納期と作業状況・新規お受付について

 画像は先日サフェ研ぎを終わらせていたPanasonicのクロモリフレーム&フォークで、現状は既にプライマーが塗られた状態ですのでどうぞご安心下さいませ。

 サフェ研ぎの際に角などは素地の金属が露出してしまっている個所もあるので、そういった部位には本塗り前にプライマーを塗布します。

本当は後日、本塗り時の記事で一緒に紹介しようと思っていましたが、それにはもう少しお時間が掛かりそうなので、先に現在の状況だけ紹介をさせて頂きました。

ちょっと判り難いのですが、画像手前のフォークはプライマーが塗られた状態で、奥のフレームはサフェーサーの状態です。手前のプライマーを塗ったフォークが少しだけグレーなのが判るかと思います。

この時点でプライマーを塗るのは金属が露出した個所のみで構わないのですが、既存の塗膜の上に塗っても特に問題は無いので、最後の1コートはフレーム全体に塗ってしまっています。「特に問題が無い」と言うのは、時々プライマーをサフェーサーと勘違いをしてしまい、厚く塗り過ぎて何かしらの問題が起こり、塗料メーカーにクレームを言う方が居るとの事なので、メーカーの方もマニュアル上で「駄目ですよ」と言うようになってしまった、との事です(デモマン談)。

 

そして現在の作業進行状況と、新規のお受付・納期についてですが、現在全体的に作業が遅れている状況です。原因は作業に時間を掛け過ぎているだけで、特に何か問題が起きていると言う訳ではありませんのでご安心下さい。

テールランプ関係については、次回の本塗りターンの作業がそろそろ着手出来ますので、こちらはもう直ぐとなります。お待たせして申し訳御座いません。尚、テールランプ関係の新規ご依頼の納期は二か月くらいが目安となっております。

自転車フレーム関係については、今ご相談を頂いても一年以上はお受付が出来ないと思います。既に次の案件のご相談・ご検討頂いている事案がありまして、自転車は一台ずつの作業としておりますのでどうしても長くなってしまいます。申し訳御座いません。

バイクのカウルオールペンなども同様で、大物案件(サイズが大きかったり数が多かったり内容がとても複雑な作業)については、現在お預りしておりますBMW K1200のカウル一式が終わらなければお受付は出来ませんのでご了承くださいませ。新規のお受付は来年以降になるかと思います。

また小さい物でも、内容が複雑だったり、下地処理に時間が掛かりそうな案件については二ヵ月~三ヶ月程、作業が簡単そうでも分解作業が伴う案件については同様となります。

比較的早く出来る物としては、下地処理やマスキングなどの作業が必要無い物で(新品・塗装済み品など)、単に塗るだけ=「単色べた塗り」と言う事であれば一か月半~二か月くらいで対応可能です。

また通常は「納期指定」のオプション(有料)で納期の短縮に対応しておりますが、現在は一部のマイク(SHUREやSENNHEISERの有線タイプ)のみとなっております。ただしロゴの作成や複雑な作業については、やはりこちらも納期の短縮は難しくなります。申し訳御座いません。

ブレーキキャリパーについては、下地処理はブレーキ屋さんが協力して頂けるという事もあって通常通り一か月半~二か月くらいで対応可能ですが、こちらはブラストを掛けると錆が発生すると言う事もあって1セットずつでの作業となっておりますから、作業が重なると長くなってしまう事があります。本日AMGのキャリパーが完成出来ましたので、現在お預りしておりますRX-7のリヤキャリパーは近々作業着手出来ますからどうぞご安心下さいませ。こちらもお待たせして申し訳御座いません。

不都合・ご迷惑をお掛けして申し訳御座いませんが、何卒ご理解、ご了承の程を宜しくお願い致します。

レガシィテールランプ(from北海道)レッド&スモーク塗装承ってます

先日到着しておりましたレガシィツーリングワゴンの社外品テールランプです。 この度のご依頼、誠に有難う御座います!

