先日サンドブラスト処理~サフェーサー塗装までを行っていたカワサキ Z1のライトケースとスピードメーターギアケースです。ライトケースはスポット溶接で凹んだ部分が鋭角で目立つので、パテを塗って緩やかになるようにしておきました。
水研ぎ#600で微妙なラインを形成し、#800でペーパー目を均します。最後は石の当たりが柔らかい、#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)でさらにペーパー目を均します。
今回は半艶クリアー仕上げで磨き処理が出来ない為、極力ゴミが付かないよう立てた状態で塗る事にしました。
サフェ研ぎの際に下地が露出した部分に、スポット的にプライマーを塗布します。
ちょっと判り難いのですが、新しく貼り直した黄色いマスキングテープにプライマーのグレー色が着いているのが判ると思います。
ベースコートにはいつもの黒(STANDOX原色MIX571)を塗り、半艶仕様のクリアーを塗って本塗り完了です。
艶消し、半艶仕様は垂れたら修正が出来ない為、いつもの(艶ありの)70%程度の塗り込みとしています(艶が消えると肌目は殆ど目立たないので美観上は問題無いかと思います)。
ただしドライコートにすると傷や汚れが付き易くなる為、基本は艶ありと同様にウェットコートで塗り込みます。
画像はまだ塗ったばかりの状態で、ここから数時間掛けて徐々に艶が消えていきます。完全に艶の進行が止まったら(半日以上置いたら)いつものように60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!