ホンダヴェゼル フロントグリルカバー塗装 完成

vezel6 大変お待たせしました!ホンダヴェゼル用の社外品フロントグリルカバー、艶々の黒で本日完成となります。

vezel7 下地処理は足付け処理のみで、通常行う「サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程は省いていますが、ABS樹脂製のパーツは大抵出来が良いのでそのまま塗っても比較的綺麗に仕上がります。

よくお問い合わせを頂く案件で、BMWのパニアケースの蓋の塗装を御希望されるのですが、素地がザラザラとした物はそのまま塗っても艶は出ませんので、別途「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理が必要となります。
ただ一部の社外品では塗装を前提としたツルツルとした素地の未塗装品が売っていて、それであれば今回と同様に「単に塗るだけ」でもこのような仕上がりになりますので、もしカバーを薄型のタイプにして塗装を検討されているのであればそういった物をご購入されるのが宜しいかと存じます。

vezel8裏側には予め両面テープが貼ってあるので、恐らくは純正のグリルにそのまま被せて使える物だと思います。ノッペリしたスタイルが好きな方であればかなり良さそうですし、洗車も楽になりそうですね(網のタイプは大変ですよね・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダヴェゼル フロントグリルカバー 本塗り

vezel1 ちょっと予定よりも早いのですが、業者さんからのご依頼で艶有り黒を塗る案件があったのでこちらのホンダヴェゼルの社外品フロントグリルカバーも一緒に塗る事にしました。

素材はABS製で、元々は一枚の平らなプラスチック板だった物を真空成型で作られていると思うのですが、その時にゴミなどの異物を挟んでプックラ膨らんでいる箇所があるので予めペーパーと当て板を使って平らに削っておきます。PP(ポリプロピレン)のような切削性の悪い樹脂だとこの方法は出来ませんが(毛羽立つだけで余り意味がありません)、サクサクと削れるABSの場合は有効です。

ちなみに本当は全面「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が望ましいのですが、それだとかなりのコスト高になってしまいますからね。出来る範囲で、と言うやり方です。

vezel5こんな感じでプクっと膨れている箇所があります。裏を見ると毛ホコリの跡があって、成型時はこの辺もかなりシビアなんでしょうね。

vezel2 全体に#800で足付け処理をしています。ちなみに水研ぎペーパーの場合は#800だと傷が深過ぎるので#1200程度にしますが、最近は足付け処理にコシの強いペーパーなどは使わず(多分)、均一にソフトなペーパー目が入る布状のタイプ(アシレックス)が主流なので#800で大丈夫なのです。

昔は少し使い古した当たりの和らいだペーパーを大事に取っておいたりもしましたが、最近はその辺の副資材がとても充実しているのでそんな事は必要無くなりました。コンパウンドも本当に良くなりましたよね。

vezel3 プラスチックプライマーを塗布し、ベースコートの黒を塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーに変更で承っております。

vezel4それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週早々~週半ばまでには完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

ホンダヴェゼルテールランプ一式スモーク塗装 完成

vezel29 大変お待たせしました!ホンダヴェゼルのテールランプ・ハイマウントランプ・リヤリフレクターレンズのスモーク塗装、本日完成となります。

vezel10 こちらが最初の状態で、今回のテールランプはクリアーレンズ部分の反射板の輝きが非常に強かったので周りの赤いレンズ部分よりもスモークを濃くして2段階の濃度で仕上げています。

vezel30 中の反射板に光が当たっても元のような強い輝きは抑えられました。

vezel11最初はこんな感じで、ちょっとあり得ない程に反射板が輝いていました。

vezel31光が最も反射するような状態にしても明るさはこの程度にまで抑えてあります(実際に装着するともっと黒く見えますのでご安心下さい)。

vezel32四角い小窓のバックランプ部分は特に塗り分けはせず周りの赤いレンズ部分と同じように塗っていますが、こちらは特に反射板が強いと言う訳では無かったので丁度良いスモーク具合に出来ていると思います。

