Kawasaki Z1ライトケース等塗装 完成

 大変お待たせしました!カワサキZ1のライトケースとスピードメーターギアケースの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 全体的に傷や、

 錆が出ていた為、

サンドブラストで処理後、

浸透型エポキシプライマーを使っての重防錆仕様で下地を作ってから塗り直しています。

 色は黒、クリアーは半艶仕上げとなります。

 スピードメーターギアケースは打痕などはそのままですが、ライトケースと同様、サンドブラスト処理を行った上で上塗りを行っています。

 自然光だと影になる部分が判り難いので、改めて室内でストロボを使って撮影をしてみました。

 元々あった製品自体の歪(ライン)は残しつつ、目立っていたスポット溶接部の鋭角な凹みを滑らかに仕上げています。

 前回ご依頼頂いた時と同じ型ですが、部品自体は違う物なので、二台目のレストアをされているのかも知れません。

 前回もそうでしたから、今回の部品も40年前の物だと思います。

裏側は塗らなくても構わないとの事でしたが、一応ベースコートのみ塗っておきました。錆の処理自体は表側と同様にしてありますので問題無いかと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

Kawasaki Z1ライトケース等 本塗り

 先日サンドブラスト処理~サフェーサー塗装までを行っていたカワサキ Z1のライトケースとスピードメーターギアケースです。ライトケースはスポット溶接で凹んだ部分が鋭角で目立つので、パテを塗って緩やかになるようにしておきました。

 全体を#320→#400の空研ぎでラインを粗研ぎ出し、

 水研ぎ#600で微妙なラインを形成し、#800でペーパー目を均します。最後は石の当たりが柔らかい、#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)でさらにペーパー目を均します。

 台にセットし、最終脱脂清掃を行います。

今回は半艶クリアー仕上げで磨き処理が出来ない為、極力ゴミが付かないよう立てた状態で塗る事にしました。

 サフェ研ぎの際に下地が露出した部分に、スポット的にプライマーを塗布します。

 ちょっと判り難いのですが、新しく貼り直した黄色いマスキングテープにプライマーのグレー色が着いているのが判ると思います。

 ベースコートにはいつもの黒(STANDOX原色MIX571)を塗り、半艶仕様のクリアーを塗って本塗り完了です。

 艶消し、半艶仕様は垂れたら修正が出来ない為、いつもの(艶ありの)70%程度の塗り込みとしています(艶が消えると肌目は殆ど目立たないので美観上は問題無いかと思います)。

ただしドライコートにすると傷や汚れが付き易くなる為、基本は艶ありと同様にウェットコートで塗り込みます。

画像はまだ塗ったばかりの状態で、ここから数時間掛けて徐々に艶が消えていきます。完全に艶の進行が止まったら(半日以上置いたら)いつものように60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Kawasaki Z1ライトケース サフェ入れ

Kawasaki Z1ライトケース等塗装 承ってます

先日お預りしておりましたカワサキZ1のライトケースと、スピードメーターのギアケースです。

今回はサンドブラスト処理~重防錆仕様まで承っておりますので、途中で錆が出ないようタイミングを見計らって一気に作業を行います。

 まずはサンドブラスト(標準)で全体の塗装と錆を除去します。

 元々塗ってあった塗膜は薄膜だった為、いつものように溶剤槽での浸け置き剥離はせず、そのままサンドブラストを掛けています。

 しかしいくら外側を綺麗にしてもこういった鋼板が張り合わさった個所の内部は処理が出来ない為、今回は浸透型エポキシプライマーを併用して錆の進行を極力遅らせるような方法を行います。

 スピードメーターのギアーケースは本体のアルミ部分とスチールのシャフト個所も一緒に塗るので、内部とネジ山以外は全てサンドブラストを掛けました。尚、打痕跡はそのまま残って構わない(恐らく装着すると見えない)と言う事でそのままにしています。

この後綺麗なシンナーで洗い流すようにして脱脂~洗浄を行います。

 そして浸透型エポキシプライマーの準備を行います。スプレーで塗る分とは別に、シンナーで希釈した物を用意します。

 鋼板の合わせ目の隙間から、内部に流し込むようにして筆で塗り込み、

 さらにエアーブローをして奥まで行き渡らせます。

 他の個所も同様に、

反対側から噴き出すようになるまでしつこく繰り返します。

 裏からが終わったら表側からも同様に、

 親の仇のように行います。

 飛び散った余分はシンナーとウェスで拭き取ります。

 昔ディーラーに勤めていた時、パネル交換(確かクォーターパネルとバックパネル)をしてくれた社内外注の板金屋さんが、溶接で焼け焦げたその上に「シーラーも塗っといたから!」みたいな感じで自信満々で車を持って来たのですが、さすがにそのまま塗る訳にはいかず(塗る人も居ます)、スクレーパーとシンナーで全て綺麗に剥がしていたら凄く嫌な顔をしていました。そもそもシーラーに防錆効果は無いですし(変性シリコンシーラーの効果は防錆では無く防水です)、焼けた塗装(電着プライマー)の上にそのまま塗り重ねるって・・・(人によりますがディーラーの集中センターではそう言う事も普通にあって、年上の外注さんにはどうしても言い難い為に自分で直す事が多かったです)。

