Finalmouse TenZワイヤレスマウス塗装承ってます

先日到着しておりましたFinalmouse Starlight Pro – TenZ ワイヤレスマウスです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらの製品は今まで何度かお問合せを頂いた事があるのですが、御依頼にまで至った事は無く、今回が初めてとなります。

色については3色のグラデーションで承っておりまして、

マウス先端=クリックボタンの方をこちらの紫系の色=「No.HL150」で、見る角度で色相が変わるクロマフレア系、マジョーラ風の塗色となります。以前ランエボのヘッドカバーにグリーンとのグラデーションで採用した色ですね。

マウス後方(握った時の手前) も同じくマジョーラ風の顔料で、こちらは青系の「No.19」で承っています。

それぞれの色の塗り分け範囲はこのような感じで、中央の面積が広い部分を「黒」に、それぞれグラデーションで色分けを行います。また艶具合は「半艶」で承っています。

底部分になるパーツは単色の黒=「半艶黒」で承っています。

と言う訳で、早速分解を行ってみました。

こういった分解作業については私の個人的な趣味として行っていて、なので費用は発生しませんが、それ故に破損や不具合等には保証・補償が出来ませんのでご了承くださいませ(とは言ってもそういった事は一度もありませんのでご安心くださいませ)。

ソール等の消耗品については新しい物に交換されるとの事で、ただこちらの赤外線センサー部を固定している両面テープは部品が出ないかも知れないと思ったので、一応再利用出来るように綺麗に剥がしておきました。糊がくっつかないシートで挟んで保管しておきます。

そして今回塗装するのがこちらの4部品となります。クリックボタンはてっきり左右で分割されるかと思いきや、一体型となっていました。上と側面はマグネシウム合金で、底はプラスチック素材です。

下地処理(足付け処理)はそれぞれ分解した状態で行い、本塗り時のベースコート(グラデーション塗装)はこのような形に仮組みしたような感じで行って、最後のトップコート(半艶クリアー)塗装時はそれぞれ別けた状態で行おうと思います。以前施工したロジクールG PROワイヤレスマウスと同じような方法ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マウスカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日2回目の本塗りを終えていたマウスカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は艶ありの塗装が施されていて、てっきり黒い塗料かと思いきや、黒い着色樹脂にクリアーだけが塗装されていたらしく、その着色樹脂に染料のような溶剤で溶けだす成分が練り込まれていたようです。平面部分は問題無かったのですが、クリアーがしっかり塗られていない箇所=フチで滲み(ブリード)が発生し、2回の塗装を行う事で解消されました。

白はフォルクスワーゲン社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)で、

クリアーは艶消し仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

「つや消し」といっても色々な方法があり、例えばクリアーを塗らないベースコートのままでも似たような見た目にする事は出来ますが、それだと缶スプレー(ラッカーや模型用塗料)と大差ないので、使っている内に擦れて下地が露出したり、触った箇所の艶が出易くなってしまったりします。

今回のような2液ウレタンの艶消しクリアーであれば、自動車ボディの艶消し塗装と同様となりますので、強度についてもそれと同等と考えて頂いて大丈夫です(使っていて擦れて素地が露出するなんて事はまず無いかと思います)。

またクリアーはしっかりウェットで塗り込む事で、シットリとした高級感のある艶消し具合に仕上がっているかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

マウスカバー 本塗り

先日お預かりしておりましたマウスカバーです。

現状は艶ありの黒に塗装されていましたので、全体を#800→#1300の空研ぎで足付け処理を行いました。

脱脂清掃し、念のためフチ~裏側に周り込む部分までプラスチックプライマーを塗布しておきます。

そしてベースコートを塗布します。色はVW社のキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)となります。

続けて艶消しクリアーを塗布します。

・・・が!

クリアーを塗った途端、フチの色が変わりました。これは所謂「滲み」(ブリード)ですね。

塗装されている部分は問題無いのですが、

プラスチック素地が露出していると思われるフチや角で色が変わっています。恐らく元々塗られていたのは「艶あり黒」では無く「透明なクリアー」で、黒の色自体は樹脂素地の色=着色樹脂だったと思われます。この場合、樹脂中に練り込まれた染料が溶剤に溶け出す事によって色が滲んだようになります。元々塗装が前提とされる自動車部品でこういった事はまず無いのですが、家電製品等では「より黒く見せる為」としてこういった事がされているのをよく見受けられます。

と言う訳で、その後熱を入れて塗膜を完全硬化させ、後日改めて同じ仕様=キャンディホワイト+艶消しクリアーで本塗りを行いました。

今度は大丈夫です。

塗装の対象を自動車関係から小物全般に移してからはこういった想定外の事は多々発生していて、最初の事はかなり凹んだ時もありましたが、今は納期を未定にする事で時間的に焦る必要は無くなりましたから、比較的落ち着いて対応出来るようになっています。今回も一回目の本塗りは結構前に行っていたのですが、その後同じ白で塗る御依頼が入ったのでそれと一緒に行う事でロスを減らしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マウスカバー塗装承ってます

先日到着しておりました、パソコン用マウスのカバーパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は艶あり黒に塗られていて、今回はこちらを「つや消し白」への塗装で承りました。

状態としては傷等は無いので、足付け処理だけしてそのまま上塗りを行う予定です。

以前艶消し白に施工した時の画像がありますのでそちらを紹介させて頂きます。

この時と同じく、白はVW社のキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)を使う予定です。

その他昔の画像ですが、同じようにマウスカバーを塗装した時の画像がありました。

こうやって見るとキャンディホワイトよりかなり黒い白(グレー)に見えますが、実際には白の原色そのままで塗っているので、先ほどのホンダのエンブレムより白い白となります。当時使っていたノートPCのモニターが明る過ぎたみたいで、今見るとその辺の画像は全部暗く感じてしまいます(特にスモークは濃度の見え方が違って見えてしまうので、現在は参考画像を見ながら調整する方法としています)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

PCパーツ 3.5インチベイ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたSilverstone SST-FT03-MINI 3.5インチベイ2個の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような艶消し黒(ED電着プライマー)だった物に、

フェラーリ「ロッソスクーデリア」(カラーコード:323)の塗色で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!