BMW K1200GT ロアカウル 本塗り

 先日、割れた方の右サイドカウルと一緒にサフェ研ぎを行っていたロアカウルです。

こちらはボディカラーのグリーンとは別の、Mercedes(SMART)の「SANIDINE BEIGE」(カラーコード:798)で承っておりますので、まずはこれを先に本塗りを行う事にしました。

 裏側は隙間から見えてしまうかも知れないので、

 樹脂素地が露出している個所にプラスチックプライマーを、また全体にベースコートを塗っておきます。

 その後台に乗せ、表面にベースコートを塗布します。ムラになりそうな色だったのでシンナーは遅めの25-35を、またスプレーガンはデビの低圧を使う事にしました。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。大変お待たせしました!(と言ってもまだ他のカウルが大量に待ち構えておりますが・・・)。

クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で、また柔らかい素材なので軟化剤を入れてのフレキシブル仕様としています。

これ以外の部品は14点あって、全てを一度に塗るのは(体力と精神的にも)難しい気がしますので、二度に分けて本塗りを行おうと思っています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW K1200GT カウルパネル 下準備

 先日サフェーサーを塗布しておいたBMW K1200GTのカウルパネル一式です。

サフェ研ぎ前のガイドコートとして、全体に黒のベースコートをパラパラと塗っておきます。

 平らな面はダブルアクションサンダー#400の空研ぎで、その後もう一度ガイドコートを行い、次は#600~#800を水研ぎで行います。

 最後にはペーパー(研磨粒子)の当たりが柔らかい布状の研磨副資材(アシレックスレモン)で目消しをし、良く水で洗い流しておきます。

 本塗りはまだ当分先になりそうなので、一旦屋根裏に保管しておきます(画像はエレベーターですが、行けるのは二階までです)。この時期の屋根裏は50℃を超えるので、丁度良い寝かし場所になります。

尚、こちらの日記では紹介していない案件も多数進行していまして、現在はかなり混みあった状況となっております。特に(何故か)ここのところ業者様からの御依頼が多く、折角お問い合わせを頂いても納期的にお受付が出来ないケースが非常に多くなっております。

自転車フレーム関係は相変わらず一年以上はお受付出来ない状況で、テールランプは3~4ヶ月待ち、大掛かりな下地処理を伴う作業や、ヘッドカバー等の結晶塗装も3~4ヶ月待ちといった状況です。ご不便おかけして誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解の程宜しくお願い致します。申し訳御座いません・・・!

Kawasaki Z1ライトケース等塗装 完成

 大変お待たせしました!カワサキZ1のライトケースとスピードメーターギアケースの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 全体的に傷や、

 錆が出ていた為、

サンドブラストで処理後、

浸透型エポキシプライマーを使っての重防錆仕様で下地を作ってから塗り直しています。

 色は黒、クリアーは半艶仕上げとなります。

 スピードメーターギアケースは打痕などはそのままですが、ライトケースと同様、サンドブラスト処理を行った上で上塗りを行っています。

 自然光だと影になる部分が判り難いので、改めて室内でストロボを使って撮影をしてみました。

 元々あった製品自体の歪(ライン)は残しつつ、目立っていたスポット溶接部の鋭角な凹みを滑らかに仕上げています。

 前回ご依頼頂いた時と同じ型ですが、部品自体は違う物なので、二台目のレストアをされているのかも知れません。

 前回もそうでしたから、今回の部品も40年前の物だと思います。

裏側は塗らなくても構わないとの事でしたが、一応ベースコートのみ塗っておきました。錆の処理自体は表側と同様にしてありますので問題無いかと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

Kawasaki Z1ライトケース等 本塗り

 先日サンドブラスト処理~サフェーサー塗装までを行っていたカワサキ Z1のライトケースとスピードメーターギアケースです。ライトケースはスポット溶接で凹んだ部分が鋭角で目立つので、パテを塗って緩やかになるようにしておきました。

 全体を#320→#400の空研ぎでラインを粗研ぎ出し、

 水研ぎ#600で微妙なラインを形成し、#800でペーパー目を均します。最後は石の当たりが柔らかい、#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)でさらにペーパー目を均します。

 台にセットし、最終脱脂清掃を行います。

今回は半艶クリアー仕上げで磨き処理が出来ない為、極力ゴミが付かないよう立てた状態で塗る事にしました。

 サフェ研ぎの際に下地が露出した部分に、スポット的にプライマーを塗布します。

 ちょっと判り難いのですが、新しく貼り直した黄色いマスキングテープにプライマーのグレー色が着いているのが判ると思います。

 ベースコートにはいつもの黒(STANDOX原色MIX571)を塗り、半艶仕様のクリアーを塗って本塗り完了です。

 艶消し、半艶仕様は垂れたら修正が出来ない為、いつもの(艶ありの)70%程度の塗り込みとしています(艶が消えると肌目は殆ど目立たないので美観上は問題無いかと思います)。

