インプレッサ内装パーツ塗装 完成

 大変お待たせしました!スバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装パーツ5点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

 元々色のみ(クリアー無し)の塗装がされていて、そのまま塗っても大丈夫だったのですが、

良くみるとリヤドアインナーハンドルパネルは表面凸凹しているので、こちらは「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を均してから塗装する事にしました。

 下地処理のお陰で、純正品とは思えない美しいラインをした部品になったかと思います。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で、オーナー様の御希望通りピアノのようなブラックに仕上がっているかと思います(厳密にはピアノの塗装に使う塗料がポリエステル系だとすると、今回使用しているポリウレタンの方が美しい質感に感じられると思います)。

 ステアリングスポークカバーは足付け処理のみでの塗装となりますが、

 高品位なアクリルポリウレタンクリアーのお陰でかなりの艶々に仕上がっているかと思います。

 そしてこちらは後から追加でご依頼を頂いた、スターター&ミラースイッチパネルです。

こちらも最初の状態を紹介しますね。

こちらも純正の状態で艶消しの黒が塗ってあって、素地は梨地では無いので足付け処理だけしてそのまま塗装しています。

 また今回こちらはメーターの照度を調整するボリューム部分にあるマークの再現も承りました。

マークはデカールを作製し、ベースカラー(黒)とクリアーの間に貼ってあります。制作方法については以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

インプレッサ内装パネル ロゴデータ作成

 デカールは貼った部分が厚みで段差になる為、磨き処理を行っています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

インプレッサ内装パーツ 本塗り

 先日サフェーサーを塗布していたスバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装、リヤインナードアハンドルパネルです。成型時の凸凹があるので、#320→#400のペーパーを当て板に貼って研ぎ付けます。

その後は柔らかいスポンジパッドを使って水研ぎ#600→#800手掛け、最後に当たりの柔らかい(研磨粒子が均一)布状の足付け処理用研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。

そして台にセットして本塗り準備完了です。裏側のサフェーサーが塗られていない個所にはプラスチックプライマーを塗布しておきます。

こちらの3点はツルツル素地の上に色(クリアー無し)が塗られているので、下地処理はアシレックスによる足付け処理のみとしています。一応フチ~裏側にはプラスチックプライマーを塗っておきます。

 まずはベースコートの黒を塗ります。ウェット2コートで隠蔽しますが、念の為いつも3コートは塗っています。

 ベースコートが十分に乾いたら、ドアミラースイッチパネルのみ二階に移動して、デカールの貼り付けを行います。

デカールを貼る位置は、先日作製しておいたこちらを利用します。

 切り取ったデカールを専用の接着剤と木工用ボンドを溶かした水で貼り、

 先程のフィルムを重ねて位置を調整します。

この後は常温で、風のみを2時間程当てて乾燥させます。当初は一日寝かしたり強制乾燥したりもしましたが、色々試した結果、今の気温(20℃以上)ならこの条件で問題ありません。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 成型時の歪が酷かったインナーハンドルパネルはサフェのお陰で良い雰囲気に仕上がっているかと思います。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 そしてスターター&ドアミラースイッチパネルです。

照度マークも良い具合に再現出来たと思います。

ちなみに私が小物の塗装を始めた頃には、こういったロゴマークの再現に関する情報が殆ど無く、一体どうやって作っているのか全く判りませんでした。出来あがった後の画像はあるのですが、肝心の途中過程や使っている機材などは紹介していないので随分と苦労しました(まあ普通はそれが当然なのかも知れませんが)。

ただその後、主に模型の塗装している方々のサイトでALPS社のドライプリンターなどを使っている事を知り、それらを参考にして現在のような施工が可能となりました。途中クリアーを塗った後にブリスターが発生したりデカールが浮いたりと大変な事もありましたが、ここ数年でようやく安定して出来るようになった次第です。

それでは完成しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサ内装パネル ロゴデータ作成

インプレッサ内装ミラースイッチパネル塗装承ってます

先日お預りしておりましたインプレッサの内装、ドアミラースイッチパネルです。

 今回の塗装をするにあたって既存の照度マークも元の通りにする為、撮影した画像を基にIllustratorなるソフトを使って輪郭をトレースし、データを作製します。

 この辺りになるとノギスではサイズが測れない為、予め数種類のサイズを印刷して一番近い物を採用します。

 サイズは6.4ミリで、ただちょっと全体的に太かったのでこの後-0.1ミリ細くしています。

位置についても数値で測るよりそのまま転写してしまった方が早くて確実なので、透明な糊付きフィルムを貼り、目安となる位置にラインテープを貼りつけます。

 先程作ったデータからドライプリンターを使ってデカールを作製しました。

既存の照度マークの位置に合わせ、デカールを貼り付けます(画像では既に貼り付けられていて二重になっています)。

 

本番ではこのフィルムを重ねて見ながら照度マークを元の位置に配するようにします。

尚これは「ギャラリーフェイク」なる漫画の作中で、主人公の藤田氏が作品の真偽を確認する為に使った方法と同じでして、いつか私もこれをやろうとずっと思っていました(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサ内装部品 サフェ入れ

 先日お預りしたスバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装パーツ一式の内、ザラザラとした塗装が施されていて、さらに歪が酷かったリヤドアインナーハンドルパネルです。

表面をダブルアクションサンダーの#120→#180で研磨し、

サンダーが入らない個所は#240の手掛けで研磨します。

 素材は塗装との相性が良く無いPP(ポリプロピレン)の為、さらに全体をウォッシュコンパウンド&スコットで研磨しておきます。

空研ぎのペーパー掛けだけでも足付け処理にはなりますが、PPやPA、PEなどのオレフィン系樹脂は研磨した際の毛羽立ちが激しく、その点では摩擦熱を発生させない水を使った研磨が有効です。またこの際にはウォッシュコンパウンドを使う事により、粗いペーパー目の中にさらに細かい目の足付け処理が出来てこの後に塗るプライマーの密着性が高まる事も期待します。

 良く乾燥させ、脱脂処理を行ったら念の為火炎処理を行い、プラスチックプライマーを塗布します。

続けてサフェーサーを塗布します。ウェットに6コート程塗っておきました。

この後一晩程寝かしたら60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。大抵は何かしら本塗り後の強制乾燥時に一緒に焼かせて貰うという感じですかね。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサ内装ミラースイッチパネル塗装承ってます

 先日ご依頼頂いておりましたインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装部品4点の追加案件として、こちらのドアミラースイッチパネルの塗装も承りました。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!

ご依頼内容は他の部品と同様「艶あり黒」のクリスタルクリアー仕様で、またこちらのメーター照度マークの復元も承っています。

復元の方法としては、これをスキャナーで読み込んでそのまま印刷・・・と言う方法では到底まともな形になりませんので、読み込んだ画像をトレース&細部の修正を行ってベクトルデータを作製し、「デカール印刷→ベースコート(黒)→貼り付け→クリアー塗装→磨き処理」といった工程を行います。

素地は梨地では無くツルツルの上に艶消しの黒が塗られただけなので、下地処理は足付け処理のみと想定しています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。この度もご贔屓頂き有難う御座います!