Computer peripherals

 パソコン用のキーボード、マウス、ペンタブレット、キーパッドです。

通常は分解した状態でしか対応が出来ませんが、仕上がりが劣る点についてご理解・ご了承を頂ければマスキングで対応出来る場合もあります。

 ただし塗装作業の特性上失敗してもやり直しと言う事は出来ませんので、その点についてはどうかご理解頂けますようお願い申し上げます。

タブレットの一部にはLEDランプがあるので、こういった箇所もマスキングで対応します。

 FILCOのロゴ部分はアルミの素地が露出している為、ここは塗装後にペーパーを掛けてアルミ素地を光らせます。

 キーパッドのランプ部や、

この辺のスイッチも全てマスキングで対応します。

ペンタブレットはセンサー部とボタンをマスキングします。

裏側も塗りません。

キーパッドも各部をマスキングします。

裏側に貼ってあった滑り止めのゴムシールは一旦剥がします。

当然ですが部品単体の状態よりも手間が掛かるので費用も大きくなります。金額を抑えたい場合は分解してからご依頼される事をお勧めします。

全てのマスキングが完了したら良く脱脂清掃をし、まずはプラスチックプライマーを塗布します。下地処理としては足付け処理を行っています。

キーボードはフチまでしっかり塗りたいので浮かした状態にセッティングします。

そして本塗り完了です。

尚今回ご指定頂ている塗色は「艶消しの白」で、通常であれば最後に艶消しクリアーを塗りますが、今回のご依頼ではその分のコストを落とすべくベースコートのみの仕様となっています。

マウスはスクロールボタンもマスキングで対応しています。

白キーボードそして完成です。

苦労した甲斐もあってマスキングで塗ったとは思えない仕上がりに出来ていると思います。

剥がしておいたゴムシートも元に戻しました。ネジも外していたので色は着いていません。

ペンタブレットも完成です。

パイロットランプもマスキングで残せました。

各製品は既存の黒い部分を上手く残す事でシンプルな2トーンカラーを表現しています。

FILCOの文字部分は塗装後に表面を削ってアルミ地を光らせています。

その後オーナー様から設置後の画像とご感想も頂きましたので紹介させて頂きます。

「帰宅後、早速設置をしてみましたので、写真を添付いたします。何だか感無量で、しばらく机の前でぼーっとしていました。

ある程度は消耗品ですので、永久にとはいかないでしょうが、世界で一つだけの作品、大切に大切に使っていきたいと思います。

この度は夢を叶えていただき、本当にありがとうございます。」

こちらこそこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!

CORSAIR900D PCケースフロントパネル塗装 完成

大変お待たせしました!CORSAIR900D用のワンオフアルミ製フロントパネルの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はこういったアルミ板の状態で、

PCケース本体と固定する為のナットが4ヵ所打ち込まれていました。

ナットの跡は多少なり残ると思っていましたが(段差と言う訳では無く合わせ部が歪むため)、今の所は全く判らない状態になっていますのでどうぞご安心下さいませ。

ロゴはベクトルデータから作成していて、「CTYPTON」の方は白の塗装で、その下の小さい文字はドライプリント&デカールで仕上げています。

そして裏側です。

裏面はサフェーサーは塗らず、プライマーだけ塗ってそのまま上塗りをしている為、表に比べると艶は若干引けたような仕上りになっています。

吊った状態で裏表を一緒に塗る事も出来ますが、今回は「表側の仕上りを重視」と言う事でそちらを【標準コース】、裏側は【お任せコース】といった仕様になっています。クリアーはどちらも高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

表側は全面ポリッシュ(磨き処理)を行っています。

真っすぐの状態で撮りたかったので立ててみました。

ロゴに使った赤はフェラーリの「ロッソスクーデリア「(カラーコード:323)で、黒地に埋もれない鮮やかな赤になっています。

一応色の参考にとプラモデルを購入していたりして、付属のデカールに同じロゴがあったのですが、このような感じなので余り参考にはなりませんでした…。

ちなみに今回ご依頼頂いたフロントパネルが装着される本体は以下のパソコンケースとなります。

CORSAIR PCケース塗装 完成

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店を御利用頂き誠に有難う御座いました!

