ベンツホイールキャップ塗装 完成

benz217 先日本塗りを終えていたメルセデスベンツ純正のホイールセンターキャップです。

付属するメッキ製のスターを取り外す際に二か所だけ爪が折れたのでそこをエポキシ接着剤で固定しておきます。

benz218 折れた部分にエポキシ接着剤を点付けします。

benz213 そして完成です。お待たせしました!

benz214 色はメルセデス純正色の「インディゴライトブルー」(カラーコード:230)です。

最初の状態も紹介しますね。

benz186元々はこんな感じのシルバーでした。

benz215これだけ見るとまるで最初からこうだったと錯覚するくらいです。

benz216メッキのスターはさすが沢山の爪で固定されているだけあって、隙間なくかなりピッタリ付いています。これでは外し難くても文句は言えないかも知れませんね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ベンツホイールキャップ 本塗り

benz230 先日メッキのスリーポインテッドスターを取り外しておいたメルセデスベンツ純正ホイールセンターキャップです。

新品はシルバーメタリック&クリアーが塗装してあるので、下地処理としては#800で足付け処理をするのみで本塗りが可能です。対して少し前に施工したスバルインプレッサWRXの純正フロントグリルは新品状態ではクリアーが塗られておらず、また元々塗られている塗膜が余り強く無い為か激しいチヂレを起こします(起こしました・・・)ので、塗装する上ではこういった事に注意が必要です。

benz231 ベースコートにメルセデス純正色の「インディゴライトブルー」(カラーコード:230)を塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。

benz232この後60℃程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、数日寝かしてからメッキのスターを取り付けて完成です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ベンツホイールセンターキャップ塗装承ってます

benz179 本日到着しましたメルセデスベンツ純正ホイールセンターキャップです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は、土台のシルバーに塗装された部分をボディ同色の「インディゴライトブルー」(カラーコード:230)で承っています。

benz180 スリーポインテッドスターのメッキ部分は6か所の爪で固定されていて、板金塗装屋さんなら良くご存じかと思いますが、これを無事に活かしたまま外すのはとても難儀です。

benz181 普通はこんな感じでピックツールで抉るとロック部から爪が浮き上がりますが、このセンターキャップは爪の背面に(何故か)「受け」があるので爪はビクとも動きません。

画像では若干爪が浮いていますがこれは爪を持ち上げたのではなく、隙間にピックツールの先を無理遣り突き刺して強引に隙間を作っているような感じです。そもそも爪を持ち上げようとすると簡単に折れる構造になっていますので…。

benz182 と言う訳ですが、今回は紙のように薄い鉄板を使ってみる事にしまいた。調色の色板として使っているブリキ板ですね。アルミの空き缶などでも代用出来ると思います。

benz183 かろうじて出来た隙間にこれを押し込みます。ヘラは入りませんがこれなら入りました。

同じようにして6か所全て行います。ちなみにピックツールは相当気合いを入れないと刺さらなく、手が滑ると反対の手に思いっきり刺さるので皮手袋をした方が良いと思います(私は面倒なのでしませんでしたが…)。

benz184 その後同じように薄い鉄板を使って少しずつ隙間を広げ、ヘラが入るようになったらこんな感じで突き刺して回転させていきます。欲を出すとスターの根元が簡単に折れるので本当に少しずつ全体を浮かせるような感じが良いと思います。

benz185 と言う訳でこちらは無事に取れました。破損無しで外せたのは自身も初めてです…。

benz186ちなみに24個中2個だけ折れまして、そこは最後に接着剤で固定しておきます。元々オーナー様には全ての爪を折る事でご了承頂いていますのでこちらは問題ありません。

よくスマートフォンの分解などでギターのピックや要らなくなったクレジットカードなど使って爪を外したりしていますが、これはそういうレベルではありませんので分解は余りお勧めしません。補償はありませんが分解はサービスで行っていますので塗装をご依頼の際はお気軽にご用命くださいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

メルセデスのセンターキャップが装着されたようです

benz247 先日塗装と製造(!)をご依頼頂きました「エッティンガーホイール用68mm仕様のスリーポインテッドスターホイールセンターキャップ」(長!)が無事装着されたようでオーナー様より画像を送って頂きました。わざわざお手数を頂きありがとうございます!

benz246ホイールキャップ単体の状態では土台に使ったアクリル板は5ミリではちょっと厚く感じましたが、実際に装着してみるとなるほどとても良い感じです。側面に塗った赤もホイールリムとお揃いで統一感バッチリですね。さすがこれ専用に製作しただけの事はあります(もう本当に大変でした・・・笑)。

完成時の画像と、製造過程の画像も少しだけ紹介させて頂きますね。

benz229 画像中央にある土台が純正のホイールキャップのベース部分で、それに乗っかっているのが今回製造&塗装を施したベンツのスリーポインテッドスターです。純正センターキャップのサイズは74mmで、これでは今回履いたエッティンガーのホイールには装着出来なかったのです。なので新たに68mm用のこれを作成しました。

benz191今回新たに68mm径で作成したスリーポインテッドスターをマスター型とし、それを基にシリコン型を作ってポリエステル樹脂で量産しました。

benz250ただこさすがにここまでの作業は通常仕事としてお受け付けはしておりませんのでその点はご了承下さいませ。なのでこちらの製造過程は社外記の方で紹介しています。いずれ全行程をまとめて紹介したいと思います。

benz248 遠目でも存在感はありますが中身を知らないと誰も気づかないくらい自然に見えると思います。まさかあれを液体の状態から作っているとはと(笑)。

benz249ちなみに本当はホイール自体の塗装をご依頼されたかったようなのですが、現在はホイールの塗装はお受け付けしておりませんでして今回のご依頼に至った模様です。以前頂いたメールから一文を抜粋して紹介させて頂きますね。

「 何よりもプロフィットのホームページや社外記を拝見させていただいて、お世辞ではなく高畑さまのマニアック?な仕事ぶりに感銘を受けてこの方に何かやっていただきたいと思った次第です。

なので最初はホイールを塗装していただきたいと思ったわけですが、不可能とのことでホイールを探してキャップをお願いした次第です。

一般の人には理解不能でしょうが…、僕もマニアなので」

との事です。いやいやいや、私はそこまでマニアな訳では無いのですって(苦笑)。

ただ日記や社外記で紹介している事に関しては確かに見て頂いている方を煽っている(笑)傾向にはあると思います。と言うかそもそもそれが当店の唯一の営業手段でもありまして、時々単なるライフログ的な事もありますがそれでも色々思惑はあるのです(いや、無いかも知れませんが。笑)。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!