先日お預りしておりましたシビック用のホンダ純正メッキエンブレムです。
このままウェットオンウェットで上塗り(本塗り)まで行う事も可能ですが、プライマーとサフェーサーの塗装で塗り肌が出来てしまっている為、一旦ここで熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、全体を研いで肌を平滑にした上で改めて本塗りを行うようにします。
裏側はグロメットで固定されるピン部分のみマスキングをし、プライマー、サフェーサー共に裏まで回り込むように塗っています。
こちらは先日届いたばかりのアルファロメオのシフトパネルで、タイミングとしては少し早いのですが、一緒にサフェーサーを塗りたかったので並行して作業をしています。
元々塗装は剥がされていましたが、成型時のウネリがありそうだったのでダブルアクションサンダー#180で研磨しておきました。
台にセットし、こちらはプラスチック用のプライマーを塗布します。
樹脂部品はその成型方法からして、各面はフチが盛り上がり、真ん中が凹むという形状になっています。これはホンダのメッキエンブレムも同様で、一見すると平らに見えるラインも、実際には「 】 」みたいな形になっていて、気にしないでそのまま研ぐと角だけ下地が露出してしまいます。
対応策としては、コシの強い水研ぎペーパーでは無く、布製の研磨副資材(アシレックス)などを使うのですが、最初からそれを使うとサフェーサーの塗り肌が残ってしまうので、ケースバイケースで使い分けるようにしています。
それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!