フェラーリ458リモコンキー塗装 完成

 大変お待たせしました!フェラーリ458スパイダーのリモコンキーカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はいつものようにロッソコルサな赤のリモコンキーだったのですが、

こちらのような配色にご希望されまして、

 その様に塗装を施しました。

 使用した色は、

・黒・・・STANDOX MIX571(原色黒)

・白・・・フェラーリ純正色Bianco Avus(カラーコード:100)

・シルバーフェラーリ純正色Argento Nurburgring(カラーコード:226689)

の3色となります。

 白いラインは幅が5ミリで、シルバーのラインは0.7ミリとなっています。

 今までのストライプライン入れはいつも表側のみだったのですが、今回はこちらのボタン側にも、

 さらに表と裏でストレートにラインが繋がるようになっています。

ただこれが予想以上に難しく、今回は途中でどうにもならないかもと思いました。

 サイズが小さければ小さい程、またラインが細ければ細いほど塗り分けの見切り部分の粗が目立つので、本来なら最後にシルバーを塗りたかったのですが、それだとラインが綺麗に引けないと言う事で、シルバーを一番最初に、さらに最後にもう一度シルバーを塗り直すと言う方法で行っています。

 ちなみに表面のカバー(跳ね馬のエンブレムがある方)のカバーが若干緩いようでしたので、内部爪状に引っかかる箇所に両面テープを貼ってガタツキを防いであります(最初はホットボンドのような物がついていて、それより断然良い具合には出来ていると思います)。

 さすがに今回は作業が大変過ぎたので(精神的に)、こちらの内容は今後当分お受付はしない事でどうかご了承頂ければと思います(今まで通り片面だけの仕様であれば大丈夫です)。

 自然光下でも撮影してみました。

実際は室内の照明下よりも自然光で撮影した方が粗が判り難いのですが、写真が好きな方ならそう言う事もよくご存じでしょうし、また被写界深度も極力浅くならないようにして撮影するようにしています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フェラーリ458リモコンキー 本塗り②

フェラーリ458リモコンキー 本塗り①

先程の①に続きます。

 0.7ミリ幅のラインを緑色のマスキングシートで行うのは色々不都合が生じたのでそれは止め、改めて市販の0.7ミリ幅の和紙タイプのマスキングテープを使う事にしました。

 以前これの1.0ミリ幅の物を使った時は糊残りが酷く、そういった事もあってその後使う事が無かったのですが、知り合いの塗装屋さんはいつもこれを使っているとの事で今回見直して採用する事にしました。

 結果としてはこのマスキングテープを使わないと今回の作業は出来なかったのでは!と言う程で、それにしても画像だと簡単そうに見えますがまさに地獄のような作業でした(苦笑)。

 そもそもこの段階ではまだ上手くマスキングが出来ているという訳では無く、しかしこれ以上は物理的にどうにもならないと言う事もあったので、今回は細部の塗り直しは覚悟の上でこのまま先に進む事にしました。

 塗装する時は鍵本体からカバーを外して行うのが当然ですが、一旦外してしまうと失敗するイメージしか無かったので、今回はこの状態のまま本塗り(ベースコートのみ)を行う事にしました。尚嵌め込んでこの状態では塗れない箇所は後に全て塗り直していて、とにかくライン入れを最優先としています。

 たったこれだけの為に丸一日を費やしてしまいました・・・。

 ストライプラインの中央部を白に塗り、

 乾いたらマスキングをして塞ぎ、

 そして黒を塗ります。

 マスキングを剥がします。

 基準となるラインが決まったので鍵本体からカバーを外しました。

この状態では細部の仕上りは全然駄目なので、ここからさらに半日以上掛けて修正を行っていきます。

 曲線状になった箇所に真っすぐマスキングテープを貼ると内側が浮く為、そこはどうしても汚い仕上りになります。

通常であれば内と外でマスキングテープを別けて貼るので対応は出来ますが、今回はこの幅が0.7ミリだったのでこうするしか無く、後から修正でカヴァーする事に決めました。

 尚今回は「黒」「白」「シルバー」の3色を同時に修正しながら塗装する為、口径の小さいスプレーガンが足りなく、普段は使わないIWATAのエアーブラシも出動して貰っています。ただこちらは手元にレギュレーター(エアーの調整をするボリュームのような物)がついていないので、トランスホーマー側で調圧しています。

 各見切りのラインはこんな感じでほぼ全て修正しました。

 またそれでも貼り方が曲線になってしまうところは、さらに細い0.4ミリ幅のマスキングテープを使用しています。

 幅は細いですが和紙タイプマスキングテープなので、引っ張っても細くなったりしないのが利点です。

 こんな感じで虱潰しに修正を繰り返していきます。

 ベースコートだけで一日以上の時間を費やしているので、じっくり腰を据えて出来るよう椅子も用意して終日ここで作業をしていました。

 各部の修正が終わり、ようやくベースコートが完了です。

画像だと見えませんが、フチまで全て修正しています。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 塗り分けの見切りライン自体は綺麗に仕上がっていますが、各部は何度か塗り重ねているので段差はついてしまっています。

 なのでこちらは完全硬化後、ペーパーを掛けて磨き処理を行うようにします。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますので、どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ458リモコンキー 本塗り①

フェラーリ458リモコンキー 塗り分け確認

先日作業前の確認をしていたフェラーリ458のリモコンキーです。

その後作業着手しておりまして、ようやく本塗りまで完了しましたので作業内容を紹介させて頂きます。

尚画像がかなり多いので(多分40枚くらいはあるのではと)、本塗り完了までは二回に分けて紹介したいと思います。

 リモコンキーカバーは比較的綺麗な状態でしたが、キーリングをを取り付ける穴の周りに多少傷があったのでそれを#800で研磨し、さらに当て板を使って全体を均して最後にナイロンブラシ&ウォッシュコンパウンドで隙間までしっかり足付け処理を行います。

