ジェイドテールランプ一式スモーク塗装 完成

 大変お待たせしました!ホンダジェイドの純正テールランプ、ハイマウントストップランプ、リヤリフレクターレンズのスモーク塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

元々のレンズはフチが濃くなっていて、赤い部分は比較的鮮やかだったのですが、

 この度のスモーク塗装で全体の雰囲気がかなり落ち着いたようになったと思います。

尚、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」を使用しています。

 濃度は「薄目より少し濃く」で、以前施工したベンツAクラスのテールランプを参考にしました。

 リフレクターレンズはテールランプよりもスモークの塗り方を抑えるようにして、見た目の黒さが合うように調整しています。内部にメッキの反射板が無いようなレンズにテールランプと同じようにスモークを塗ると真っ黒になってしまうのです。

ハイマウントストップランプは元々クリアータイプの物で、一旦レッドキャンディーを塗ってからスモークを塗り重ねて濃さを合わせています。こちらの最初の状態も紹介致します。

元々はこのような物だった物が、

 こうなりました。統一感が出たと思います。

 こちらのオーナー様からはさらに新たなご依頼品もお預かりしておりまして、後日そちらも紹介したいと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座いました!

ジェイドテールランプ一式 本塗り

 大変お待たせしました!ホンダジェイドのテールランプ、リヤリフレクターランプ、ハイマウントストップランプ、無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

 スモーク濃度は、「赤を活かせるように薄めもしくは薄めより気持ち濃い目で」、「添付したW176メルセデスベンツAクラスの方のような感じ」といった具合で承っています。

 よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

 ハイマウントランプはクリアーレンズの為、

 他のテールランプ同様、先にレッドキャンディーを塗布します。

 参考画像を基に濃度を調整していきます。

 クリアーレンズの所を見るとまだ少し明るい感じがして、もう1コート塗ろうかと(濃くしようかと)思いましたが、周りの赤いレンズ部分はかなり黒味が出て来ていたのでここで止めました。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

 今回のターンではクリアーは全て高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 リフレクターレンズはテールランプと同じように塗ると真っ黒になってしまう為、敢えてスモークは薄目にして見た目の濃さが合うように調整しています。

同じくハイマウントランプもスモークの濃さをテールランプと統一するようにしています。どれも良い感じに出来ていると思いますのでご安心下さいませ。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ透過性塗装 下準備

 先日の続きで、テールランプ系透過性塗装の下準備を行っています。

尚、画像には写っていませんがジェイドのハイマウントランプもありますのでどうぞご安心下さいませ(そちらは先にお預かりして下地処理は既に済んでおります)。

 ちょっと順番が逆ですが、テールランプの裏側などはマスキング前に清掃しています。こちらは180SXの社外品テールランプで、一応清掃はされているのですが谷の部分や隙間に泥が残っています。テールランプあるあるですよね。

 表面レンズの隙間にも泥が詰まっていますので、水を流してブラッシング&エアーブローを繰り返します。

 ブラシが入らない個所には多少汚れが残りましたが、かなり綺麗になりました。後はレッド&スモーク塗装を施せば殆ど目立たない(判らない)ようになると思います。

以前GRB系テールランプで隙間に苔が生えていた物がありましたが、同じようにやって塗装後は全く判らなくなりました。

 こんな感じで清掃が終わり、よく乾燥させてからマスキングを行います。

 同じくアリストのテールランプも清掃済みです。

フィアットのテールランプは新品では無いようでしたが非常に綺麗だった為、エアーブラシとかるいブラッシング&拭き取りだけで済みました。

ジェイドのテールランプ一式は新品なのでエアーブローのみで大丈夫でした(電球穴は先にマスキングしてあります)。

 そしてブース内の掃除です。

透過性の塗装はとにかく気を遣うので(透明なので塗り直しが効きません)、テールランプ系の本塗りを行うタイミングでブース内のスチーム洗浄を行うようにしています。

 普段台に使っているのはよくあるワイヤーメッシュの棚板で、繰り返し使っているので見た目は悪いのですが同じようにスチーム洗浄しているので塗装をする上では常にクリーンに保っています。

 そしてフィアットのテールランプです。

こちらはウィンカー&バックランプ部分をマスキングしますが、本塗り当日は出来るだけ時間に余裕を持たせたかったので、今回ここのマスキングシートを先に作っておく事にしました。

まずは通常通りラインテープでマスキングを行い、

 その上にコピー用紙を貼り、鉛筆の芯を使って輪郭を抽出します。昔ながらの石刷りみたいな感じですね。錆て見えなくなった車体番号や、風化した墓石の文字を見る場合などで使われる方法です。

 それをスキャナーで読み込み、Illustratorなるソフトを使って輪郭をトレースします。またこの時に不作為な線なども修正しておきます。この辺がデジタル作業の良いところですよね。直線は真っすぐに、カーブはベジェ曲線で美しくと言う具合です。

