ジュークメッキグリル&リヤガーニッシュカバー&ミラーカバー塗装 完成

juke20 大変お待たせしました!日産ジュークの純正フロントグリルメッキモール、社外品ステンレス製リヤガーニッシュカバー、純正ミラーカバーの塗装、本日完成となります。

juke21 色は日産純正色では無くスバル純正色の「クリスタルブラックシリカ」(カラーコード:D4S)となります。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となっています。

最初の状態も紹介しますね。

juke最初はこちらの2部品だけのご依頼だったのですが、その後ミラーカバーも追加でご依頼頂きました。

juke22 ステンレス製のガーニッシュカバーはサンドブラストで表面を荒らして足付け処理とした後にプライマーを塗ってあります。

juke23 フロントグリルモールは装飾クロムメッキが施されている為、通常の塗装と同様の密着性を保持出来るよう下地を作ってからの塗装となります。場合によってはメッキを剥がしてしまう事もありますが、今回くらい大きいのは流石に大変ですのでメッキをそのまま残す方法にしてあります。どちらにしてもかなり手間と時間は掛かるので通常よりも下地処理費は多少高くなります(その代わり普通にフェザーエッジが出せますので今後の補修も可能です)。

juke26 ミラーカバーは新品を用意して頂きましたので足付け処理のみでの塗装となっています。

こちらも最初の状態の画像を紹介しますね。

juke2ミラーカバーは元々黒だったので余り変化が判り難いのですが、今回の色はパールもメタリックも入っています。

juke27 ブルーパールと、STANDOXでは一番粒子が大きいメタリック原色(MIX598)が入っていて、ただ含有量が少量の為にパッと見は黒く、近くで見るとランダムに配置されたメタリックがまるで宇宙のよう(!)に見えるのが特徴です。

car178私的にも中々面白い色だと思ったので、今回は純正色としては珍しく当店用の色見本も作成しておきました。

car177尚、こちらの色見本は「塗装のご依頼のついでに」と言う事限定で現在¥1,000(税別)で仮販売を行っています。宜しければご用命くださいませ。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度も当店をご贔屓頂き有難う御座いました!

ジュークリヤガーニッシュカバー&メッキモール 本塗り

juke9 先日メッキ素地用の下地処理を行い、サフェーサーまで仕上げていた日産ジュークのフロントグリルメッキモールです。

元のメッキ素地自体は平滑なのですが、その上に塗ったプライマーやサフェーサーで肌が出来てしまっていますので、#600→#800の水研ぎで研磨して平滑にします。

juke10 マスキングを貼り直して台にセットします。結構大きいので流石に持っては塗れませんが、フチまで塗れるように浮かした状態にしておきます。

juke11 ミラーカバーは新品塗装済み品をご用意頂きましたので、空研ぎ#800(アシレックスレモン)で足付け処理を行っています。素材の厚みは1ミリくらいあるので断面も全てペーパーを当てています。

juke12 リヤガーニッシュ用ステンレスカバーはサンドブラストで足付け処理を行い、その後プライマーを塗ってあります。プライマーは薄膜なのでサフェーサーのように肌を荒らす心配はなく、ただあまり派手に研ぐと下地が出るので軽く表面を研ぐ程度に留めます。

よくエアーブローし、最終脱脂を行ったら本塗り開始です。

juke13 ベースコートを塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。

juke14 色は当初「半艶の黒」でのご指定でしたが、先日こちらで紹介したスバルレガシィのフロントグリルメッキモールに塗装したクリスタルブラックシリカ(カラーコード:D4S)の色が気に入られたとの事でこちらに変更となりました。「日産なのにスバルの色?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、メーカーによる塗料の違いといったような概念は塗装にはありませんので全く気にされなくて大丈夫です。それぞれの色は顔料の構成で決まるだけです。