尚、現在同じレガシィワゴンテールランプの御依頼が重なってしまいましたので、タイトルでそれぞれが判るようにしております。何卒ご了承くださいませ。

 ご依頼内容はちょっと複雑で、マスキングテープで囲われた内側のウィンカー部分以外を透過性の赤=レッドキャンディー塗装で、最後にウィンカー部分も含めて「極薄目」のスモーク塗装(おまけスモーク)で承っております。

 判り易いようマスキングテープを仮貼りしました。

左のテールランプの黄色くなっている部分が「クリアー抜き」として、それ以外のクリアーレンズ部分はレンズ下側と同様に透過性の赤に、またそれぞれの色(色相)を併せる為、最後の1~2コートは一緒にレッドキャンディーも塗装し、さらに黄色いマスキングテープが貼られたウィンカー部分も含めレンズ全体を「極薄目」のスモークに塗ります。クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

少々面倒なのは、元々赤いレンズの上にさらに赤を塗り重ねるとそこだけ色が濃くなってしまう事で、最初の3~4コートはクリアーレンズ部分だけを狙い打つ為にフチの赤い部分もマスキングしなければならない事です。直線だけならそんなに手間は無いのですが、境界線に沿って曲線をマスキングするのは(しかもレンズ面に触れないようにして作業をする事は)中々骨の折れる作業なのです。

ちなみに最初に使っていたキャンディーレッドの塗料は塗り重ねていてもそんなに影響は無かったのですが、二回目、三回目(現在)に変更したキャンディーレッドは耐候性が良くなった分、塗り重ねると色が濃くなって行くと言う傾向にあり、今回のような場合には注意が必要なのです。

現在テールランプの塗装に使用しているキャンディーレッドの塗料については、以下の記事にて紹介・検証していますので宜しければご参照くださいませ。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2017/10/13/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89-%E6%96%B0%E8%89%B2%E7%A2%BA%E8%AA%8D/

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

レガシィテールランプ(from新潟)スモーク塗装承ってます

 先日到着しておりましたレガシィツーリングワゴンBP5型の純正テールランプ(輸出仕様)とハイマウントストップランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現在同じレガシィワゴンテールランプの御依頼が重なってしまいましたので、タイトルでそれぞれが判るようにしております。何卒ご了承くださいませ。

 こちらの御依頼はスモーク塗装のべた塗りで、スモークの濃さについては、上の画像の下段にある社外品テールランプを参考にと一緒にお預りしました。

 今回御依頼頂いているスモークの濃度は、こちらの「社外品テールランプのスモークより少し濃くなる程度」で承っております。

またこちらのハイマウントストップランプもテールランプと同様の濃さでご指定を頂いております。またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

レンズ関係の塗装はお待たせしておりましたが、こちらで数が揃いましたので、タイミングが来ましたら順次作業着手していきたいと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

インプレッサ内装部品塗装承ってます

 先日到着しておりましたスバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装パーツ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容は艶ありの黒(ピアノブラック)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

 リヤドアインナーハンドルパネルについては、パッと見は梨地のような感じなのですが、こちらはわざとザラザラするような感じの艶消しで黒メタリックが塗られています。

その理由としては、

 普通に見ると判らないのですが、パネルの表面には凸凹とした跡があります。

梨地や艶消しの状態だとこれらは殆ど判らないのですが、今回のように艶あり(しかも黒)でご依頼を頂いた場合、そのまま塗るとこれがが目立って非常に残念な仕上りになります。

先程の凸凹の原因は裏側にある骨のせいで、部品を成型する時に素材を高温にした際、体積が大きい部分は冷えた時にその分伸縮するのも大きいので、表側を引っ張って凹ませてしまうのだと思われます。現在お預りしているランエボXのヘッドカバーと同じですね。ですのでこちらは「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で素地を平滑にしてからの上塗りとします。

ちなみに今回のこちらのオーナー様ですが、当店施工例のページにある、レガシィの内装パーツ一式の塗装例を見つけて頂き今回の御依頼に至ったとの事です。有り難い限りです。ちょっとそちらも紹介をさせて頂きますね。

SUBARU LEGACY Interior parts

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

W211 E63 AMGブレンボキャリパー塗装 完成

 大変お待たせしました!メルセデスベンツW211 E63 AMGのブレンボキャリパーとブラケット・取り付けボルトの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々シルバーで、AMGのロゴはストレートのタイプだった物を、

 ブレンボ純正の赤の近似色で塗装し、AMGのロゴはカーブタイプに変更しています。

 キャリパー取り付けボルトはブラケットと共締めの為、外した状態で頭だけ塗装をしました。ブラケットの艶消し黒はクリアーを塗らない【激安コース】の仕様となります。

カーブタイプのAMGロゴは今回初めてだった為、データから作成して対応をしました。次回からデータ作成費は必要ありません。

 フロントのAMGロゴは少しカーブがきつく、

 リヤは緩やかなカーブになっています。今回はフロントとリヤで別々のロゴデータを作製しました。

 車体にボルトで固定する個所は塗膜の厚みを薄くする為、プライマー塗装後にベースコートの黒を薄膜に、赤&クリアー塗装時にはマスキングをして仕上げています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!