アルファロメオヘッドカバー 色検証

 先日お預りしておりましたアルファロメオGT 2.0 JTSヘッドカバーの塗色を検証しました。

今回はヘッドカバーと一緒にPANTONEのカラーチップを添付して頂きまして、こちらの「187C」なる色は、フェラーリの赤(画像にあるロッソコルサ300)より茶色寄りの筈なのですが、実際の色見本と比べてみるとピンクに見えるくらい白い(淡い・明るい)感じです。

「???」な感じがしますが、この辺が印刷と塗装との違いでして、やはりと言うか実際に塗装した物と見比べてみないとこういった事は判らないものです。

画像は色見本帳から適当な赤を選んで並べた物で、どちらも同じソリッドカラーの赤ですが、右側が「鮮やかな赤」、左側が「落ち着いた赤」といった色味となります。

 先程と同じ様に、右側が鮮やかな赤で、左側が落ち着いた赤の色見本に分けてみました。

今回は左側の「青黒い赤」の中から選ぶような感じにします。

 尚、今回のパントンの色に近い色見本と言うのも見つかったのですが、ピンクが濁ったような色で、塗装として見ると全然綺麗ではありません。

また参考までに、アルファロメオの代表的な赤「ロッソアルファ」(カラーコード:130)とも見比べてみました。大分違いますよね・・・。

尚、今回のイメージとしては、「余り派手派手しくない反面、濁りは感じられないような落ち着いた赤」といった色にしようと考えておりますが、そういった事から考えるとフェラーリの赤でも悪くは無く、ただそれよりも多少なり青黒い色味と言う事で、

 こちらのホンダミラノレッド(カラーコード:R81)にしようと思います。

こちらは以前施工した日産L型ヘッドカバーにも採用した色で、一見派手に思われがちですが(オーナー様もそう感じられているかと思います)、フェラーリのロッソよりも落ち着いた色味で、今回御希望されるイメージに丁度良いのでは、と思った次第です。

またこちらのR81の配合データの色見本は4種類ありますので、その中から一番青黒い色(最下段milano red/BL.D)を採用しようと思います。

作業着手はまだかなり先になるかと思いますが、進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう暫くお待ちくださいませ!

液晶モニターカバーパネル 色確認

先日お預りしておりました車載用液晶モニターです。お待たせしておりましたが作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

色はこちらの部品の近似色と言う事で承っていますので、色見本帳からこれに近い茶色を探します。

自動車の外装色にこういったソリッドカラーの茶色は殆どありませんが、一部内装用の色見本帳もありますので、その中から近い色を探します。

 それぞれの色見本には小さい穴が空いていて、

 それを作りたい色の部品に重ねる事で色の相違が判るようになっています。ただぶっちゃけ、これで色が判る程簡単な事では無いんですけどね(苦笑)。

と言う訳で、近似色としてはGeneral Motorsの「Dark Beige」(カラーコード:64DN)で、スタンドックスのサイトから配合データをダウンロードします。

 実際に色を作り、見本で確認します。

 塗料は乾くと表面も透かしも黒くなる傾向にあるので、色板にスプレーしてよく乾燥させます。

艶消しでの調色作業は、色を塗った後に実際に艶消しクリアー(2液ウレタン)を塗装し、本塗りと同様熱を掛けて完全硬化させてから色を確認する必要があります。ただしそうなると一回色を見る度に小一時間掛かってしまい、とても現実的ではありません。

ですので簡易的な方法としては、見本と色板両方につや出し材(シリコンオフや中性洗剤を混ぜた水等)を塗って色を確認するなどの方法を行います。

既にロゴ作製の作業も行っておりますので、後日そちらも紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

デジタルカウンター塗装承ってます

 先日到着しておりましたデジタルカウンターです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 塗装するにはこのままでは対応が出来ないのですが、見える所に普通のネジで固定されているので分解はさほど難しい物では無いと思います。

尚簡単な物であれば分解はサービスでお受付しておりますが、それによって生じる破損や紛失・故障などには一切の補償が出来ませんのでご了承下さいませ。また電気製品やカメラなど精密機械は対応が出来ません。塗装を御希望の際にはメーカーや専門店にてご相談を頂ければと思います。