CORSAIR900D フロントパネル 磨き処理

先日本塗りを終えていたCORSAIR900D用のアルミ製フロントパネルです。

塗り分けした個所の段差を均すのと、塗装面についたゴミを磨き処理で取り除きます。

ちなみに【お任せ仕上げコース】ではコストを下げる為にこの磨き作業を省いておりますのでご了承下さいませ(そちらのページでもご案内しております)。

工程としては、最初に#1500と当て板で凸部を平滑に研ぎ、その後#2000→#3000相当でペーパー目を均します。

その後はポリッシャーを使っての磨き作業で、最初は粗い目のコンパウンドと切削性の良いバフ(ウールバフ)を使ってペーパー目を消し、その後徐々に目を細かくしてバフも柔らかい物に替えて少しずつ傷の目を細かくしていきます(傷は無くなる事はありません。如何に人間の目に見えなくするかと言う事です)。

私の磨きのシステムについては以下のページで紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。これが正解と言う訳では無く、単に私の好みと言う内容で、意識していた訳では無いのですがいつの間にか全部3M製品になっていました。

各テールランプ塗装 磨き処理

 

上の画像は一番粗い目のコンパウンド(3Mウルトラカットエクストラ。今は多分廃盤でダイナマイトカットに該当すると思います)で磨き終わった時点で、画像だと綺麗に見えますが実際は傷だらけです。耐擦り傷性能の高いクリアーはその分磨きも大変なのでかなり粗い目のコンパウンドから始めないといつまで経ってもペーパー目が取れません。

昔「フッ素クリアー」なる物が登場し、巷の塗装屋さんは「硬くて磨けねぇ」みたいな話が出ましたが、それは当時の国産クリアーと比べたからであって、元々塗装ブースありきの塗装で激しい磨き処理を想定していない外資系のクリアーからすると、何のことだか判りませんでした。

昔の日本で行われていた自動車塗装はそれ専門の工場と言う訳では無く、自動車整備工場の片隅で「間借り」としておまけ程度に行われていたという事で、本格的な上下圧送の塗装ブースで塗る事などは想定していませんでした。露店吹きか、せいぜいビニールブースと言う環境だったようです。

それ故にクリアーの速乾性&その後の作業性(磨き)が重要視され、塗り肌云々と言うのは余り気にしなかったみたいです。それ以前にクリアーを塗った時にベースコートが溶けてメタリックが動いてしまう「戻りムラ」を起こさない為、クリアーはパラ吹き=ドライコートが基本と言う時代でしたしね(普通今はそんな事はしません)。

ちなみにウレタン(ポリウレタン)塗料については、日本はドイツより20~30年後発となっていて、それ故に未だその差が縮められないのでは、と思ってます。まあでも日本にはJAPAN(=天然樹脂=漆とか漆器の事)がありますけどね。

その後徐々にコンパウンドの目を細かくし、またポリッシャーのパッドもスポンジバフの目の細かい物に替えていきます。最終はオーロラマークを消すためにダブルアクション(ギアーアクション)にします。ワックスの類は使いません。

 

この後数日寝かしたら撮影をし、梱包したら完成となります。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

CORSAIR900D フロントパネル 本塗り

CORSAIR900D用のアルミ製フロントパネルです。昨日から作業着手しておりまして、無事本塗り完了致しました。

 

まずは「01」「Hatsune Miku」のロゴとなる色を塗ります。ピンクは下塗りで、この後近似色として選んだフェラーリの「ロッソスクーデリア」(カラーコード:323)を塗ります。

 

赤が完全隠ぺいして十分に乾燥させてテープフリーな状態になったらマスキングシートを貼ります。

ロゴの位置は上から75mmで、この場合メジャーで測る訳では無く、それぞれ幅の違うマスキングテープを貼って距離と平行を維持しながら位置を決めていきます。具体的には50ミリと15ミリのマスキングテープに、シートの余白を10ミリ取って合計75ミリと言う訳です。

 