 出来上がったデータを使い、カッティングプロッターでマスキングシートをカットします。

実際に貼り付けて各部を修正し、出来上がったデータを反転させて逆を作成します。

テールランプ自体が対象に出来ていればマスキングも対象に出来るので、これは気持ちが良いです。

この後は各案件の仕様(スモーク濃度や使用するクリアーなど)を纏めた作業内容書を作成してプリントアウトし、ブース内に貼り付けておきます。

こんな感じで本塗り前の事前準備にはかなり時間を要する為、1セット単位での塗装だと採算を合わせるのが難しいのですが、このように数セット纏める事で帳尻を合わせています。何卒ご理解下さいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダジェイド メッキモール&メッキエンブレム塗装 完成

 大変お待たせしました!ホンダジェイドのフロントグリルメッキモールと、同じくフロントグリルに装着されるホンダのメッキエンブレム、艶ありブラックの塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々メッキだったパーツに、上塗り塗料が剥がれない様下地処理を施した上で塗装を行っています。下塗り・中塗り・上塗りの三種類、3工程の塗装作業となっています。

ちなみに場合によってはメッキを剥がしてしまう事もあって、その辺はケースバイケースで選択します。以前の施工例が社外記の方でありますのでそちらも紹介しますね。

プジョーステアリングスポークカバー メッキ剥離

この時は「RCZ」の凹み文字を埋める為(実際は削り落としています)、メッキを残すよりも剥がした方が早く確実で、また素材自体もしっかりしていた為にこの方法としました。部品によってはメッキ被膜(装飾クロムメッキ)によって強度を保っている物もあるので一概にどれも剥がしてしまうという事は出来ません。

以前メルセデスベンツのスリーポインテッドスターのメッキを剥がした時はフニャフニャで、とてもそのまま使えるような物ではありませんでした。

ベンツ用ワンオフホイールキャップ シリコン型完成

 

 しかも今回はこちらの長いモールも一緒にご依頼頂いていて、さすがにこのメッキを剥がすというのは当店では難しいので、今回は(と言うか今回も)メッキは残したまま塗装する方法にしています。

塗装前の工程では通常通り「サフェ研ぎ」を行っている為、仕上がり自体は通常の塗装と同じくシャープに出来ています。肌の上に肌が乗ったようなデロデロとした仕上りにはなっていませんのでご安心下さいませ。

エンブレムも下地をしっかり行っていますので、メッキの仕上りに遜色無い程シャープに仕上がっていると思います。

 一応室内の照明下でも撮影してみました。

こちらのオーナー様からは追加でテールランプ一式のスモーク塗装もご依頼頂いておりますが、そちらはもう少し先となりますので、こちらを先に完成のご案内をさせて頂きたいと思います。まずはこの度もご贔屓頂き誠に有難う御座いました!

ホンダジェイドメッキパーツ 本塗り

先日メッキ素地用の下地処理を行い、最終的にサフェーサーを塗っておいたホンダジェイドのフロントグリルメッキモールと、

フロントグリル用ホンダエンブレムです。サフェーサーを研ぐ前に軽く黒をスプレーし、研ぎ忘れを防止します(ガイドコートです)。

#600→#800の水研ぎでラインを出し、最後は当たりの柔らかい布状の研磨副資材(画面右端に写っているバフレックスレモン)でペーパー目を均します。

マスキングを貼り直し、台にセットして本塗り開始です。

 色はソリッドの黒の為、先ほど紹介したロータスエキシージのヘッドカバーと一緒に行っています。

 フロントグリルモールは裏側に回り込んだ形状となっている為、そこまでしっかり塗れるように固定しています。

ベースコートの黒を塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

 上塗り自体はそんなに時間が掛からないので、メッキの上に密着剤を塗ってそのまま本塗りをすれば作業時間も軽減出来て費用もかなり落とせるのですが、後で剥がれた時に「これどこで塗ったの?」となると非常にマズイので、そういった塗装はお受付が出来ません。何卒ご理解下さいませ。

 ただし当店のやり方であれば、この後ペーパーを掛けてフェザーエッジも綺麗に出ますので、塗装が剥がれないどころか再補修も可能です。塗膜のエッジが密着不良でブチブチと切れたりする事もありません(塗装屋さんなら判りますよね)。

 特にフロント周りはどうしても飛び石が当たる為、密着性の悪い塗膜だと飛び石が当たった所の傷が非常に多くなります。あれは塗膜が弱い訳では無く(塗料材料が悪い訳では無く)密着性が悪い為に起きている事で、ある意味人災です。

こちらのオーナー様からはその後テールランプ一式もご依頼頂いておりまして、そちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。お待たせして申し訳御座いませんがどうぞ引き続きよろしくお願い致します!