インプレッサ インマニ結晶塗装承ってます

先週到着しておりましたスバルインプレッサ22Bのアルミ製インテークマニホールドです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 インプレッサのアルミ製インマニは今までも何度か施工していますが、どれもこのように新車時の塗装がペリペリと剥がれてしまっています。これを時々「熱のせい」と思われている方も多いと思いますが実際はそうでは無く、アルミ素地に直接上塗り(この場合は結晶塗装)を行っても塗膜は密着しません。ただメラミン系などの熱硬化型塗料(いわゆる「焼き付け」と呼ばれる塗装)はそれ単体でも比較的密着性が良い為、量産品の工業塗装では金属用のプライマーを塗らないでそのまま色を塗ってしまうケースがほとんどとの事です(と職業訓練学校に時々講師として来て下さっていた金属塗装業界の権威と言う方が仰ってました)。

 インマニの根元、インジェクションが着く辺りでは腐食も見られる為、今回は軽めのサンドブラストもご用命頂きました。一応作業内容を紹介しますね。


・サンドブラスト処理(軽め)

・リン酸処理

・プライマー塗装

・つや消し黒塗装(インジェクションの嵌る箇所とネジ穴面)

・結晶塗装(鮮やかな赤)


となります。

 

同じ部品かどうか判りませんが、以前施工したインマニも紹介しますね。

色はこの時と同じく鮮やかな赤で承っています(他には日産系のドス黒い赤などがあります)。

ホースパイプが2個残っていたのでそちらは一旦取り外しておきました。塗装後に元に戻しておきます。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Computer peripherals

 パソコン用のキーボード、マウス、ペンタブレット、キーパッドです。

通常は分解した状態でしか対応が出来ませんが、仕上がりが劣る点についてご理解・ご了承を頂ければマスキングで対応出来る場合もあります。

 ただし塗装作業の特性上失敗してもやり直しと言う事は出来ませんので、その点についてはどうかご理解頂けますようお願い申し上げます。

タブレットの一部にはLEDランプがあるので、こういった箇所もマスキングで対応します。

 FILCOのロゴ部分はアルミの素地が露出している為、ここは塗装後にペーパーを掛けてアルミ素地を光らせます。

 キーパッドのランプ部や、

この辺のスイッチも全てマスキングで対応します。

ペンタブレットはセンサー部とボタンをマスキングします。

裏側も塗りません。

キーパッドも各部をマスキングします。

裏側に貼ってあった滑り止めのゴムシールは一旦剥がします。

当然ですが部品単体の状態よりも手間が掛かるので費用も大きくなります。金額を抑えたい場合は分解してからご依頼される事をお勧めします。

全てのマスキングが完了したら良く脱脂清掃をし、まずはプラスチックプライマーを塗布します。下地処理としては足付け処理を行っています。

キーボードはフチまでしっかり塗りたいので浮かした状態にセッティングします。

そして本塗り完了です。

尚今回ご指定頂ている塗色は「艶消しの白」で、通常であれば最後に艶消しクリアーを塗りますが、今回のご依頼ではその分のコストを落とすべくベースコートのみの仕様となっています。

マウスはスクロールボタンもマスキングで対応しています。

白キーボードそして完成です。

苦労した甲斐もあってマスキングで塗ったとは思えない仕上がりに出来ていると思います。

剥がしておいたゴムシートも元に戻しました。ネジも外していたので色は着いていません。

ペンタブレットも完成です。

パイロットランプもマスキングで残せました。

各製品は既存の黒い部分を上手く残す事でシンプルな2トーンカラーを表現しています。

FILCOの文字部分は塗装後に表面を削ってアルミ地を光らせています。

その後オーナー様から設置後の画像とご感想も頂きましたので紹介させて頂きます。

「帰宅後、早速設置をしてみましたので、写真を添付いたします。何だか感無量で、しばらく机の前でぼーっとしていました。

ある程度は消耗品ですので、永久にとはいかないでしょうが、世界で一つだけの作品、大切に大切に使っていきたいと思います。

この度は夢を叶えていただき、本当にありがとうございます。」

こちらこそこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!