SUBARU XVテールランプ スモーク塗装本塗り

 こちらもお待たせしました!スバルXVの純正テールランプも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

 スモーク濃度は「極薄目と薄目の中間」で承っておりまして、画像にある以前施工した同型のテールランプはこれよりも半段階濃い「薄目」の設定なので、これより少し薄くなるように調整しています。

 また一応、以前同濃度で施工したロードスターテールランプの画像も参考にしています。

 スモーク濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

今回のターンは全て高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で承っております。高美観、耐擦り傷性、耐UV性、耐薬品性などに優れたクリアーで、艶ありの仕様であればオプションでこちらに変更可能です。宜しければどうぞご検討くださいませ。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMWサイドマーカー 本塗り

 こちらもお待たせしました!BMWの純正サイドマーカーも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

このサイドマーカーはフチに1ミリくらいの幅で白いゴムが溶着されていますので、そこはマスキングをして対応します。

 プラスチックプライマー塗布後、先程紹介したチェイサーのコーナーレンズと同様に、最初はイエロー寄りのオレンジキャンディーから塗り始めます。

 その後丁度良いオレンジの色味になったら、最後にクリアーを塗ってフチに貼ったマスキングテープを剥がします。貼ったそのままにしてクリアーが固まってしまうと、マスキングの際の仕上りがガタガタになったり、テープが上手く剥がせなくカッターの刃を入れないといけなくなったりと、無用なリスクが増えてしまいます。

私が塗装を始めた当時は、今よりも業界全体が仕上りに対して緩い感じで、テールランプなども着けたまま塗装するなんて事をディーラーの内製工場で普通にやっていました(通常テールランプを着けたまま塗るなんて事はあり得ません)。

ガラスなどはさらに脱着が面倒なので着けたまま塗るケースが多く、ウェザーストリップ(フチのゴム)はブツ切りのマスキングで、塗った後もそのまま強制乾燥→クリアーが固まって見切りがガタガタになる!なんて事が日常茶飯事でした。マスキングテープが綺麗に剥がれない場合はカッターを入れるなんて事も普通で、私的にどうなのかと思っていましたが、その後登場したアメリカ人の上司が非常に細かい方で、「塗装部位に着いている物は全て外してから塗れ!」と言う事で色々改善されました。

当時の現場は大混乱になりましたが(塗装屋としては有難かったのですが、部品の脱着をする板金屋さんは非常に怒っていました)、その時のお陰で今の基礎が出来たのだと感謝しております。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

日産サイドマーカー 本塗り

 こちらもお待たせしました!日産純正のサイドマーカーも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

シリコンオフを使って十分に脱脂した後、プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

 先程紹介したチェイサーコーナーレンズと同様、最初は赤味の少ないオレンジキャンディーから始めます。画像だとイエローにしか見えませんが、赤味は少なくても強く影響される為、この状態で塗り重ねていっても一応はオレンジ色になります。

 先程の状態で3コート程塗り重ね、足りない赤味をその後調整して2コートを塗り重ね、塗膜構成は「ベースコート5回(オレンジ)+クリアー2回」の合計7コートとなっています。

実はトップコートのクリアーに直接オレンジを入れればたった2コートの塗装で終了するのですが、それだとフチなど表面張力でクリアーの厚みが付く箇所の色が濃くなったり、微妙な調整が出来ないので思ったような仕上がりにならなかったりします。

【お任せコース】の場合は色味の調整は行わないのでここまで気を遣う必要は無いのですが(その部費用を下げています)、今回は一部で色味の調整を行う【標準コース】でのご指定があったので他も同様に行っているという訳です。

それではこちらも完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どれも完成は来週半ば辺りを予定しております。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

チェイサーコーナーレンズ 本塗り

 こちらもお待たせ致しました。透過性の橙=オレンジキャンディーの塗装で御依頼頂いておりますチェイサー用のフロントコーナーレンズです。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

 ウィンカー用のオレンジは、「キャンディーイエロー」と「キャンディーオレンジ」を「5:1」に混ぜた物を使っていますが、前回行った時にちょっと赤味(オレンジ)が強いと感じたので、今回はもう少しイエローを増やしてスタートしました。

 オレンジの具合が自然な感じになったらクリアーを塗って本塗り完了です。

社外品の製品は反射板が派手な傾向にありますが、そこに色やスモークを塗ると丁度良い具合に格好良くなります。

それではこちらも完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

カリーナテールランプ レッド部本塗り

 こちらのカリーナテールランプはレッドとオレンジのレンズどちらも塗装しますが、一緒に塗るのは少々危険なのでまず最初に赤いレンズ部分から本塗り(下塗り)を行います。

 赤いレンズ部分以外をマスキングし、プラスチックプライマー塗布後、赤が褪色して薄くなった方(手前の左テール)に透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

尚、本来は「キャンディーレッド」と呼ぶのが普通ですが、下地にシルバーを塗らないレンズ塗装の場合は区別が付くように逆にしています。ですのでマイクを塗装する場合などは「キャンディーレッド」と記載しています。

 左右の濃さ(明度・彩度)を合わせ、さらに色味(色相)が揃うよう両方ともにレッドキャンディーを塗布します。どちらが薄かったのかは判らなく出来ていると思います。

 マスキングを剥がしました。

尚、オレンジレンズは手前の右テールランプの方が薄くなっています。元々艶が引けてしまった方のレンズですね。

このまま赤く塗った部分をマスキングしてオレンジを塗れない事も無いのですが、透過性の塗装はムラ・ダマを抑えたり、今回のように濃度の微調整を行う為にコート数を多く重ねていて、またベースコート中に硬化剤も入れているので(STANDOXは通常これは必要ありません)、そうなるとマスキングテープの糊の痕が残ってしまう恐れがあるので避けています。

また今回はレンズ自体に傷が多いという事もあって、一度クリアーを塗ればそれがサフェーサー代わりの下地になる事を期待しています。

 クリアーレンズ部とオレンジレンズ部にプラスチックプライマーを塗り、全体にクリアーを塗って本塗り(下塗り)完了です。

 肌が悪いですがこれはわざとで、クリアーを塗り過ぎてレンズ部の文字が埋まってしまうのを避ける為です。どの道この後研磨して塗り直すので肌は問題ありません。

塗ったばかりなので細かい傷は見えませんが、これが熱を掛けて完全硬化した後にペーパー目のような傷が色々出て来ます。また画像にあるような深い傷にはクリアーを筆挿しして盛っておき、硬化後に平らに削っておけば次回の本塗りでは綺麗に仕上がります。

こちらはまだもう少し時間が掛かりますが、作業進行しましたらまた紹介させて頂きますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!