いすゞ117クーペワイパーアーム本塗り

先日サンドブラストを行って下塗りをしておいたいすゞ117クーペのワイパーアームです。その後60℃40分程の熱を何度か掛けて塗膜を硬化させておきました。

最初に取り外しておいた、ワイパーブレード取り付け部のパーツですが、

爪を起こして外していたので、これを塗装後に着けようとすると塗装が割れてしまいますから、先に戻しておきました。割れた塗膜は削っておき、全体を足付け処理しています。

今回は車体取り付け部の穴を利用してボルトナットで固定しました。そこは既にプライマーも塗られているので今回塗らなくて大丈夫と言う訳です。

塗装が割れた箇所にプライマーを塗ります。

続けてベースコートの黒を塗り(撮影し忘れていたみたいです)、艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

尚、一緒にご依頼頂いているゴルフⅠのフロントグリルも今回一緒に塗っています(画像奥にある物がそちらとなります)。

その後時間が経つと徐々に艶が消えていきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

いすゞ117クーペワイパーアーム 下準備

先日お預かりしておりました、いすゞ117のワイパーアームです。

一緒にお預かりしておりましたゴルフⅠのテールランプは先に完成していますが、こちらは全く内容が違うので別工程での作業となっております。

錆が出ていたのでサンドブラストにて既存の塗膜を剥離しました。

その後シンナーで洗い流すようにして脱脂清掃し、

ペットボトルを切った縦長の容器に挿し込み、

シンナーで希釈した耐蝕性の高い浸透型エポキシプライマーをスプレーします。

かなり希釈率を高くしているのでシャブシャブで、

隙間の奥まで染み込むよう、タップリ塗り込んでいます。

塗り込むというよりは漬け込むといった感じで、イメージ的にはカチオン電着塗装のドブ漬けのような感じです。

しっかり奥まで行き渡るよう、塗ってはエアーブローを繰り返します。

その後シンナーを染み込ませたウェスで余分を拭き取ります。

天井から吊るし、今度は通常の希釈率のエポキシプライマーを塗布します。同じく耐蝕性の高いタイプの物となります。

普通にスプレーするだけでは隙間にプライマーは入らない為、今回はこのようにしています。

また次いでなので、下塗りとしてSTANDOX 2Kエナメル =1コートソリッドの黒を塗りました。プライマーを研いで下地を出したく無かったのと、そもそも裏側は研ぐ事が出来ないので、だったらという事でウェットオンウェットで塗ってしまった次第です(塗膜の密着等は全く問題ありません)。

また今回使用した1コートソリッドは予め艶消し黒になったパッケージタイプの物を使っています。恐らくはオペルのピラー用に特注で造られた物で、まだそれの在庫が残っていたので使わせて頂きました。

1コートソリッド=STX 2Kエナメルの使い方はクリアーと同様で、主剤に対してハードナーを50%添加します。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日再び足付け処理を行い、次は通常の2コート仕上げで艶消し黒を塗装します。またその際にはゴルフⅠのフロントグリルも一緒に塗装する予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

VWゴルフ1 フロントグリル&テールランプ塗装承ってます

先日受け取っておりましたフォルクスワーゲンゴルフ1 カブリオの純正フロントグリルとテールランプと、いすゞ117クーペーのワイパーアームです。こちらは何度も当店をご利用頂いてる方で、今回も色々とご依頼承りました。この度もご贔屓頂き有難うございます!

フロントグリルはヘッドライトまでを含めた形状なのでかなり長さがあります。

ご依頼内容は艶消し黒の塗装で、以前ご依頼頂いた117クーペのフロントグリルと同じような内容となります。

そしてテールランプです。

こちらは「薄目」の濃さでスモーク塗装を承っております。以前ご依頼を頂いた117クーペのテールランプが「極薄めと薄目の中間」だったので、それより少し濃い感じとなります。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

また一部には割れがありますが、こちらは透明なエポキシ接着剤での補修で承っております。以前117のテールランプでも使ったようなやり方ですね。

こちらのワイパーアームはいすゞ117クーペの物で、

こちらもVWのフロントグリルと同様、艶消し黒の塗装で承っております。サンドブラスト後にプライマーを塗ってからの上塗りとします。

ワイパーブレード取り付け部にはバネ板と樹脂パーツが着いている為、これを外してから作業を行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

いすゞ117クーペヘッドカバー 結晶塗装 完成

 大変お待たせしました!いすゞ117クーペーのヘッドカバーの結晶塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

元々は普通の塗装が施されていたヘッドカバーで、

腐食が酷かったのでブラスト屋さんにて強力な直圧サンドブラストを行って貰い、

 元の色をイメージした結晶塗装に仕上げました。

 凸部は塗装後に研磨して光らせ、表面にクリアーを筆で塗ってあります。

 反対側です。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。明日はお休みなので週明け以降で発送可能となります。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

いすゞ117クーペ ヘッドカバー 凸部研磨

いすゞ117クーペ ヘッドカバー結晶塗装 本塗り

先日本塗りを終えていたいすゞ117クーペーのヘッドカバーです。140℃30分で二度焼き後、他に熱を入れる物があったのでそのまま60℃40分の熱も掛けておきました。

 凸部の周りをガムテープでマスキングし、

 #120→#180→#240→#320→#400と空研ぎし、さらに布製の研磨副資材(アシレックス)の#320相当→#800相当→#1300相当で艶を出していきます。水や皮脂や溶剤が着くと酸化被膜がムラになってその痕が残ってしまうので、表面はエアーブローのみ、また湿度の高い日は早めに処理するよう心掛けます(やはり痕が残り易いです)。

最後にクリアーを筆で塗り、再び60℃40分程の熱を掛け、さらに数日寝かしたら完成となります。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!