デリカD5テールランプ等5点塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた三菱デリカD5のテールランプ、リヤガーニッシュ5点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で、「ノーマルのレッド&クリアーがギラついてるので落ち着いた感じにしたい」との事で、

この時の濃さを参考に、スモーク塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

デリカD5テールランプ等5点 本塗り

先日下準備を行っておいた三菱デリカD5のテールランプ、リヤガーニッシュ5点です。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばします。

テールランプ等のレンズを塗る場合は、その前日(または2日前)にブース内の壁や床、塗装台と棚板を高圧洗浄機で清掃してから行っています。通常の塗色と違って透過性の塗装は異物が入るとそのまま残って見えてしまう為、どうしてもデリケートにならざるを得ないのです。

しつこいくらいのエアーブローが終わったらプラスチックプライマーを塗布し、本塗り開始です。

スモーク塗装を含む透過性塗装は、通常の塗装と同様ベースコート+トップコートの2コート塗装で、塗り方自体はいつも行っている塗色と変わらないのですが、部分的に濃くなったりすると延々それがそのまま残ってしまう為、一回に塗るスモークは想定している濃さよりも薄目にし、それを塗り重ねる事でムラの抑制や濃度の微調整を行うようにしています。

その分塗装回数は多くなるので、コート間での乾燥時間=フラッシュオフタイムは多めになり、ベースコートの塗装は結構長い時間が掛かります。大体3時間といった感じでしょうか。

スモーク塗装の最初の1コートは、静電気によるムラやダマの発生を防止する為かなり黒の含有量を少な目にし、その後徐々に濃度を上げ、最後は再び薄くした物で微調整を行います。全部で5コートとすると、2コート目と3コート目が一番濃いスモークで塗っている感じです。

スモークの濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ関係透過性塗装 下準備

先日に引き続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等レンズパーツの下地処理となります。よく乾かしてマスキングを行いました。

中古品の場合は深い傷が付いていたりする事があるので、

その場合は#180くらいから始め、徐々に番手を落とし最終#800で均しておきます。

これくらい凄いバリは#120から始めます。ついでに周りの波打っているところも#240で均しておきました。

UAZのバックランプレンズは表側にダイヤカット状の凸凹とした模様があるのでペーパーでの足付け処理は出来ず、平面部以外はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使います。

その他のレンズは#800→#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)を使って研磨足付け処理しています。

テールランプはそのまま台に置くと被塗面(主に角)が接触してしまう物があるので、段ボール等を貼り付けて固定します。

テールランプを含む小物の塗装は極力塗り肌の無い仕上がりにしたいので、見せる面が地面と並行になるようにしています。また絶対に垂らしたくない箇所などもそうですね。逆に「ここは垂らしても良いから」という場合もあります。とにかく逃げの塗り方=絶対垂ららないようにして全体の肌を悪くしてしまうような塗り方は避けるようにしています。

ウィンカーレンズ等の小さいパーツは手で持って塗れて台に挿せるよう、パイプ状の芯棒(養生紙を使い終わって残る芯)に固定しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ関係透過性塗装 下準備

次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等レンズパーツ一式です。


マツダCX8テールランプ塗装承ってます

デリカD5テールランプ等5点塗装承ってます

トヨタ86ウィンカーレンズ塗装承ってます

アストンマーティンサイドマーカー塗装承ってます

UAZ-452バックランプレンズ(3個目)塗装承ってます


BRZとROVER MINIのテールランプ&レンズにつきましては、次の透過性塗装のターンで行う予定です。もう暫くお待ちくださいませ。

テールランプは電球のソケットが外れていると穴が開きっぱなしなので、そこから水や埃が入るのを防止する為にマスキングをする必要がありますが、ソケットのパッキンから油が出ている為かそのままだとテープがくっ付かないので、

よく脱脂してからマスキングを行います。

予め貼っておいて頂いているテープも水が洩れるとマズイので一旦剥がし、

こちらもよく脱脂してマスキングをし直します。またこのタイプのように一段低い位置(周りに壁がある)構造だとテープが貼り難く隙間が出来やすいので、予めカットしておいたマスキングシートからサイズの合う物を貼り付けます。

中古部品は泥等で汚れているので、ブラシと水を使って洗浄を行います。

その後は良く乾かし、水気が飛んだらマスキングを行います。来週には本塗り出来る予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

デリカD5テールランプ等5点塗装承ってます

先日到着しておりました三菱デリカD5のテールランプ、リヤガーニッシュ5点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容はスモーク塗装ベタ塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

オーナー様の御希望としては、「デリカのボディカラーがグラファイトグレー(濃いガンメタ)なのでノーマルのレッド&クリアーがギラついてるので落ち着いた感じにしたい」との事で、

この時のジェイドのテールランプの濃さを参考にして濃度を調整するようにします。この画像だと結構黒目ですが、他の角度での画像で見るともう少し薄い印象になります。

参考までに、以前施工したデリカD5のテールランプを紹介します。

この時よりも濃い目にされたいとの事ですので、こちらも参考にして濃度を調整しようと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!