NDロードスター リヤフラップ&ボールペン胴軸 サフェ入れ

 大変お待たせしておりました。NDロードスター用の社外品FRP製のリヤフラップです。

表面には白ゲルコートの層があるので、それを#180と当て板でライン出しを行い、最後に#240でペーパー目を均しておきます。

部品の裏側は車体(バンパー)に両面テープで貼り付けられる為、そこを利用して台に固定します。具体的には細い芯状に丸めたガムテープを貼付け、台となるボール紙の棒にもガムテ―プを貼り付け合体させるような感じです。

尚ガムテープは熱を掛けると粘着力が落ちますが、固定個所を部品の中心にしておけば大丈夫です。

ポリエステル系樹脂を使ったFRP部品にはプライマーの塗装は必要無い為、直接サフェーサーを塗布します。

コート毎にフラッシュオフタイムを5分程設け、合計5~6コート程塗っておきました。

 そしてこちらもお待たせしております、ボールペンの同軸部分です。

金属素地への足付け処理方法としては、ペーパーは一方向だけでは無く縦横斜め全方向無尽蔵に傷を入れるとプライマーの食い付きがよくなります。それを機械で行えるのがこのダブルアクションサンダーで、円回転の芯をずらす事で(偏芯)傷を多方向に付ける事が出来ます。

少し前に頂いたお問い合わせで、金属製のキーホルダーにメタルプライマー(?)を塗っても簡単に色が剥がれてしまうといったご相談を受けましたが、多分プライマー云々では無く素地調整(足付け処理)の問題かと思います。

ペーパーを一方向に入れるだけだとシングルアクションサンダーと変わりは無く、それではプライマーもパテも食い付きません(エポキシなら大丈夫ですが)。平面であればダブルアクションサンダーやオービタルサンダーなどを、サンダーが入らないようなイビツな形ならリン酸などの化成処理かサンドブラスト処理、また最近であれば火炎処理などを行うといった方法となります。とにかく被塗面には何かをしてあげないと塗装は密着しません。尚、密着剤はもはや論外です。

 良く脱脂処理をして台にセットし、さらに脱脂をしてエアーブローを行い、

 

 プライマーを塗布します。

また今回は(今回も)小傷があったりしましたので、念の為全体にサフェーサーも塗っておきました。

尚、テニスラケットもサフェーサーの塗布まで完了しておりまして、そちらはちょっと長くなるので後程改めて紹介させて頂きます。

いずれもお待たせしておりますがどうぞもう少々お待ちくださいませ!