メガネフレーム 下準備

 先日よりお預りしておりました、アイアンマンカラーでの塗装をご依頼を頂いているnoegoの眼鏡フレームです。

色については以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2018/03/02/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E7%A2%BA%E8%AA%8D/

 現状焦げ茶色の部分をキャンディーレッドに、オレンジの部分をゴールドでの2トーンカラーで承っておりまして、ただ塗装屋さんなら判ると思いますが、どんなに細いマスキングテープを使ってもアールの内側を綺麗に貼るのは難しいので、これの形に合わせたマスキングシートを作製する事にしました(まあ最初から想定と言うか覚悟はしていました)。

 フレームにマスキングテープを貼り、鉛筆の芯を使い、石刷りのようにして塗り分け箇所の輪郭を転写します。

 輪郭線が描かれたマスキングテープを紙に貼り、スキャナーでPCに読み込みます。

 Illustrator(ベクトルデータを作製するソフト)を使い、読み込んだマスキングテープの輪郭線をなぞります。

ただしこの時点ではそんなに正確には出来ないので、

 その後はカッティングプロッターを使って実際にカットし、現物に貼ってはデータを修正してを繰り返します。

 データの修正を20回くらい繰り返して一つのマスキングシートを作り、今度はそのデータを反転して逆側に合わせます。ちなみに左右で微妙に形が違ったので逆側も修正を行いました。

ツルについてはアールが緩いのでこちらは普通のマスキングテープで対応しようと思います。

マスキング用のシートが出来たので、次のサンドブラスト処理の準備を行います。ネジがM1.4とかなり小さいので、サンドブラストが当たらないよう汎用のネジを取り付けておきます。

フレームの中央(恐らくレンズを挟み込んで固定する為のネジ)は元々赤く塗られてしまっているので、こちらも挿した状態でサンドブラスト処理を行い、本塗りの時も一緒に行おうと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!