LOTUSエスプリのエンジンパーツ一式が装着されたようです

lotus37今年の1月末に完成してお納めしたロータスエスプリのエンジンパーツ一式が無事装着されたようでオーナー様からコメントと画像を頂いたので紹介させて頂きます。

「先週、やっと取り付けが完了し、本日、試運転方々、写真を撮影しましたのでご連絡させていただきました。

完成品を受け取った時、あまりの出来の良さに、年季の入った車ですから、新たに塗装した部分だけ浮いてしまうのではと心配しましたが、ご覧のとおりです。たぶん、私のように古い車のメンテナンスに悩んでいる方もおりますでしょうし、プロ・フィット様の技術力の高さを見せるうえで、エンジン内部の写真等、ご活用いただければ幸いです。

改めまして、安心してお任せできました事に感謝いたしますとともに、プロフィット様の益々の商売繁盛をお祈り申し上げます。ありがとうございました。デハでは・・・^^」

との事です。喜んで頂き私も嬉しい限りです。有り難いお言葉恐縮です。

他にも画像あるので紹介させて頂きますね。

lotus39この時ご依頼頂いた部品は今まで見た事が無いような構造で多少困惑したのを覚えています。上の部品についても「これって何ですか?!」って感じでしたので(笑)。

lotus33こちらが完成時の画像ですね。ヘッドカバーにある凸部のデザインが面白かったので、発送した後に石刷りしてデータとして残しておけば良かったとちょっと後悔しました。同じ形でアクリルとかMDFにレーザーカットしてモニュメントみたいに飾ったら面白いかと思ったんですけどね。

lotus38そしてこちらが今回の部品が装着された車体です。これが住宅街に、しかも後ろにある松との違和感が半波無いと感じるのは私だけでしょうか(笑)。完全に趣味の車、羨ましい限りです。

わざわざ有難う御座いました!

LOTUSエンジンパーツ一式 結晶塗装 完成

lotus33 大変お待たせしました!ロータスエスプリのエンジンパーツ一式、オレンジの結晶塗装で完成となります。画像だとちょっと色が薄く見えますが現物はもっと赤が濃い感じとなっております。今日は雪が降っていて外が暗かったので蛍光灯を点けて撮影したらちょっと明る過ぎたようでして・・・。

lotus34 凸分は研磨して光らせた後、クリアーを筆で塗ってあります。それにしても純正でオレンジ色ってちょっと凄いですよね。

lotus22こちらが元の状態で、これは悪く無い方なのですがフィンの部分がビロビロです(笑)。

lotus35 通常ボルト穴の周りも一緒に塗ってしまうのですが(塗ったからってそこからオイルが漏れたりはしませんし元々塗ってあるのが普通ですので)、今回は御依頼自体が「純正と同じように」といった事なので丸く残してあります。対してヘッドカバー×2個の方(細身の方)は元々ボルト穴周りも塗ってあったのでやはり同じ様に塗ってあります。

lotus36これらの部品を外している間は車は走れない訳でして、ただその間整備工場に車も置いてはおけないとの事で部品の取り外しはオーナー様の車庫で行われたそうです。何だかこんなところも英国的で良いですね(今はどうだか判りませんが向こうの人たちは皆自分で整備するのが当たり前で、新車で買った車のエンジンのボルトが緩んでいてもクレームつける人なんて居ないそうです。と、勤めていたディーラーで英国人の同僚から聞きました。ただ流石に現代でそれは無いでしょう。笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!

LOTUSエンジンパーツ 凸部研磨

lotus5先日結晶塗装を終えていたロータスエスプリ(と業者さんからご依頼のマセラティ)のエンジンパーツです。凸部を研磨して光らせ、アルミが露出した部分にクリアーを筆で塗って完成となります。

明日撮影しておきまして、土曜日には発送出来る予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ロータスエンジンパーツ一式 結晶塗装本塗り

lotus26 大変お待たせしました!ロータスエスプリのエンジンパーツ一式は無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

パーツは先日旧塗膜の剥離までを終えていて、その後はアルミ表面をリン酸で処理してあります。この後のプライマーをよく密着させる為の化成処理ですね。

画像はマスキングを行っているところで、塗膜が無くなってしまうとどこが塗られていない箇所だったのか判らなくなるので、予め撮影しておいた画像を見ながら作業しています。最初のその時は「まさか忘れる訳ないでしょ」とか思っていても大抵は確実に忘れていますので・・・(迷いながらの作業って凄く嫌ですよね)。

lotus27 ボルト穴は殆どの場合でマスキングする事はありませんが、今回のヘッドカバーはきっちりそこの塗膜が無かったので一応純正同様にマスキングする事にしました。まあ新品時の塗装はマスキングという訳では無く後からフライスで削っているだけなんですけどね。砂型が余りよろしくないという事かと思います(少量生産は仕方無いでしょう、と)。

lotus28 そしてプライマーを塗布します。新車時でもこれをやってくれていれば今回ほどペリペリと剥がれる事も無かったと思うんですけどね。まあそのお陰で私が食べていける訳ですが・・・(苦)。

lotus29 そして本塗り完了です。フィンの部分は見ての通り塗りにくい形をしていますが、これが来た最初からここは気をつけていましたので(今回は夢には出てきませんでしたが)、一応問題無く仕上がったと思います。

こういった箇所は大抵は力が入り過ぎてついつい塗り過ぎてしまい、結果デロデロになってしまい変なチヂレ目になったりするんですよね。車体を塗る時に側面全部だと綺麗に塗れるのに、何故かフェンダー一枚だけだと激しく垂らしてしまう傾向にある(特に先端のヘッドライトのフチやサイドマーカーの穴周り)、と言うのと同じだと思います。慣れていてもやっちゃいますよね(判ります判ります。笑)。

lotus30 そして140℃程度の熱を掛けてチヂレ目が綺麗に並んだら本塗り完了です。

lotus31 この時点で綺麗に仕上がらない場合もあって(殆どは技術的な問題です)、その場合は完全に硬化する前にまた溶剤に入れて塗膜を全部落としてしまいます。通常の塗装と違って熱を入れてからじゃないと結果が判らないと言うのがちょっと難しいところですかね。当然ですが相当凹みます。

lotus32凸状になった箇所は最後に研磨して光らせます。まだまだ終わりでは無いんですよね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

ロータスエンジンパーツ一式 旧塗膜剥離

lotus25アルカリ洗浄槽でオイル汚れを取った後、今度は溶剤槽に浸けて塗膜を剥がしました。と言っても使っている溶剤は本来捨てるような廃シンナーなのでそんなに剥離の効果は高くなく、柔らかくなった塗膜をスクレーパーとワイヤーブラシで擦ってこんな感じになっています。勝手にこんなに綺麗になってくれる訳ではありませんが余計なゴミが出ないので結構気に入っています。難点としては溶剤が効くまでに時間が掛かるので主に業者さんからの御依頼のような短納期な仕事には使えませんが、画像に写るマセラティのパーツのようにご理解頂けているケースもありまして、非常に有難い限りです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!