 その後は通常通り、スプレーガンを使ってプライマーを塗布します。

 先程筆で塗ったのと同じく、重防錆仕様で使う浸透型エポキシプライマーです。

 こちらのスピードメーターギアケースは通常のプライマーのみで塗装する予定だったのですが、

 ついでと言う事で同じようにエポキシプライマーを塗っておきました。どの道待っている時間は同じですし(エポキシはフラッシュオフタイムが長いのです)、わざわざガンを洗って塗り直す方が手間ですのでこういう場合は一緒に塗ってしまいます。耐久性も美観も高くなりますのでご安心下さい。

 プライマー塗装後、一定時間乾燥させたら続けてサフェーサーを塗布します。

 サフェーサーを塗る前にしっかりプライマーを焼いてしまうと(熱を掛けて強制乾燥~完全硬化させてしまうと)足付け処理無しでは十分に密着しませんが、既定の時間内なら半生(はんなま)の状態で違う種類の塗料を塗り重ねる事が可能です。「ウェット・オン・ウェット」なる工法ですね。

 ライトケースの内側は塗らなくても構わないと言う事でしたので、こちらはおまけ程度にベースコートの黒だけを塗っておきました。こちらもウェットオンウェットで大丈夫です(中途半端に熱を入れたり時間が経つと激しいチヂレを起こします)。

この状態で一日自然乾燥させ、後日熱を入れて全ての層(違う種類の塗膜)を一気に完全硬化させる、と言う算段です。肌が残るので外側の上塗りには使えませんが(使えない事は無いですが普通はしません)、新品ドアパネルへの交換などでは、裏側(室内側)にウレタンサフェを塗ってそのまま色を塗り、クリアーまで仕上げる、と言う事も全然可能です(ドアを単体で塗る場合もありますが、3コートパールやシルバーなど塗り方で色が変わる物は先に裏側を塗って車体に組み付けてから外側を塗ったりします)。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Kawasaki Z1ライトケース等塗装 承ってます

 先日到着しておりましたカワサキZ1のライトケースとスピードメーターのギアケースです。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

 ライトケースには全体的に錆が出ていますので、サンドブラスト処理も承っています。

 錆は鉄板の合わせ目から発生していて、ただこうなるとどういった手段を行っても錆の除去は出来ません。方法は一つのみで、スポット溶接個所をスポットカッターで削り、鉄板を一旦剥がして裏側の錆をサンドブラスト(もしくは先日紹介したようなレーザー)などで処理しなければなりません。ちなみにですが、こういった場合での錆転換剤は無意味です(あれが効くとしたら極初期の表層だけで、仕事で錆除去をする方にあれを信じている方は普通居ません)。

 と言う事ですが、それでも出来るだけ長く錆の発生を抑えられたいとの事ですので(勿論私もです)、サンドブラスト処理を行った後には隙間に浸透型エポキシプライマーを流し込むようにして対応しようと思います。同じ様な内容で以前行った時の記事がありますので紹介をさせて頂きますね。

タワーバー到着~下準備

他にはVW GOLFⅡヘッドカバーのスチール製ヘッドカバーなどにも行いました。

こちらはスピードメーターのギアケースとの事で、作業内容はライトケースと同じくサンドブラスト処理で既存の塗膜の除去と足付け処理を行い、ケース内側及び、ケース側面のケーブル取り付けの雄ねじ部分はマスキングで、中央のシャフト部分はスパナを掛ける部分まで一緒に塗るよう承っております。打痕跡もありますがこちらは外観は重要では無いとの事ですのでそのままで、色はどちらも「半艶黒」で承っております。

以前ご依頼頂いた時の記事がありますのでそちらも紹介しますね。型は同じですが違う部品です。

Kawasaki Z1ヘッドライトカバー塗装 完成

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度の御依頼誠に有難う御座います!

ホースパイプ金具部塗装 完成

 こちらもお待たせしました!バイク用サスペンションのプリロードアジャスターに着くホースパイプ金具部の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はアルミ素地の状態で、サンドブラスト・リン酸処理をした後にプライマーを塗装して艶ありの黒に塗装しました。

 画像だとワッシャーが無いのですが、元々着いていた物は元に戻してありますのでご安心下さいませ。

 こういう形状でペーパーを使っての足付け処理は難しい為、足付け処理にはサンドブラストを使っています。

 尚アルミ素材であればリン酸処理が有効ですが、表面にアルマイト処理が施されていると殆ど効果がありません。ヘッドカバーはアルマイト処理がされていないのでリン酸が効く訳で、またそれ故に経年で金属の輝きが無くなっていく訳です。アルミは表面処理なしでもごく薄い酸化皮膜を作りますが、使用される雰囲気の影響を受け易い為に腐食が発生します。

ちなみにヘッドカバーにアルマイト処理が施されいないのは、鋳物だと黒くなったり色の濃淡にバラツキが生じたりする為なのだそうです。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!