HONDA H22A Engine cover

 ホンダのH22Aエンジンヘッドカバーです。純正の新品状態で、黒の結晶塗装が施されています。

 ホンダ系エンジンヘッドカバーの結晶塗装は比較的剥がれ易く(逆にシルバーに塗られている物は剥がれ難いです)、廃シンナーを再利用して貯めた溶剤槽に浸けておくと上記のように綺麗に塗膜が剥がれてくれます。剥離剤やサンドブラストは必要ありません。

 ただしそのまま塗装すると新車時と同じように塗膜が密着しませんので、化成処理の方法としてリン酸を使って素地調整を行いました。全体的に黒くムラっぽいのはリン酸によって不導体被膜が形成され、この後に塗装するプライマーの密着性を高めます。

 全体にプライマーを塗り、

 結晶塗装の青を塗り、140℃程の熱を掛けると結晶目が現れます。

 塗り方が悪いと結晶目にムラが出来てしまう為、凸文字部分などは全方向からスプレーするような感じで塗っています。

 その後凸文字部分を研磨して光らせて完成となります。

 凸部を研磨した個所へのクリアー筆塗りはサービスで承っております。お気軽にご用命くださいませ。

 プラグホールやボルト固定部は、腐食が出ていたりサンドブラスト処理を行った場合にはプライマーの塗装と艶消しの黒を薄膜で塗るようにしていますが、新品で綺麗な状態の物は今回のようにアルミ素地を残すようにしています。

 結晶目を近くで見るとこのような模様になっています。

そう言えば装着される車両はてっきりアコードかと思っていたのですが、どうやらその後の情報で4型プレリュードに装着されているらしいです。

PEUGEOT 308 Tail Light

 プジョー308の純正テールランプです。

 サイズが大きく、赤と言うよりかは「朱色」のような派手な色味になっています。今回はこれを「純正のように」と薄目のスモーク塗装で承りました。

 土台部分をマスキングし、レンズ表面を#800~#1300相当の番手で足付け処理を行います。

iPadに写っているテールランプは以前ご依頼頂いた同型の物で、その時は「薄目」の濃度で行いましたが、今回はこれよりも薄い「極薄目と薄目の中間」の濃度にします。

ラスチックプライマーを塗り、適正な濃度になるようスモークの含有量を調整しながらベースコートを塗り重ねていきます。

 濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

 その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、磨き処理を行って数日寝かしたら完成となります。

 クリアーは高品位なタイプのSTANDOX「クリスタルクリアー」を使用しています。

 スモーク塗装はキャンディーカラーの一種である為、見る角度や環境によって濃さが違って見えるのが特徴です。

 その後オーナー様から画像とコメントを送って頂きました。上の画像は塗装前の状態です。ノーマルの状態はテールランプが派手過ぎるのが判ると思います。

今回のご依頼では「純正に見えるようにしたい」との事でしたので、スモークが濃くなり過ぎないように注意しました。

オーナー様からは、「取り付けできました!バッチリいイメージ通りでした。ありがとうございました。」とのコメントも頂きました。

こちらこそこの度もご贔屓頂き有難う御座いました!

Computer peripherals

 パソコン用のキーボード、マウス、ペンタブレット、キーパッドです。

通常は分解した状態でしか対応が出来ませんが、仕上がりが劣る点についてご理解・ご了承を頂ければマスキングで対応出来る場合もあります。

 ただし塗装作業の特性上失敗してもやり直しと言う事は出来ませんので、その点についてはどうかご理解頂けますようお願い申し上げます。

タブレットの一部にはLEDランプがあるので、こういった箇所もマスキングで対応します。

 FILCOのロゴ部分はアルミの素地が露出している為、ここは塗装後にペーパーを掛けてアルミ素地を光らせます。

 キーパッドのランプ部や、

この辺のスイッチも全てマスキングで対応します。

ペンタブレットはセンサー部とボタンをマスキングします。

裏側も塗りません。

キーパッドも各部をマスキングします。

裏側に貼ってあった滑り止めのゴムシールは一旦剥がします。

当然ですが部品単体の状態よりも手間が掛かるので費用も大きくなります。金額を抑えたい場合は分解してからご依頼される事をお勧めします。

全てのマスキングが完了したら良く脱脂清掃をし、まずはプラスチックプライマーを塗布します。下地処理としては足付け処理を行っています。

キーボードはフチまでしっかり塗りたいので浮かした状態にセッティングします。

そして本塗り完了です。

尚今回ご指定頂ている塗色は「艶消しの白」で、通常であれば最後に艶消しクリアーを塗りますが、今回のご依頼ではその分のコストを落とすべくベースコートのみの仕様となっています。

マウスはスクロールボタンもマスキングで対応しています。

白キーボードそして完成です。

苦労した甲斐もあってマスキングで塗ったとは思えない仕上がりに出来ていると思います。

剥がしておいたゴムシートも元に戻しました。ネジも外していたので色は着いていません。

ペンタブレットも完成です。

パイロットランプもマスキングで残せました。

各製品は既存の黒い部分を上手く残す事でシンプルな2トーンカラーを表現しています。

FILCOの文字部分は塗装後に表面を削ってアルミ地を光らせています。

その後オーナー様から設置後の画像とご感想も頂きましたので紹介させて頂きます。

「帰宅後、早速設置をしてみましたので、写真を添付いたします。何だか感無量で、しばらく机の前でぼーっとしていました。

ある程度は消耗品ですので、永久にとはいかないでしょうが、世界で一つだけの作品、大切に大切に使っていきたいと思います。

この度は夢を叶えていただき、本当にありがとうございます。」

こちらこそこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!

HONDA CB1300 Engine cover

 ホンダの二輪車、CB1300のエンジンヘッドカバーです。

 表面には元々クリアーが塗ってあるのですが、その下からアルミの腐食が発生しています。

 一部の部品は外れる為、そちらは別パーツとして塗装します。

 浸け置き洗浄後、全体にサンドブラスト処理をしてクリアーと腐食を取り除きます。

 さらにその後リン酸処理と洗浄を行います。

 まずプライマーを塗り、

 結晶塗装を塗りたく無い箇所には艶消しの黒を塗り、

 乾いたらマスキングをします。

 結晶塗装を行い、

 140℃40分程の熱を掛けて硬化させます。

HONDA CB1300ヘッドカバー結晶塗装 さらに数日寝かしたら完成です。

 色は鮮やかな赤の結晶塗装で、主にフェラーリのヘッドカバーに採用している塗色です。

SUZUKI GSX-R1100 CARBURETOR TOP COVER

SUZUKI GSX-R1100のキャブレタートップカバーとそのステーです。

 素材はスチール製で、全体に腐食(錆)も発生しています。

 まずは素地調整としてサンドブラスト処理を行います。

 その後シンナーで洗い流すようにして脱脂清掃を行い、

 裏表にプライマーを塗布します。

 裏側はベースコートの黒を塗り、艶消しの黒とします。

 裏側に塗料が付かないようマスキングをし、

 結晶塗装を行います。

 色はブルーにパールを入れて表現しました。

 その後数日寝かしたら完成となります。