日産ノートメッキフォグカバー&アンテナ塗装 完成

大変お待たせしました!先に本塗りを終えていたメッキフォグカバーと、先日本塗りを終えていたドルフィンアンテナの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 フォグカバーは元々装飾クロムメッキが施されていたので、通常の塗膜と同様の密着性を保持出来る下地を作ってからの上塗りとしています。

ドルフィンアンテナは元々白に塗られていたのですが、車体色とは違ったようで今回改めて塗装をご依頼いただきました。

 フォグカバーの方は艶ありの黒となります。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

元のメッキは剥がさずその上に塗装を重ねていますが、塗膜の密着性は通常の塗装と同様になっていますのでご安心くださいませ。念のためですが、密着剤の類は一切使っていません。

 ルーフアンテナは日産純正色のホワイト(カラーコード:QAY)となります。白をベースにイエローと黒が少量入ってます。

 こちらもクリアーはクリスタルクリアーとなります。艶あり仕上げの場合は別途オプションで変更が可能です(通常は同STANDOXイージークリアーとなります)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

日産ノート ルーフアンテナ 本塗り

 先日お預かりしておりました、日産ノートに取り付け予定の社外品ルーフアンテナ(恐らくはビートソニック社製)です。

元々白に塗装済みの状態で、頂点部にタッチアップされた跡があったのでその部分を取り除き、全体を#800相当の研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理をしておきました。

 簡単に下地が出てしまうのは塗膜が柔らかいせいと、またクリアーは塗らない「1コートソリッド」の仕様だからだと思います。その他の部分も足付け処理をしているだけで下地が露出してしまいました。まるで職業訓練学校時代の教室の中のようです(当時は関ペの「PG80」なる塗料を主に使っていて、ちょっと磨くと下地が出てしまい、教室の中では塗装した物を磨く生徒がいたる所で下地を出して阿鼻叫喚の状態でした・・・)。

 下地が露出していた箇所とフチ~裏側にプラスチックプライマーを塗布し、続けてベースコートを塗ります。色は日産純正のホワイト(カラーコード:QAY)となります。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で、基本的に外資系の塗料は粘度が高く肉厚も付きやすいので、磨いていて下地が出る(!)なんて事は通常ありません。

昔、ディーラーの内製工場で働いていた時にはDUPONT社の塗料を使っていて(当時使っていたクリアーは690S。現在の696Sの前身)、その感覚のままアルバイト先の町工場でパナロックのクリアーで塗った物を磨くと、やはり柔らか過ぎて下地を出してしまう!なんて事を何度かやらかしました。そもそもクリアーに熱を掛けない!(冬場でも自然乾燥)とか、国産の塗料には色々衝撃的だった記憶があります。

 

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

先に本塗りが終わっているメッキフォグカバーと一緒に後日紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

日産ノート ルーフアンテナ&メッキフォグカバー塗装承ってます

先日到着しておりました(恐らくビートソニック社製の)ドルフィンアンテナです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は白に塗装済み品で、若干傷があってそこをタッチアップした跡がありますが、これくらいなら問題はありません。色は日産純正のホワイト(カラーコード:QAY)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様で承っております。

土台は外しておきました。塗装後に元の通りに組み付けておきます。

そしてこちらはフロントバンパーに着くメッキ製のフォグカバーで、素材はプラスチックですが、表面を覆っているのは装飾クロムメッキですので、それ用の下地処理を行ってからの上塗りとなります。色は「黒」で、クリアーは同じくクリスタルクリアーへの変更で承て取ります。

現在メッキパーツの塗装を2案件頂いておりますので、それらと並行して作業を行う予定ですが、こういった形状で下地を出さないようサフェを研ぐのは難しいので、もしかしたらこちらはちょっと違う方法(ウェットオンウェット+2度塗り)で対応するかも知れません。その場合のデメリットもありますが、こちらの形状であればそれも問題無いかと思います(詳細はその時紹介させて頂くかと思います)。

ちなみにこういった社外品メッキパーツの他にFRPゲルコート仕上げの製品がありますが、そちらの方が塗装(上塗り)自体は相性が良いのですが、「FRP=手作り品」といった特性上粗悪品が見られる事が多々あり、私的にはお勧め出来ません。説明書を良く読むと「必ずサフェーサーで下地を整えてから」と記載されている筈ですし(それでも「サフェだけじゃどうにもならないんじゃ・・・」と言うのも少なくありません)、また思わぬトラブル(ブリスターや巣穴)が発生するので、そういった点では今回のようなメッキ製品の方が良いかと思います。ただしアルミ素材にメッキは下から腐食が発生するケースが多いで、その場合はしっかりした物以外は手を出さない方が無難かと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ルーフアンテナ(TOYOTA 4T7) 塗装 完成

 先日本塗りを終えていたビートソニック社のドルフィンアンテナTYPE9です。外した部品を組み付けて完成となります。お待たせしました!

色はトヨタ純正色の「ディープゴールドパールクリスタルシャイン」(カラーコード:4T7)で、下色を含めた3コート塗装となっています。

最初の状態も紹介しますね。

元々は未塗装のABS樹脂だった物に、

 #800相当(アシレックスレモン)で足付け処理、プラスチックプライマーを塗って上塗りを行っています。

 こちらの前にお納めした同社ドルフィンアンテナタイプ3のオーナー様からは、「改めて拝見させて頂きましたが、非常に感動しました。塗装が美しくて見とれてしまいました。」とのお言葉も頂戴しました。

 私も塗装を仕事にする前までは、こういった艶のある塗装はまさか人の手で塗られた物とは思っていませんでした。てっきり何かの機械にセットして、無菌室のような場所でロボットが塗っていると思ったのです(まあ実際それに近い作業ではありますが。笑)。

 尚こちらは【お任せ仕上げコース】ですので磨き処理はしていません。画像も撮影したそのままで、塗りっ放し、撮りっ放しといった状態となります(画像はサイズを半分に縮小しています)。

 自然光下でも撮影してみました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ルーフアンテナ(TOYOTA 4T7) 本塗り

 先日お預りしておりましたビートソニック社のドルフィンアンテナTYPE9です。

表面を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理し、脱脂処理後、プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

 色はトヨタ純正色の「ディープゴールドパールクリスタルシャイン」(カラーコード:4T7)で、こちらの塗色は3コート塗装となります。

上の画像は下色となるソリッドカラ―の茶色で、この上に干渉イエローパールやバイオレットパールなどが含まれたベースカラーが重ねられます。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

パッと見は濁った茶色に見えますが、光に当たるとパールが光って上品な色合いになります。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!