フェラーリブランクキー塗装承ってます

 先日到着しておりましたフェラーリ純正のブランクキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 フェラーリのリモコンキーは何度も施工させて頂いておりますが、この型でリモコンが付いていないタイプは初めてです。てっきり社外品かと思いきやちゃんとした純正品です。

中央の鍵本体部分にはラバーコートが施されていて、これが経年でベタベタになってしまう為、今回はこちらを艶消し黒に、裏表のカバーパネルはいつもの通りフェラーリ純正色のロッソコルサ(カラーコード:300)で、またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

 早速分解もしておきました。七宝エンブレムは表から外そうとすると傷が付いてしまう為、カバーの裏から穴を開けてドライヤーで温め、両面テープの粘着力が落ちたところでポンチで押し出して外しています。

同じ様にラバーコートが加水分解した物を塗装した施工例がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。この時は黒い部分は同色の赤にしています。

Ferrari 430 Remoto Key

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

フェラーリモデナ360鍵 サフェ入れ

 昨年の暮れにサンドブラスト処理を行っておいたフェラーリ360モデナのアルミ製キーです。周りの形がカクカクして変だったので#120である程度均しておきました。

 良く脱脂清掃した後、まずはプライマーを塗布します。

 続けてサフェーサーを塗布します。

今回の鍵は跳ね馬のエンブレムが着く部分の彫りが浅いのでマスキングはしませんでしたが、ここの彫りが深い場合には粘土などを詰めてマスキングするようにしています。ただしそれなりにサフェーサーは塗り込んでいるので、窪みの側面には余りサフェが乗らないように注意しています。

この後60℃40分程の熱を掛けてサフェーサーを完全硬化させ、さらに全体を研いで形を整えたらいよいよ本塗りとなります。先に黒系の本塗りを行う予定ですのでどうぞもう暫くお待ちくださいませ!

サンドブラスト処理

 フェラーリ360モデナのキーとアルミ製サスペンションエンドキャップ、ホースパイプにスバルレヴォーグの樹脂製インマニ(こちらは別項で紹介します)をサンドブラスト処理します。

 フェラーリのキーは既存の塗膜が残っているので、

 それも一緒に剥がします。

キーリングが入る穴の中までしっかりブラスト処理を行います。

 ホースパイプは当初から塗装範囲を変更しています。

 こちらは剥離作業では無く足付け処理の為のブラスト作業となります。

 サスペンションエンドキャップは表面だけならペーパー掛けでも良いのですが、

 ボルトが入る穴の中まで足付け処理を行うとなるとペーパーでは難しいのでサンドブラスト処理が有効です。

その後リン酸処理も行い、綺麗に洗浄しておきました。

スバルレヴォーグの樹脂製インマニも一緒に行っていますのでそちらの後程紹介致します。

フェラーリモデナ360鍵 塗装承ってます

 先日到着しておりましたフェラーリモデナ360の純正キーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はこちらをフェラーリ純正色の「ロッソスクーデリア」(カラーコード:263657)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

また下地処理は以前施工した時と同じくサンドブラスト処理を行う予定で、以下がその時の完成時の記事になりますので宜しければご参照くださいませ。

フェラーリ360モデナ鍵塗装 完成

と言う訳で早速跳ね馬のエンブレムレリーフを取り外しました。

前回にも増して異様にガッチリ食いついていたので、隙間からアセトンを流し込んで接着成分を軟化させ(実際の効果は微妙でしたが)、ドライヤーで熱々にしてカッターの刃先とピンセットの先端を使って取り外しました。本体の方には多少抉った跡が残りましたが跳ね馬の方は無事取り外せましたのでご安心下さいませ(本体の方はどの道サフェーサーで修正しますのでご安心下さい)。

跳ね馬の取り外しについてはサービスで対応しておりまして、ただしそれによって生じる破損等については補償が出来ませんので何卒ご理解下さいませ。ご懸念の場合には予め取り外しておいて頂ければと思いますが、恐らくかなり難しいと思いますのでお任せ頂いた方が無事に取り外せる可能性は高いと思います(一応ですが割れたりするような事は一度もありません)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Ferrari 430 Remoto Key

 フェラーリ430の純正リモートキーです。塗膜と素地との密着が悪く、ストレスが掛かっていた箇所は塗装が剥がれてしまっています。

 また黒い部分にはラバー塗装が施されていて、ここにも多数の傷と、加水分解の為か表面がべた付いています。

 まずは全体を分解します。

 既存の塗膜を削り落とし、

 良く脱脂清掃したらプラスチックプライマーを塗布します。

 続けてサフェーサーを塗布し、この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。

その後サフェーサーを砥いでラインを整え、

 台にセットし、

 ベースコート→クリアーを塗装します。

 黒い部分もパネルと同様、フェラーリ純正色のロッソコルサ(カラーコード:300)でご指定頂きました。

 その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かした後に組み付けを行い完成となります。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」を使用していて、こちらは通常使用するクリアー(同STANDOX社のイージークリアー)に比べ、高美観・耐UV効果・耐擦り傷性・耐薬品性などに優れたクリアーです。別途オプションで変更が可能です。

 今回の塗装は下地からやり直している為、新品時のような塗装の剥がれ方はもうしません。

フェラーリのリモコンキーは。新品を買うとなると数十万円&数か月待ちとの事ですので、傷が酷い場合には再塗装もご検討頂ければと思います。