塗装前に剥がしておいた傷防止のテープを貼り直しています。
大変お待たせしました！スバルWRXSTIのサイドガーニッシュの塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介しますね。
元々はメッキが施されたパーツで、STIの部分は塗らずに残し、それ以外の部分を艶消し黒に仕上げています。
本来であればメッキ素地用の下地処理を行った上で一旦パーツ全体を艶消し黒に塗装し、文字の部分を後から塗装する方法が望ましいのですが、如何せんロゴの部分はメッキ素地に透明な赤（キャンディーレッド）が盛られていると言う仕上りなので、ここを避けてベースコートの黒とつや消しクリアーを塗らなければならないのが非常に大変です。
しかも文字の部分は湾曲して窪んでいる為、マスキングテープの寸法を作成するのも非常に困難です。ノギスで寸法を測って作成と言う方法が通用しません。
なので大まかな型を作成したら実際にカットして貼り付けデータの修正と言う作業を延々行いました。本来なら以前作成したデータを使って楽に出来る予定だったのですが、うっかり無くしてしまっていたんですよね…。まあそれは旧型とは違う形だったと思って諦めています。
しかしながらさすがに全ての部分をピッタリ！と言う訳にも行かず、良く見ると髪の毛くらいの細さで既存のシルバー色をした部分も見えなくはありません。
せめてもう少し境界線がはっきりとしていれば、以前行ったロータスの樹脂製エンジンカバーの凸文字と同じように立体のマスク型を作成と言う方法も考えられたのですが、ここまで浅く小さいと難しいんですよね。多分輪郭がガタガタになってしまいます。
と言う感じで泣き言ばかりで恐縮ですが、何とか見れるようにはなったと思います（少なくとも以前よりかはレベルアップしていると思います）。
一応一緒にご依頼頂いている案件も改めて紹介させて頂きますね。
今回ご依頼頂いたのはこちらの６点で、テールランプとミラーカバーは既に先日完成していました。
テールランプは「極薄めと薄目の中間」の濃さのスモーク塗装で、他の完成画像はこちらのページでご確認頂けます。
ミラカバーはつや消しの黒で、今回完成したサイドモールと同じ塗装なので出来れば一緒に塗りたかったのですが、STIのマスキング型を作るのに予想以上に時間を費やしてしまい、別件でシフトパネルを同じく艶消し黒で塗る案件がありましたのでそちらと一緒に本塗りを行う事にしました。
それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご贔屓頂き有難う御座いました！
こちらは反対側のサイドパネルで、大きく空いた穴にはアクリルパネルが装着されてケース内部が見れるようになっています。
