料メーカーから配布されていますから、色名とカラーコードをお知らせ頂ければ実際の色を見なくても再現が可能です。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!