リフレクターレンズとハイマウントランプについてはテールランプの赤いレンズ部分に合わせたスモーク濃度にしています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダヴェゼルテールランプ一式スモーク塗装 本塗り

vezel17 大変お待たせしました!ホンダヴェゼルのテールランプ、ハイマウントランプ、リフレクターレンズ一式、無事本塗り完了しております。

今回のスモーク塗装はちょっと特殊で、上の画像を見て判るようにクリアーレンズ部分の反射が非常に強く、全体に均一にスモークを塗ってしまうと「赤が黒くなり過ぎる」または「クリアーレンズ部のスモークが足りない」と言う事になるので、今回はそれぞれのレンズ部のスモーク濃度を変えて対応しました。

vezel18 ただそれぞれの箇所を完全に二回に別けて塗ると塗装は2セット分になってしまうので、今回は「おまけスモーク」を応用した方法と、さらにグラデーションを行うような感じで部分的な濃度の調整をする事にしています。

まずは眩しし過ぎるクリアーレンズ部分からですね。

vezel19 先に部分的にプラスチックプライマーを塗り、スモークを3コート程塗ります。

vezel20 クリアーレンズ部分の激しい眩しさが落ち着いたらマスキングを剥がし、今度は全体にプラスチックプライマーを塗布します。ここからは先に塗ったクリアーレンズ部分も含め全体にスモークを塗り重ねていきます。

vezel21今回はそれぞれのレンズ部分の濃度をご指定頂いていまして、まずは赤いレンズ部分を、こちらのページにあるBMW Z5のテールレンズを参考に「これよりも若干濃くする」イメージで濃度を調整します。

vezel22 そしてクリアーレンズ部分はこちらのページにあるレクサスのテールランプの「クリアーレンズ部分」のスモークを参考に、やはりこれよりも「若干濃くするイメージ」で承っています。

これが比較的しっかりとしたスモークになるので、最初からレンズ全体にスモークを塗ってしまうと、先に述べたように「クリアーレンズのスモークが足りない」或いは「赤いレンズ部分が真っ黒に」と言う事になってしまうのでそれぞれのスモーク濃度を変えて対応しています。

vezel23 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

vezel24 赤いレンズ部分はうっすらと赤味が分かる程度に、激しく眩しかったクリアーレンズ部分は反射板の輝きがかなり落ち着いたと思います。

vezel25リヤのリフレクターレンズ(反射板)もかなり明るく朱色っぽい赤味でした。

vezel26 こちらもテールランプの赤い部分に合わせてスモークにしています。画像だと赤が反射して明るく見えますが光に当たらない状態だとしっかり黒くなっています。

vezel27 ハイマウントランプは元々反射板が余り強く無いので他の物に比べるとスモークは2コート少なくしています。

vezel28こちらもテールランプの赤いレンズ部分に合わせ、うっすら赤が残る程度で且つしっかりスモークを掛けています。

実際には他の画像も参考にして濃度の調整にはかなり神経を使いましたから、私的には御希望に応じた丁度良い感じのスモーク濃度に出来たと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。完成は週末または来週早々を予定しております。もう少々お待ち下さいませ!

ホンダヴェゼルテールランプ一式 スモーク塗装承ってます

vezel10少し前に到着していたのですがちょっと内容が特殊になりそうなので色々ご検討を頂いておりました。ホンダVEZELの純正テールランプ&ハイマウントランプ&リフレクターレンズ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

vezel11ご依頼内容としてはいつものスモーク塗装なのですが、今回はクリアーレンズ部分とレッドレンズ部分でスモークの濃度を変えて欲しいとのご希望となります。今までもGRBインプレッサのテールランプなどでそういった施工はしていますが、今回はクリアーレンズ部分の反射板が激しく輝いているので微調整が難しいのです。一番安全な方法としては塗装を二回に分ければよいのですが、そうなると2セット分の費用になりますからちょっとあり得ない金額にまでなってしまいますし・・・。

と言う事ですが、今回はこれを塗り方で調整してみようと思います。今までにもそういった変則的なやり方で濃淡の塗り分けは行っていますので特に問題は無いと思います。ただちゃんと公言してやるのは初めてなので(伏せようと思いましたがやめました)、じっくりイメージトレーニングを行ってから挑みたいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。次回のテールランプ関係の本塗りは少し先になると思いますので今しばらくお待ち頂ければと思います。

改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!