 ストライプラインに入れる白はフェラーリ純正色のBianco Avus(カラーコード:100)で、シルバーはF488スパイダーなどに採用されているArgento Nurburgring(カラーコード:226689)を使用します。シルバーが明る過ぎて白に埋もれてしまうようなら別の色をと考えていましたが、実際に作って比色すると良い具合だったので予定通りとしております。

 よく脱脂清掃し、

 プラスチック素地が出ている所にはPPプライマーを塗ります。ちなみに今回の既存の塗膜はクリアーを塗っていない1コートソリッドでした。

 塗る順番は色々考えていたのですが、今回は非常に細かい塗り分けの為、極力膜厚を着けたくないのでまずは全体に黒を1コート程塗り、

 続けてストライプラインが入る部分にシルバーを塗ります。黒を塗った意味が無いように感じられますが、後で黒を塗る時に極力薄く済むようにと言う願いを込めた感じです。

 ベースコートを十分に乾燥させてテープフリーな状態になったら、

 下に敷いたカッティングマットの目盛りにセンターを合わせてマスキングテープで仮止めします。

 基準となるセンターは鍵の方を見るのではなく、下の方眼にマスキングシートを合わせて貼り付けます。色々試した結果、水貼りよりもこれが一番確実にセンターを抑えられるという結果に至りました。

また今回はカバーの表と裏のラインを合わせなければならないので、カバーパネルは一旦本体の鍵に装着しています。

 こんな感じで0.7ミリ幅ラインの位置を決めていますが、貼る位置が湾曲している為、どうしてもテープの張りに無理が生じ、0.7ミリの幅が狂ってしまう!と言う事態に。

今回使っている緑色のマスキングシートは紙では無くPP(ポリプロピレン)製の為、引っ張ると細くなってしまうという特徴があり、またコシも強いのでどうにも上手く貼れません。

まあこの辺はある程度判っていたと言う事もあり、一応予定していた市販の0.7ミリ幅のマスキングテープを使う事にしました。

に続きます。

フェラーリ458リモコンキー 塗り分け確認

 先日よりお預りしておりましたフェラーリF458のリモコンキーです。

今回はこのような塗り分けでご依頼を頂いていますので、実作業の前に各部塗り分け位置や方法などを確認しておきます。

 ストライプラインは中央の白い部分が5ミリ幅で、その両端のシルバーになる部分は0.7ミリ幅となっています。

それぞれを別けて貼ると位置がズレるので、このように転写シールを貼って

 所定の位置に合わせます。空張りだと位置を合わせられるか不安だったので取り敢えず水貼りで行いましたが、結果としては空張りの方が良いと判断しました。

 このようにして一旦はまとめてマスキングシートを貼り、

 中央を剥がします。

念の為ですがこちらは本番では無く、作業前のイメージ作りです。

 今回は片面では無く、スイッチのある裏側もご依頼を頂いておりますので、そちらも同じようにマスキングシートを仮貼りしてみます。

さらに実際にリモコンキーに装着してみます。

塗装面は湾曲している為、ラインを引くとそれに沿って曲がり、先細りのような形状となります。

むしろこれがスクーデリアのボンネットストライプラインのようで格好良かったのですが、ラインが両面となるとそれぞれが繋がらないような見た目になるので、

 オーナー様にお伺いし、今回は裏と表のラインを繋げるような形にする事にしました。

またストライプラインのマスキングはカーブする箇所でどうしても浮いてしまう為、今回はこちらの和紙タイプの0.7ミリマスキングテープを使おうかと思います。

また色についてもシルバーが余り明る過ぎると白に埋まってしまうので、予定しているArgento Nurburgring(カラーコード:226689)が大丈夫そうかも確認しておこうと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ458リモコンキー塗装承ってます

先日到着しておりました、フェラーリ458スパイダーのリモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 塗装するのは裏と表のカバーで、また今回は状態が良いのでサフェーサーの下地は省きます。

 ちなみにこの型のリモコンキーは何度か塗装していますが、今回は初めて跳ね馬の後ろにサービスホール(作業上あると便利な穴)が開いていました。

以前当店で塗った物かと思いきや、表面に製品の歪が残っているのでそうでは無さそうです(私が塗る場合は予め研いで歪を取っておきますので)。

そして肝心の塗装内容ですが、今回はこのようなデザインで承っています。

黒ベースに、5ミリ幅の白いラインを2本、さらにそのフチに0.7ミリ幅でシルバーのラインを入れるよう承っています。

黒については通常通り原色の黒を、白についてはフェラーリ純正色のBianco Avus(カラーコード:100)、シルバーはF488スパイダーなどに採用されているArgento Nurburgring(カラーコード:226689)を採用しようと考えております。

尚、同型の鍵で赤色ベースに塗装している施工例がありますのでそちらも紹介をさせて頂きますね。

Ferrari 458 Remoto Key

この時の塗装とどちらが難しいのかは見当がつきませんが、今回はカバーパネルを裏表共塗るので手間としては今回の方が大きいと思います。尚この時はキーリング取り付け部に傷防止のステンレスリングを取り付けましたが、今回こちらは無しとなっております。

フェラーリリモコンキー用傷防止リング作成

これを着けなくても、傷が付き難いタイプのキーリングを取り付けたり(高いですがそう言うのがあると思います)、または丈夫な繊維で出来た紐などを使えば問題は無いと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。作業のタイミングとしてはアイアンマンカラーのメガネフレームの作業がある程度進行してからになると思いますので、まだ少し先になるかも知れません。どうぞ今しばらくお待ち頂ければと思います。

改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!