大変お待たせしました!ホンダヴェゼルのテールランプ、ハイマウントランプ、リフレクターレンズ一式、無事本塗り完了しております。
今回のスモーク塗装はちょっと特殊で、上の画像を見て判るようにクリアーレンズ部分の反射が非常に強く、全体に均一にスモークを塗ってしまうと「赤が黒くなり過ぎる」または「クリアーレンズ部のスモークが足りない」と言う事になるので、今回はそれぞれのレンズ部のスモーク濃度を変えて対応しました。
ただそれぞれの箇所を完全に二回に別けて塗ると塗装は2セット分になってしまうので、今回は「おまけスモーク」を応用した方法と、さらにグラデーションを行うような感じで部分的な濃度の調整をする事にしています。
まずは眩しし過ぎるクリアーレンズ部分からですね。
先に部分的にプラスチックプライマーを塗り、スモークを3コート程塗ります。
クリアーレンズ部分の激しい眩しさが落ち着いたらマスキングを剥がし、今度は全体にプラスチックプライマーを塗布します。ここからは先に塗ったクリアーレンズ部分も含め全体にスモークを塗り重ねていきます。
今回はそれぞれのレンズ部分の濃度をご指定頂いていまして、まずは赤いレンズ部分を、こちらのページにあるBMW Z5のテールレンズを参考に「これよりも若干濃くする」イメージで濃度を調整します。
そしてクリアーレンズ部分はこちらのページにあるレクサスのテールランプの「クリアーレンズ部分」のスモークを参考に、やはりこれよりも「若干濃くするイメージ」で承っています。
これが比較的しっかりとしたスモークになるので、最初からレンズ全体にスモークを塗ってしまうと、先に述べたように「クリアーレンズのスモークが足りない」或いは「赤いレンズ部分が真っ黒に」と言う事になってしまうのでそれぞれのスモーク濃度を変えて対応しています。
そしてクリアーを塗って本塗り完了です。
赤いレンズ部分はうっすらと赤味が分かる程度に、激しく眩しかったクリアーレンズ部分は反射板の輝きがかなり落ち着いたと思います。
リヤのリフレクターレンズ(反射板)もかなり明るく朱色っぽい赤味でした。
こちらもテールランプの赤い部分に合わせてスモークにしています。画像だと赤が反射して明るく見えますが光に当たらない状態だとしっかり黒くなっています。
ハイマウントランプは元々反射板が余り強く無いので他の物に比べるとスモークは2コート少なくしています。
こちらもテールランプの赤いレンズ部分に合わせ、うっすら赤が残る程度で且つしっかりスモークを掛けています。
実際には他の画像も参考にして濃度の調整にはかなり神経を使いましたから、私的には御希望に応じた丁度良い感じのスモーク濃度に出来たと思います。
それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。完成は週末または来週早々を予定しております。もう少々お待ち下さいませ!