アテンザフロントグリル 本塗り

 先日下塗りの足付け処理まで終わっていたマツダアテンザの純正フロントグリル&ロアグリルです。

色がグレー色なのは下塗りとしてSTANDOXの1コートソリッドを塗ってあるからで、見た目はプライマーのようですが実際は上塗り塗装と変わりありません。クリアーと同じく主剤2に対して硬化剤1で硬化します。

 最初に紹介していませんでしたが、アテンザのフロントグリル中央のエンブレム部の下に、こちらのパーツが着いています。本当は他の個所と同様に柱を立てたかった所を、金型成型の都合上別体部品になったという感じでしょうか。同じくグレーを塗ってありあす。

 良く脱脂清掃後、まずは裏から塗装します。

こちらも同様に。色はマツダ純正色のジェットブラック(カラーコード:41W)です。

表側にもベースコートを塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

クリアーを塗る時も最初は裏側を塗ってから表を塗ります。表からだけだと奥までクリアーが届かず、無理にやろうとすると手前ばかりにクリアーが乗ってしまい激しいタレが生じるからです。

また途中には柱もあるので、スプレーガンの方向は「斜め→反対の斜め→中央→逆の斜め→逆の反対の斜め→逆の中央→横→逆からの横」と、縦横無尽に、これを両方とも行います。

ただし裏を塗る時はベースコートを塗った時のようにひっくり返せない為(塗装面が台に接触してしまう為)、片手で持ち上げてその手ごとクリアーを塗ってしまう(!)と言うような塗り方です。ビニ手(=ビニール手袋)とかは普通しないので、後でガンを洗う時に一緒にシンナーで洗います。

夏の塗装作業は体力的に辛いのですが、車体を塗っていた時よりかは楽ですし、強制送気マスクとシロッコファンのお陰で去年の夏よりかは快適に作業が出来ています。

時々「塗装するのに良い時期はいつですか?」と聞かれる事があって、一昔前は「湿度の高い梅雨は避けるべき」なんて事を聞きましたが、今時エアードライヤーが無い環境で塗装している所は無いと思うので、となると作業者が快適な時期が一番だと思います。いやプロならば「いつでも大丈夫です」と答えるべきですね。ゴッホゴッホ(笑)。

この後熱を入れて強制乾燥~完全硬化させ、夏休みの間(10~15日)に寝かしておきますので、休み明けもしくはその途中に完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!