そう言えば時々ネットの掲示板などで「フェラーリの赤は特別だからその辺の塗装屋では調色は無理」みたいな文言を見かけますが、車の塗装屋さんが読んだら呆れると言うか多分噴いてしまいます。ニトロセルロースラッカーが全盛の、外国車自体が珍しいと言う時代ではもう無いんですから・・・。

juke15 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っています。

juke16 こちらの「スバルクリスタルブラックシリカ」(カラーコード:D4S)は粗目のメタリックが使われているのが特徴で、パッと見は黒に見えますが、ピシピシとメタリック粒子が輝いて見えます。その他ブルーメタリックやグリーンの原色も入っています。後に判り易い画像を紹介しますね。

juke17リヤガーニッシュ自体を外すのは大変だと思いますが、こういった社外品のカバーを塗って貼るのは手軽で良さそうですね。

juke18 そして今回一緒に塗装している色見本用の注型ミニカーです。何も無い液体(樹脂)の状態から作成している、一応PRO_Fitオリジナルの物でして、まだちゃんと紹介はしていませんが「塗装のご依頼のついで」と言う事で現在¥1,000(税別)で仮販売を行っています。

juke19この金額は勿論塗装費を含めてで、通常この辺のサイズでも塗装費だけで¥7,000~¥10,000程は掛かりますから、結構お得だと思います。と言っても使い道が無ければ何の意味も成さない物なのですが・・・。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ジュークリヤガーニッシュカバー&メッキモール 下準備

juke4 ジュークのパーツも作業進行しておりますのでご安心下さいませ。

こちらはリヤガーニッシュに被せるタイプの社外品ステンレスカバーです。

普通にダブルアクションサンダーを掛けようと思っていましたが中央の細い部分に折れ目が出来てしまいそうだったので、部品に圧力の掛からないサンドブラストでの作業にしておきました。

juke5サンドブラストで足付け処理が完了です。

juke6 良く洗浄し、台にセットして、

juke7 プライマーを塗ります。

jukeフロントグリルモールの方は見た目はステンレスと同じように見えますが全く違います。ABS樹脂の上に銅メッキと装飾クロムメッキが施されていて、これにサンドブラストを当てるとメッキが捲れてしまい大変な事になります。メッキは塗装と違って素材に密着している訳では無いので局所的にでも剥がれるとかなり面倒です。メディア(研磨粒子)にウォールナットビーズ(クルミの殻を粉にした物)を使って行っても同じようになるので、多分熱が原因なのではと思っています。もしかしたらウェットブラストなら上手く行くかも知れません(私はしませんし、そもそもウェットブラストも無いですし・・・)。

juke8と言う訳でメッキ素地用の下地処理は少々違う方法で行い、最後は普通のサフェーサーを塗ってありますので、こちらは後日熱を掛けて完全硬化させたら全体を研ぎ出してラインを整えます。元のメッキを剥がしている訳では無いので既存のラインが崩れている訳では無いのですが、ウレタンサフェーサーとその下に塗っているプライマーで結構な膜厚になっているのでその肌を平滑にする為です。

装飾クロムメッキに普通の塗膜と同様の密着性を確保するのはそれなりに面倒ですので、場合によってはメッキを剥がしてしまうケースもあります。メッキがなくなっても強度が保持できるならば、密着剤を使って塗られてしまうよりかは全然マシと言うか間違いがありません。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ジューク ステンレスガーニッシュカバー&グリルメッキモール塗装承ってます

juke 先日到着しておりましたジューク用の社外品ステンレスリヤガーニッシュカバーと純正フロントグリルメッキモールです。こちらのオーナー様は以前同じくジュークの内装パーツをご依頼頂いた方です。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

juke1リヤガーニッシュステンレスカバーの方は基本的にはスチールと同じ下地処理で、ダブルアクションサンダー#120~#180で足付け処理を行ったらプライマーを塗って上塗り塗装となります。スチールと違う点としては金属に粘りがあるので、足付け処理が少しやり難いと言う程度です。

フロントグリルの方は装飾クロムメッキが施されていますので、ステンレスカバーの方とは違う方法(と材料)での作業となります。

色は当初「半艶の黒」でのご指定でしたが、先日こちらで紹介したスバルレガシィのフロントグリルメッキモールに塗装したクリスタルブラックシリカ(カラーコード:D4S)の色が気に入られたとの事でそちらに変更となりました。またくリーアは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度も当店をご贔屓頂き有難う御座います!