 ご依頼を頂いている色は「淡いピンク」で、色の参考にこちらのパッケージを一緒に送って頂きました。

 ちなみにお貸出し出来る色見本は自動車用として市販されている物のみで、今回のようなパステルカラー調の淡い色に関しては独自に色見本を作製しておりますがこちらはお貸出しには対応しておりません。

ですので今回のような色の見本となる物を一緒に送って頂き、こちらで色見本からそれに近い色を選ぶ、と言う方法となります。これであれば調色費は掛かりませんのでお勧めでもあります。

 色見本の中からそれらしい色を選び、並べて比較をしてみます。

 結果としてはこちらの最も淡いピンクが一番近い色となりました。

 こちらは入口付近の自然光で見たところで、

こちらは外の自然光で見た状態です。

当初は蛍光ピンクになるかと思っていましたが、通常の塗色で問題無いようです。

尚仕上げは「艶あり」で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

キャンディーレッド テスト塗装

先日お預かりしたBRZテールランプの塗装に、新たに採用しようと思っていた塗料が届きましたので早速テスト塗装を行って色味や質感などを確認してみました。

結果からすると今まで使っていた2色と遜色は無く、と言うかそれらと何が違うのかは判らない感じでした(そもそも主となるバインダー(樹脂)自体は同じなので、塗った感じもどれも同じにはなるのです)。

ただ一応メーカーからはお墨付きを頂いていますし、色味(と肝心の透明度)は全く問題無いので今後はこれを採用していこうと思います。

また色見本は別途曝露テスト用の物も一式作成しましたので、それぞれ3種類を同じ条件下に置いて経過を確認します。

ある程度内容が纏まったら社外記でも紹介しますので、宜しければそちらもご確認を頂ければと思います。

audio-technicaマイク 色確認

先日よりお預かりしておりましたオーディオテクニカのボーカルマイクです。ちょっと早いのですが、作成していた色見本が出来たので早速色の確認をする事にしました。

当初ご希望されていたのは上の画面内にある赤いリングの右側の色で、

それとは別に、ウェブ上で色が確認出来るこちらのサイトを利用して頂き、ここで選んだ色の画像を送って頂きました。

その画像と、当店で作成している色見本を見比べてみると、色相は丁度真ん中辺りになるような感じです。

試しに左のバイオレットと右のブリリアントレッドを1:1の割合にし、さらに白を入れてみると、

 概ね良さそうな感じになりました。ちなみに本来の調色作業はこんなに簡単に行う訳ではありませんので念の為(そもそもスティックで色を見たりはせず、ちゃんと色板にスプレーします)。

今回のラベンダー系の色は色見本として作っていなかったので、丁度良い機会と言う事でそちらを作成しておく事にしました。少し前にご依頼頂いたマイクのロゴ入れ塗装と同じような感じですかね。

 これらの色は予め決められた配合率になっているので、マイクのオーナー様から頂いた参考画像の色とは関係ありません。

この中からご指定頂いた画像の色に近い物を選ぶ!と言う逆引き的な方法となります。かなり遠回りをしていますが、今作っている色見本は今後ずっと使い続ける事になるので、ある程度時間と手間を掛けても大丈夫(多分…)と考えています。

ちなみに色見本は既存の物が沢山ありますが、これらは(ほぼ)全て自動車ボディ用の色見本なので、今回のような淡いパステル系の色は殆ど無いのです。ソリッドカラ―でももっと鮮やかな色、例えばフェラーリの赤などはかなりの数があるのでその中から近似色を見つける事は出来ますが、今回のような淡いソリッドカラーの車は絶対数が少ないので自ら作るしか無かった、と言う事です。

と言う訳で今回作った色見本の内、それらしいのがこちらの2色になります。

モニター上で見ている色は実際よりも白っぽく見えているので、私的にはこの2色の中間が丁度良いのでは、と思っています。

参考までに右が白93%、左が白82%で、使っている原色はバイオレットがMIX855、ブリリアントレッドがMIX576です。

なので実際に本塗りで使うのはそれらの真ん中で、「白88:バイオレット6:ブリリアントレッド6」の割合で挑もうと思っています。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。本塗りはまだ先になりますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!