GMCホイールキャップ 制作&塗装承ってます

 先日到着しておりましたGMC純正のホイールキャップです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ちなみに今回はこちらのホイールキャップを塗るのではなく、これを原型としてシリコーン樹脂で型を取って樹脂で複製し、出来上がった物を塗装して同じような物を作る(予備用も含めて2個)、と言うご依頼内容となります。念の為ですが、型の製作や注型にについては塗装の付帯的な作業と言う事ですので通常はお受付しておりません。何卒ご了承下さいませ。

 色はグレーメタリックとソリッドカラーの赤で、文字の部分は後から筆で塗ったような塗装ではなくちゃんとスプレーで塗装されているようですので、今回の塗装も純正と同じように仕上げます。

外周にはモールが入る溝があって、またホイールに固定する為のピンが打ち込まれています。ピンは抜ければ有難かったのですが貫通していないので無理そうで、一旦このまま型を取って後で削り落とし、同じ径の棒を挿し込むように仕上げる予定です。

塗装以外の作業についてはこちらの日記では無く、私用的な「社外記」での紹介とさせて頂きますので宜しければそちらをご参照下さいませ。ちなみにですが、今回の案件は少し前に紹介したこちらの記事と繋がっています。

一応同じように型から作って塗装した案件がありますのでそちらも紹介させて頂きますね。

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム製作&塗装 完成

OETTINGER Wheel Cap(68mm) Three Pointed Star

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ベンツホイールキャップ塗装 完成

benz217 先日本塗りを終えていたメルセデスベンツ純正のホイールセンターキャップです。

付属するメッキ製のスターを取り外す際に二か所だけ爪が折れたのでそこをエポキシ接着剤で固定しておきます。

benz218 折れた部分にエポキシ接着剤を点付けします。

benz213 そして完成です。お待たせしました!

benz214 色はメルセデス純正色の「インディゴライトブルー」(カラーコード:230)です。

最初の状態も紹介しますね。

benz186元々はこんな感じのシルバーでした。

benz215これだけ見るとまるで最初からこうだったと錯覚するくらいです。

benz216メッキのスターはさすが沢山の爪で固定されているだけあって、隙間なくかなりピッタリ付いています。これでは外し難くても文句は言えないかも知れませんね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ベンツホイールキャップ 本塗り

benz230 先日メッキのスリーポインテッドスターを取り外しておいたメルセデスベンツ純正ホイールセンターキャップです。

新品はシルバーメタリック&クリアーが塗装してあるので、下地処理としては#800で足付け処理をするのみで本塗りが可能です。対して少し前に施工したスバルインプレッサWRXの純正フロントグリルは新品状態ではクリアーが塗られておらず、また元々塗られている塗膜が余り強く無い為か激しいチヂレを起こします(起こしました・・・)ので、塗装する上ではこういった事に注意が必要です。

benz231 ベースコートにメルセデス純正色の「インディゴライトブルー」(カラーコード:230)を塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。

benz232この後60℃程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、数日寝かしてからメッキのスターを取り付けて完成です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ベンツホイールセンターキャップ塗装承ってます

benz179 本日到着しましたメルセデスベンツ純正ホイールセンターキャップです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は、土台のシルバーに塗装された部分をボディ同色の「インディゴライトブルー」(カラーコード:230)で承っています。

benz180 スリーポインテッドスターのメッキ部分は6か所の爪で固定されていて、板金塗装屋さんなら良くご存じかと思いますが、これを無事に活かしたまま外すのはとても難儀です。

benz181 普通はこんな感じでピックツールで抉るとロック部から爪が浮き上がりますが、このセンターキャップは爪の背面に(何故か)「受け」があるので爪はビクとも動きません。

