BMW R1200RS Top Box & Side Cases

BMW R1200RS用のパニアケースとトップケースカバーです。どちらも土台部分から取り外した状態で届きました。

パニアケースは新品時のグレーメタリックの艶消し仕上げで、トップケースはプライマリー仕様の、やはり新品部品となります。

 裏側が汚れないよう、作業前にマスキングをしておきます。

 表面を#800で足付け処理し、台にセットします。

 傷がある場合は塗装費とは別に下地処理費が必要となりますが、新品の塗装済み品やプライマリー製品であれば塗装費のみで大丈夫です。

 ベースコートを塗り、クリアーを塗ったら本塗り完了です。

パニアケースの色はBMW Motorrad(二輪車)純正色の「ルパンブルーメタリック」(カラーコード:M25)で、これから納車される車体色の同色となります。

車体色は2トーンカラーになっていて、トップケースの方もそちらに合わせた「ライトグレイ」(カラーコード:M21)となります。

クリアーは全て高品位なタイプ「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 また今回は色見本の塗装もご用命頂きました(別途有料となります)。

 今後のカラーコーディネートに利用されたいとの事です。

 その後熱を掛けて完全硬化させ、必要に応じて磨き処理を行い、さらに数日寝かしたら完成となります。

 尚、今回はどちらも「配合データ」があった為に調色費は掛かっておりません。

四輪自動車であればほぼ全ての配合データは存在しますが、二輪車の場合は逆に配合データが無い方が多く(特に日本車は少ないです)、その場合は一から色を作製しなければなりませんので別途「調色費」が必要となります。

配合データの有無については先にお調べ致しますので、お問合せの際には「色名」と「カラーコード」をお知らせください。尚、カラーコードが判らない場合は、型式や年式、色名などを販売店や製造メーカーに問い合わせれば教えてくれると思います。

 こちらの「ライトグレイ」は一見すると白に見えますが、塗料中の40%にシルバーメタリック、30%がイエローパール、白の原色に関しては実に14%程のみとなっています。

それだけに隠ぺい力は低く、下色として若干グレー掛かった白を塗ってコート数(無用に膜厚)が増えないようにしています。

   こちらの色見本も喜んで頂けました。

色見本のご購入についてはこちらのページからどうぞ。

その後オーナー様からは車体に装着した画像を送っていただけました。

ボックスケースを車体と同色にすると一体感が増し、全体のボリュームが大きくなったのが判ります。

純正のようであり、市販には無いオリジナル仕様と言うのが良いのではないでしょうか。