ヘッドカバー凸部研磨

 先日本塗りを終えていた105系アルファロメオのヘッドカバーです。結晶塗装の二度焼きが完了しましたので凸文字部を研磨して光らせています。

範囲が広い場合はダブルアクションサンダーを使いますが、このくらいであれば最初から手研ぎ(当て板)のみで行います。エアーツールは作業が早いですが角を削り過ぎて丸くしてしまうので出来れば使わない方が良いのです。

本塗り作業委については以下記事からご覧いただけますので宜しければどうぞ。

アルファロメオヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

そしてこちらのローバーミニ用の社外品ヘッドカバーも一緒に行っています。本塗りの内容はこちらで紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。

こちらは最初だけダブルアクションサンダー#120を使い、その後は同じく手研ぎで#120→#180→#240→#320→#400と空研ぎペーパーで順番に研ぎ出し、その後さらに布状の研磨副資材#320→#800を使ってアルミ素地を光らせます。この辺は技術云々と言うよりもひたすら前のペーパー目を順序良く消して行くという地道な作業となります。

その後はアルミ素地の腐食の進行を少しでも遅らせられるようウレタンクリアーを筆で塗ります。クリアー自体には金属に対する防錆効果はありませんが(そもそも防錆顔料が入っていないから透明な訳でして)、直接空気に触れないという点では効果が無い訳ではありません。

 ちなみにこちらは以前ご依頼を頂いたフェアレディZ32の樹脂製純正インマニカバーですが、同じようにアルミ素地にクリアーを縫った状態で数年経っても大丈夫でした。

その後はさらに同じパーツを、今度はキャンディーレッドでご依頼頂くという中々の猛者ぶりでした(笑)。以下に完成画像がありますので宜しければどうぞ。

Z32インマニカバー塗装 完成

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マーチドアミラー台座部塗装 完成

 大変お待たせしました!マーチの純正ドアミラー台座部分の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介致しますね。

元々は未塗装で表面はザラザラとした梨地で、これを「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で下地を平滑にしてから上塗りを行っています。

 色は日産純正の「マンゴーオレンジP」(カラーコード:A30)で、3コート塗装となっています。

 クリアーは高品位なタイプのSTANDOX クリスタルクリアーを使用していて、こちらは艶有りの仕上げであればオプションとして変更可能です。通常使用するSTANDOXイージークリアーに比べ、高美観、耐擦り傷性、耐UV性、耐薬品性などに優れたクリアーとなっています。

 切れやすい裏側のスポンジもほぼノーダメージで残せたと思います。

ドアミラー自体は社外品を取り付けるとの事で、その周りにある溝(穴)は見えてしまうとの事でそこまで色はしっかり入れて欲しいというご希望でした。色は奥までしっかり塗れていると思いますのでどうぞご安心下さいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!