画像では若干爪が浮いていますがこれは爪を持ち上げたのではなく、隙間にピックツールの先を無理遣り突き刺して強引に隙間を作っているような感じです。そもそも爪を持ち上げようとすると簡単に折れる構造になっていますので…。

benz182 と言う訳ですが、今回は紙のように薄い鉄板を使ってみる事にしまいた。調色の色板として使っているブリキ板ですね。アルミの空き缶などでも代用出来ると思います。

benz183 かろうじて出来た隙間にこれを押し込みます。ヘラは入りませんがこれなら入りました。

同じようにして6か所全て行います。ちなみにピックツールは相当気合いを入れないと刺さらなく、手が滑ると反対の手に思いっきり刺さるので皮手袋をした方が良いと思います(私は面倒なのでしませんでしたが…)。

benz184 その後同じように薄い鉄板を使って少しずつ隙間を広げ、ヘラが入るようになったらこんな感じで突き刺して回転させていきます。欲を出すとスターの根元が簡単に折れるので本当に少しずつ全体を浮かせるような感じが良いと思います。

benz185 と言う訳でこちらは無事に取れました。破損無しで外せたのは自身も初めてです…。

benz186ちなみに24個中2個だけ折れまして、そこは最後に接着剤で固定しておきます。元々オーナー様には全ての爪を折る事でご了承頂いていますのでこちらは問題ありません。

よくスマートフォンの分解などでギターのピックや要らなくなったクレジットカードなど使って爪を外したりしていますが、これはそういうレベルではありませんので分解は余りお勧めしません。補償はありませんが分解はサービスで行っていますので塗装をご依頼の際はお気軽にご用命くださいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

OETTINGER Wheel Cap(68mm) Three Pointed Star

benz202こちらはエッティンガーなるドイツのメーカーのホイールで、本体の塗装は別の塗装屋さんで艶消し黒に塗られているのですが、今回こちらに付いているセンターキャップをベンツの「スリーポインテッドスター」に変更されたいとの御依頼となりました。

benz203ただこのエッティンガーのホイールキャップは径が68ミリと言うサイズで、ベンツのキャップは74ミリですからそのままでは付かず、かと言って周りを削れば良いと言う訳でもありませんので、今回は塗装以外にそれの作製も承ったのです。ちょっと特殊な作業なのでこちらの日記では紹介せず「社外記」の方で紹介していましたが、内容を絞って改めて一連の作業を紹介したいと思います。

benz187アクリル板をレーザー加工機でカットし、土台となるプレートやマスター型を作る際のガイドとして使います。

benz170イメージ的にはこんな感じですかね(実際はちょっと違うのですが画的に判り易いかと)。

benz1968mm径にカットしたスチレンボードを型枠とし、ポリエステル系パテを詰め込みます。

benz20出来上がった物がこれです。パテを使ったのはこの後の切削がやり易いからですね。

benz22 68mm径にカットしたアクリル板をベースに先ほど作製したリング状のパテを両面テープで貼り付け、ボール盤に固定して回転させたら「山」の型になるようそれにペーパーを当てて整えます。

benz189出来上がった山側の枠にベンツ純正ホイールキャップ(74mm)から切り取った三叉を合わせます。隙間には油粘度を詰め、これを元にして68mmのスリーポインテッドスターを複製します。

benz190市販のブロックを使って壁を作りました。

benz192シリコン樹脂を流し込みます。

benz250シリコンが固まったらマスター型を外します。これを元にして最低ホイール4個分を複製します。

benz16 (1)出来上がった型に離型剤を塗り、ポリエステル樹脂を注いで複製品を作製します。

benz26 (1)出来上がったスターマークを丸くカットしたアクリル板に乗せてみました、の図です。

benz27 どんどん複製します。

benz201 サフェーサーを塗りました。

benz204 仮合わせをしてみます。ホイールに取り付ける為の爪部分は元々付いていたエッティンガーのキャップの土台を利用しています。

benz211 まずは一旦艶有りの黒で仕上げます。

benz213 その後高輝度メタリックを塗布し、極力金属っぽいシルバーにしました。

benz219ベースとなるプレートは表面を艶消しブラックに、フチは艶有りのレッドで塗装します。

benz-2 (1)そして完成です。

benz226当初は私も「どこかに68mmのスターがあるのでは無いか」なんて考えていたのですが、散々探して結局見つからず今回一からの作製となりました。

benz248そして後日オーナー様より装着後の画像を送っていただけました。

benz246結構(と言うかかなり)手間が掛かっているのですが、こうやって見ると純正品にしか見えないですよね。

benz249そういえば予備として余分に作っている物があるので、今度時間が出来たらそれらを額装して飾れるように仕立ててみたいと思います。

今回の内容としてはちょっと塗装屋の仕事を逸脱している所もありましたが、お陰様で新しい事を色々やらせて頂きまして、仕事としてこんな事をやらせて頂けるなんて本当に感謝感謝です。