セルシオ内装部品 色確認

 大変長らくお待たせしておりましたセルシオの内装部品一式です(他にも数点あります)。作業着手しておりますのでどうぞご安心下さいませ。

上の画像にある2点の部品は色の見本としてお預かりした物で、それぞれに近い色を色見本から探します。いつも使っている内装色などの色が多いSTANDOXの色見本帳です。

 まずはグレーからで、このまま見るとこれが良いように思えたのですが、

 中性洗剤を数滴垂らした水を使って表面を濡らして見てみると色見本の方が断然色が濃くて(黒くて)全く違う色でした。やはりと言うか艶消しは難しいです。

 と言う訳でこちらの色です。この状態で見ると右のグレーの方が合っているように見えますが、やはりそちらは真っ黒になってしまい全然違う色でした。

 ちょっとこの画像だと判り難いのですが、数あるグレー系ではこの色が一番近かったので、今回はこれで色を作ってみようと思います。

 そしてベージュ(ブラウン)です。結果から言うとこの色で決定しました。

「全然違うじゃん!」と思うのですが(私もそう思います)、

水で濡らしてみると表面の白さが無くなって色味が出て来ます。念の為ですが先ほどと同じ色です。

実際の被塗物(内装部品)の方は表面にシボ模様があるので、表面がフラットな色見本とは見え方が違うという事もあり、またサイズも小さいので少々判り難く、後日実際に色を作ってもう少し確認してみようと思います。

何にしても艶消しはやはり難しく、何が正解なのかこの時点では見極めが難しいです。今回も色が出来たら艶消しと艶あり両方の色見本を作成し、今後の為にデータを残そうと思います。もうそれしかありません・・・。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RB26エンジンパーツ塗装承ってます

先日到着しておりました日産R32のタペットカバー・プラグカバー・タイミングカバー計4点です。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!

現状としては全体に点在する小傷と、タイミングベルトカバーの色が異様に黒ずんでいます。

 塗装の肌は良く無いのですが(まあこれが普通ですか)、塗膜自体の状態は悪く無いので、今回は剥離はせず、傷のある個所を軽くサンディングしてプライマーのみ(サフェーサーは無し)で行う予定です。なのでプラグカバー中央に貼ってあるアルミプレートは外さずに再利用出来る予定です(強力な両面テープで着いている為、剥がすと激しく曲って再利用は出来ません)。

色は純正の塗装がキャンディーカラーとの事でして、ただ「元の色に戻す」となると別途調色費が必要となってしまう為、今回は同じようなキャンディーカラーで、さらに鮮やかな色味の「マツダソウルレッドプレミアムメタリック」風の色で承っております。

以下の記事にその色の画像がありますので宜しければご参照下さいませ。

インプレッサWRXミラーカバー塗装 ほぼ完成

その後同色でご依頼頂いたフロントグリルの方が判り易いかも知れません↓

インプレッサWRXグリルモール塗装 完成

ベースカラーはマツダの「ソウルレッドプレミアムメタリック」で、その上に塗っているキャンディーレッドは、当店でいつもテールランプに塗っている色をそのまま使用しています。なのでマツダのソウルレッドそのままとは違うかも知れません(むしろこちらの方が鮮やかだと思います)。

また以下の施工例のRB25エンジンパーツ一式の塗装では、同じキャンディーでもこちらはブルー系で、また一部には今回採用予定のソウルレッドも使っています。宜しければご参照下さいませ。

Nissan Skyline ER34 RB25 Engine parts

 

尚、今回のオーナー様は以前ブレンボのブレーキキャリパー一式をご依頼頂いた方で、そちらも紹介させて頂きますね。一年半前くらいの案件となります。

ブレンボブレーキキャリパー塗装 完成

 

それでは作業が進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度も当店をご贔屓頂き有難う御座います!

CORSAIR用アルミ製フロントパネル サフェ入れ

 先日お預かりしておりましたCORSAIR900D用のアルミ製フロントパネルです。

ご依頼内容は裏表共「艶ありの黒」で、ただし表面は仕上がり重視での【標準コース】で、裏側はコストを抑えた【お任せコース】とそれぞれ違う仕様で承っております(前回のケース本体もそのような内容でした)。

恐らくこちらのフロントパネルはワンオフ(特注品)で、本体との接合にはスチール製のナットが埋め込まれています。

スチール製の埋め込みナットはアルミ板よりも若干飛び出ている為、シングルサンダーでツライチになるよう削り落とします。

 その後全体を#120のダブルアクションサンダーで足付け処理を行います。

 裏も同様に。

 良く脱脂清掃したらまずはプライマーを塗布します。

裏返して表面にもプライマーを塗り、さらにこちらには2液ウレタンサフェーサーを塗布します。ナット周りはアルミが歪んでいたので厚めに塗っておき、後のサフェ研ぎで平らに研ぎ出します。

参考までにこちらが前回完成してお納めした本体のケースで、今回のアルミパネルはこの手前部分に装着されるようになります。その他の完成画像は以下ページから御確認頂けますので宜しければご参照下さいませ。

CORSAIR PCケース塗装 完成

そして今回のフロントパネルのデザインはこのような内容で承っております。

二つ並んでいるのは、左側はオーナー様に作製して送って貰ったラスター画像(JPEG)で、右側が当店で作成したベクター画像です。一見すると同じように見えますが、ベクター画像は座標データで作られている為、幾ら拡大してもドットが大きくなったり輪郭が荒れたりする事はありません。塗装作業ではこのデータを使ってマスキングシートやデカールを作ります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!