マーチドアミラー土台部 本塗り

 先日サフェーサーの塗布までを行っておいたマーチのドアミラー台座部分です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させておきました。

 裏側にはクッションシートが貼られていて、これに直接マスキングテープを貼るとくっ付き過ぎて剥がす時にシートも一緒に剥がしてしまう為に注意が必要です。後はサフェの研ぎ汁が着くと非常に取れ難いのもですね。

 サフェ研ぎを終え、再びマスキングを貼り直します。

 ミラー本体が嵌る部分はマスキングをし、そのフチにある窪んだ個所は塗れるようにしておきます。

 台にセットし、本塗り準備完了です。

 窪んだ箇所はそのままだと奥まで色が届かない為、まず最初にここだけベースコートの塗装を終わらせておきます。まずはプラスチックプライマーからですね。

 その後下塗りとして隠蔽力の高い白を塗り、

 カラーベースのオレンジと、パールベースまで終わらせました。また普通のガンでは奥まで色が届かないので口径0.3mmのエアーブラシを使っています。

 養生を剥がし、再びカラーベースを全体に塗布します。

 下色となるソリッドカラーのオレンジです。

 今回ご指定頂いている色はボディ同色の「マンゴーオレンジP」(カラーコード: A30)で、先ほどのオレンジの上にこちらのパールベースを重ねる3コートカラーとなります。パールベースには主にホワイトパールと、レッドパールも入ってます。

 カラーベース→パールベース→クリアーの3コート塗装で本塗り完了です。

 パールを塗る事により、派手だったオレンジが落ち着いた感じです。

 表面が白っぽく見えるのがパールの効果です。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーを使用しています。

窪みの部分も奥まで色が届いているのが判ると思います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Nワゴン フロントグリル等外装パーツ塗装 完成

 大変お待たせしました!ホンダNワゴンのフロントグリル周りの部品とリヤガーニッシュ、合計9部品の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介致しますね。

9部品の内の7点がメッキパーツで、それぞれそれ専用の下地処理を施してから上塗り塗装を行っています。

 また今回使用した色は3色で、グレーメタリックはボディ同色の「ホンダシャイニンググレーメタリック」(カラーコード:NH880M)、

 フロントグリルの元々グレーメタリックだったフィン部分はソリッドカラーの艶あり黒で、

 フロントフォグ周りのコの字のメッキパーツと、リヤのメッキガーニッシュはフェラーリの赤「ロッソコルサ」(カラーコード:300)で塗装しています。

 クリアーは全て高品位なタイプの「クリスタルクリアー」へ変更しています。

 こちらは元々未塗装で、表面はザラザラとした梨地の状態でしたが、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を平滑にしてから上塗りを行っています。

 装着されるとこんな感じで、

 一体感が増したと思います。

 撮影はそれぞれ色毎に分けようとも思ったのですが、混ぜた状態で一緒に見た方が車体に装着した時のイメージが沸き易いかと思いわざと雑多にして撮っています。

 塗装自体はどれも「単色べた塗り」なので仕上りのコースは【お任せ仕上げコース】で、磨き処理は行っていません。どれも塗りっ放しの状態です。

 また今回はこちらの色見本キーホルダーの製作も承っていました。

色見本キーホルダーはシリコーン型に注型用ウレタン樹脂を使って作成している物で、自動車塗装のレーバーレートで換算すると販売価格の10倍くらいの費用になってしまいますが、この辺は限定品と言う事で費用を抑えてご提供させて頂いております。宜しければご検討下さいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご贔屓頂き有難う御座いました!

ブレンボキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりましたブレンボキャリパー2点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は後から塗装が施された状態で、かなりの膜厚があるように見受けられます。

ご依頼内容は、こちらを先日施工しましたトヨタ86用ブレンボキャリパーのオレンジパールと同様に、またbrembのロゴは黒の塗装で承っております。その時の完成時の記事を紹介させて頂きますね。

TOYOTA86ブレンボキャリパー塗装 完成

サンドブラストを含む下地処理についてはいつものブレーキ屋さんにて作業を行って貰う予定で、詳しくは以下のページで紹介しておりますので宜しければご確認下さいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

SUBARU Impreza Shift Panel

スバルインプレッサの純正シフトパネルです。同じ部品でもご依頼内容には幾つか種類がありますので、今回はそちらを紹介したいと思います。

通常は中央部分がシルバーに塗られていて、塗装するのはその箇所のみとし、周りのシボ模様になっている部分はそのままとします。

尚、上の画像ではオーナー様自らシルバーの塗装をペーパーで削り落としていますが、こうする必要はありません。むしろ深いペーパー目が入ると別途下地処理費が必要となってしまいますのでご注意下さいませ。

 こちらは半艶黒仕上げです。

 こちらは艶消しの黒となります。

こちらは「艶ありの黒」でご依頼頂きました。

 他にはこういった純正の状態で全体がシルバーに塗られている物もあったりして、

こちらは見本としてお預かりしたAVパネルの端に塗ってある「ガンメタリック」の近似色への塗装と言う事でご依頼を頂きました。

 全体をガンメタで、またクリアーは半艶で仕上げています(右のパネルは純正のままとなります)。

インプレッサシフトパネル塗装こちらは半艶の黒で、

こちらも半艶の黒です。

こちらは艶ありの黒となります。

 こちらはスバルでは無く日産フェアレディZのシフトパネルですが、こういった物でも、

薄いスモークとクリアーを塗装する事で、イルミネーション部の透過を残したまま艶のある仕上がりにする事も可能です。

塗装は工夫次第で違った表現にする事が可能なので、色々と想像を膨らませてお好みの仕様をご検討頂ければと思います。