カローラフィールダーヘッドカバー結晶塗装 本塗り

 こちらもお待たせしました!先日下準備を行っていたカローラフィールダーのヘッドカバーです。

 まずは全体にプライマーを塗布し、

 プラグカバーの内側にベースコートの黒を塗布します。今回のように新品部品であればアルミ素地のまま残す事もありますが、今回はこちらでご指定承っております。

 ベースコートの黒が乾いたらマスキングを行い、

 結晶塗装用の塗料を塗布します。塗料が入り難い個所から塗り始め、塗膜が均一になるように注意しながらしっかり塗り込みます。

 その後140℃20分程の熱を掛けると結晶目が出てきます。途中巣穴の個所などか膨れが生じたりするのでそういった個所はピンセットで穴を開けて早めに潰しておきます。

この後もう一度140℃20分(実際は温度の上昇時間も含めると40分くらい)熱を掛け、数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

NBロードスターヘッドカバー 本塗り

 先日凹み文字のマスク型を作製しておいたNBロードスターのヘッドカバーと、その上に装着される可変バルブ機構のパーツ3点、全4部品です。

マスキングを行い、いよいよ本塗りです。

 まずはプラグホールも含め全体にプライマーを塗布します。

 同じく可変バルブ機構のパーツも。

 続けてプラグホール部にベースコートの黒を塗布し、

乾いたらマスキングをします。

そして凹み文字部にベースコートのシルバーを塗布します。今回はMIX818を使いました。比較的隠ぺい力が高く金属感もあるSTANDOXの高輝度メタリックな原色です。

 同じく可変バルブ機構のパーツにもMIX818のシルバーを塗布します。クリアーは塗らないのでベースコートに直接硬化剤を数%添加しています。

 これでアルミ素地が経年で黒ずむのも防げたと思います。

 そしてシルバーが乾いたらパテで作成したマスク型を嵌め込みます。結晶塗装はタップリ塗るので隙間が塗料で埋まらないよう少し浮かせた状態にしています。

 そして本塗り完了です。ウェットに8コート程を一気に塗り重ねています。

 文字部を浮かせる事で出来た壁にスプレーのエアーはそこで吹き返され、結果谷の部分に塗料が溜まり難くなります。ちなみにハイフンの部分は浮かせが甘くて継ぎ目が埋まり気味です。

 その後140℃程の熱を20分程掛け、結晶目が出た状態です。本焼き(強制乾燥)はこの後もう一度140℃20分程掛けます。

 やはりと言うか「-」(ハイフン)の部分は埋まってしまいました(結果から言うと大丈夫でしたのでご安心下さいませ)。

本当はマスク型をピッタリと嵌め込み、塗装直後にこれらを取り外し~回収出来れば良いのですが、意外とピッタリ嵌ってしまうので簡単に取り外す事が出来ません。間違えて塗膜に触れてしまったり落としてしまうとそれこそ最初からやり直し(固まる前に溶剤槽に浸けて全部洗い流します)になってしまうので、今回はこのようにマスク型を少し浮かした状態で挑んでみました。

ある程度の修正は必要ですが良い具合に出来ていそうですので、作業進行しましたらまた改めて紹介したいと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!