ホンダクロスカブヘッドカバー 結晶塗装 完成

 こちらもお待たせしました!クロスカブ用ホンダ純正ヘッドカバーの結晶塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は新品のアルミ素地で、現状は綺麗なのですが鋳造製品の為に表面は未処理の状態で、この後アルミが酸化して輝きが無くなり、そしてブツブツとした腐食が発生していきます。

 塗装の主要な目的としては「美観」「保護」「識別」の三つで、今回の場合だと前者の二つがメインとなりますが、カブの場合はヘッドカバーが剥き出しなので遠目から見た時にこの映えた赤が目立って見つけやすい!と言う点を入れると全てに当て嵌まるかも知れません(少々強引ですか。笑)。

 色は「鮮やかな赤」となっております。

 小さい物だとどうしても「塗り過ぎる」と言う傾向にある為、今回レヴォーグの樹脂製インマニと一緒に塗装していますが、こちらはシンナーの希釈率を上げて多少薄膜になるよう調整しています。

 被塗物が小さいと一見楽そうに見えますが、その分どうしても粗が目立つので思っている以上に気を遣っています。念の為ですが各画像は縮小以外修正はしていません。

アルミ素地を削り出して光らせたHONDAの文字には、腐食の進行を遅らせられるようクリアーを筆で塗っています。こちらはサービスとなりますので、結晶塗装凸部研磨をご依頼の際には是非ご利用下さいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

日産L型ヘッドカバー結晶塗装 完成

 大変お待たせしました!日産L型六気筒エンジン用ヘッドカバーの結晶塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はサンドブラスト処理された未塗装品で、全体に腐食防止の油が塗ってあったのでそれらをアルカリ洗浄液の浸け置きで除去し、リン酸処理→プライマー塗装を行った上で結晶塗装を行っています。

 上面の凸部は研磨してアルミ地を光らせ、腐食の進行を遅らせる為にクリアーを筆で塗ってあります。

 色はグレーシルバーとなります。

 逆光だと黒さが強く見えますが、光にあたるとシルバーの明るさが出ているのが判ると思います。

 念の為ですが、黒と白を混ぜただけでこういった色にはなりません。

 時々明らかに塗装の業者さんと思われる方から問い合わせがあるのですが、当店は塗料の製造などはしておらず、普通に売っている物を使って塗装しているだけです。詳しくはオートサプライヤー等の塗料販売店さんにご相談下さい。

凸部の研磨は、極力角が丸まらないようエアーツールの多用は控えるようにしています(サンダー系を使うとではどうしても角が低くなって丸味が強くなってしまいます)。

 凸部を研磨する際、行き止まりの個所は非常にやり難いのですが、ヘラ等を使ってネチネチとした研ぎ作業を繰り返す事で違和感の無い仕上りに出来ていると思います。

 それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!