まずはロゴの周りを避けて黒を(黒で)完全隠ぺいさせます(します)。


その後ロゴの周りは極力膜厚をつけないようにして黒を塗ります。

黒は隠蔽力が強いのでウェットで1コート塗れば隠蔽しますが、普通1コートでは終わらせませんよね。2コートでも不安なので大抵は2.5コート(=2コート目に続けて3コート目をセミウェットで行った場合の事)ないし3コート塗ると思います。

ただそれだとロゴの所で段差が付きすぎる為、そこだけ最低限の膜厚で済むよう別工程で慎重に塗るという訳です。イメージとしてはロゴ周りだけ1.5コートといった感じですかね。

マスキングを剥がしました。

 

そして下側のCRYPTONのロゴです。こちらは先程の赤とは逆にメス型のマスキングシートを使って塗装します。

 

こういった場合の塗装では完全隠ぺいはしていなく(させていなく)、ただそれ故に薄膜で仕上げているので細かい所もシャープに塗れる訳です。これがサイズが大きくなるとムラムラになってしまうので先ほどのような「01」には使えないのです。下色に使った白(今回はピンク)も断面から見えてしまいますしね。

 

と言うのも、実はデカールも白の2回擦りでは下地が透けてしまっている所があって、本当は三回重ねて印刷したい所ですが、そうすると極端に強度が落ちてしまうので2回に留めています。

画像は色合わせの為で、PRO_Fitのデカールを色板に貼って白の色味を確認し、それに合わせて塗料を選んでいます。

 

白は下塗りにいつものVWキャンディーホワイトを塗り、その上に原色の白(MIX570)を塗っています。

そして場所を二階に移します。

 

予め用意しておいたデカールを木工用ボンドを溶かした水に入れて台紙を剥がし、

所定の位置に貼り付けます。

 

水道水のミネラルのように接着剤の跡が残っていますが、これはクリアーを塗れば消えるので全く気にしなくて大丈夫です。

ここで十分に乾燥時間を設け、

再び工場一階に戻りました。

 

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。大変お待たせしました!

 

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーです。

 

デカールを貼った箇所と塗り分けて段差がある部分は後の磨き処理で平滑に研ぐので、クリアーはいつもより多めに4コート塗ってあります。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

CORSAIR900D フロントパネル 塗装前準備

先日裏側の塗装した個所をマスキングしておいたCORSAIR900D用のアルミパネルです。予め作成しておいたデータからロゴを印刷し、イメージイラストを基に位置を確認します。
万事OKでしたのでマスキングシートを作成しました。


が! ロゴの一部の文字が小さ過ぎる為にカット出来ず、こちらはデカールで作る事にしました(まあデータを作っている時点で判ってはいたのですが)。

 

ちょっと判り難いのですが、デカール専用にに白で印刷しています。

一度刷りだと透けてしまうので、下に特色ホワイトを印刷してからベースホワイトと二種類の白を印刷しています。また仕上げにコーティングもしています(そう言うインクがあるのです)。

 

ちなみに「だったら上のCRYPYONもデカールにすれば」と思うかも知れませんが、インクリボンの特性上どうしてもインクが重なった線が見えてしまうのが嫌でここは塗装で行こうと思っています。

ドライプリンターを使ったデカールへの印刷は以下の記事が判り易いかと思います。白を印刷した記事のリンクも入ってます。

1/43ポルシェミニカー用 デカール作成

 

そして「01」とその下の「HatsuneMiku」の赤ですが、こちらは手前にある色見本から近い物を選ぶ事にしまして、この状態だと一番左のブレンボキャリパーに採用している赤が良いと思ったのですが、


周りを暗くしてディスプレイ上で赤を見てみると、先ほどの状況よりも発色(と言うかまさに発光)が強く感じられる為、bremboの赤よりも彩度・明度の高い「フェラーリロッソスクーデリア」(カラーコード:323)にする事にしました。

ただこの赤はとても隠蔽力が弱く、黒の上に塗ろうとすると下色(白)が必要で、となると塗膜が厚くなって輪郭が汚くなるのは必至なので、今回は先に赤を塗ってそれをマスキングしてから黒を塗るいつもとは逆の方法で行おうと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。今週中には本塗り出来ると思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!