ただしドライコートにすると傷や汚れが付き易くなる為、基本は艶ありと同様にウェットコートで塗り込みます。

画像はまだ塗ったばかりの状態で、ここから数時間掛けて徐々に艶が消えていきます。完全に艶の進行が止まったら(半日以上置いたら)いつものように60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW K1200GT カウルパネル サフェ入れ

BMW K1200GTロア&サイドカウル サフェ研ぎ

割れていた右サイドカウルとロアカウルはサフェ研ぎまで終了しているので、残るカウルパネルの下地処理を行います。

 今回は着せ替え用として1台分のカウルを塗装するので、下地処理を行う作業はまだまだ沢山あります。

 アッパーカウルは全体的に擦り傷や飛び石傷がありますが、割れなどは無いのが幸いでした。

 こちらは左サイドカウルです。

 こちらも転倒時の傷をタッチアップで盛り盛りに補修してあったりしますが、割れ等は無く、また補修歴も無いのでむしろ作業はし易く助かりました。

知り合いの方がこの間車のオールペンをする際、マスキングテープを貼って剥がす度に元の塗装が剥がれ、下からは艶々の塗膜が出て来て大変な目に遭った!と嘆いていました。密着剤は最初は良いのですが、経年でその効果が落ちると塗装はペリペリと剥がれて来るので、そうなると全て剥がしてからのやり直しとなり、大変な苦労を背負う事となります。

 深い傷はダブルアクションサンダー#120~#180で削り落とし、その周りを#240~#320で均します。

 今回はサフェーサーを塗る前に被塗面全体の足付け処理を先に行っておく事にしました。後々重複して無駄な作業分も出て来ますが、その代わりサフェーサーがどこに飛んでも大丈夫と言う安心感があります。

耐水ペーパー#800で全体の肌を落としておきます。

スコッチと ウォッシュコンパウンドで足付け処理を行います。

 清掃も含めてフチから裏側も同じ様にスコッチを掛けて泥や油汚れなども取っておきます。

 アッパーカウルも同じように、

 シートカウルも綺麗に見えましたが、荷物を固定する際のフックが当たる部分に押し当てられたような跡があったので、傷はついていませんでしたがそのその辺りも削り落としておきます。

手が入らないような溝はヘラを使い、奥の谷ラインの角までしっかりと足をつけておきます。

 水で綺麗に洗い流し、脱脂清掃を行います。

 フチまでサフェを入れたい物に関しては、本塗りと同様に台にセットして浮かせた状態で塗れるようにしておきます。

研ぎ難い左右の溝部分はマスキングをしてサフェーサーが入らないようにしておきます。足付け処理自体はしてあるので溝にサフェが入っても問題はありませんが、後の研ぎでの無用な作業時間は省きたく、その分他の手を掛けたいところに時間を割きたいと思います。

マスキング際はブツ切りにならないよう、フチを折ってヒラヒラさせておきます。以前施工したBABOLATのテニスラケットにサフェを入れた時の記事が判り易いかも知れません。車の塗装では毎日する普通の方法です。

 綺麗に洗い流し、よく乾燥させて脱脂清掃を行っておきます。

 パッと見は綺麗に見えてもフロント周りはどうしても飛び石傷等が多いので修理範囲も大きくなります。車のボンネット一個の傷の為に全面ペーパーを掛けてサフェ―サーを塗るなんて事も良くある事で、飛び石傷は目立たないだけで実は結構沢山あるのです。

 と言う訳で、サイドカウルも結局全面サフェーサーを塗る事になりました。

 同じくフロントフェンダーも。

 今回揃えられた部品は全て海外から購入した物のようで、アウトバーンとか日本の道路事情とはちょっと違うのかも知れ無く、意外と小傷が多かったです。

 トップカウルはベルトのバックルかキーホルダーが当たる個所に傷が多く見られ、やはりこちらも全面サフェを塗る事にしました。

 こちらは元々シルバーに塗られていた小物部品ですが、やはり小傷があったので足付け処理をして一緒にサフェーサーを塗っておきました。その他新品の小物部品は元々プライマーが塗ってあって綺麗な状態なのでそのまま本塗りを行う予定です。

シートカウルは積載ベルト固定個所以外は綺麗だったので全面にサフェは塗らずに済みました。

この後60℃40分程の熱を掛けてサフェーサーを完全硬化させ、サフェーサーを研いだら次はいよいよ本塗り工程です。今回は2色でご依頼頂いておりますので、まずは一つだけ色の違うロアカウルから塗ろうかと思っています。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!