AMG Brembo Brakes

メルセデスベンツW211 E63 AMGのブレンボキャリパー一式です。

 元々あるロゴはストレートのタイプで、

 今回はこれを新しいタイプのカーブしたロゴに変更で承りました。オリジナルの物を参考にデータを作ります。

 作成したロゴをプリントアウトし、

切り取ってキャリパーに合わせて確認します。上のフロントキャリパーは鋭角なカーブで、下のリヤキャリパーは緩やかなカーブとなっています。

車型色見本 塗装

色に関しては、以前8ポッドの新品キャリパーで確認していた赤を採用します。

 いつものブレーキ屋さんにて洗浄&サンドブラスト処理を行って頂きました。

ブレーキキャリパーの下地処理についてはそれ専門の方に委託してお願いしています。詳しくは以下の記事をご参照下さいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

 その後ペーパーを掛けて表面を研磨し、

 良く脱脂清掃後、

 プライマーを塗布します。

 ボルトで固定する箇所には膜厚を着けたくない為、ベースコートの黒のみを塗って塗膜の厚みを抑えます(元々ここはブレーキ屋さんからの指示で塗装していなかったのですが、そのままだと腐食してしまうので今はこうしています)。

 ここで改めて各部をマスキングします。

 赤が隠ぺいし易いよう、下色を塗ります。

 ベースコートの赤を塗布後、十分に乾いてテープフリーな状態になったらロゴ入れの塗装を行います。

 ロゴは黒で塗装しました。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

 その後60℃40分程の熱を掛け、さらに数日寝かしたら完成となります。

  後日オーナー様からは、「ひとつの梱包をほどいて仕上がったキャリパーを拝見致しました。大変きれいに仕上がっており、部屋に飾っておきたいほどの出来でした。ありがとうございました。」といったお言葉も頂戴しました。こちらこそこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!

W211 E63 AMGブレンボキャリパー塗装 完成

 大変お待たせしました!メルセデスベンツW211 E63 AMGのブレンボキャリパーとブラケット・取り付けボルトの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々シルバーで、AMGのロゴはストレートのタイプだった物を、

 ブレンボ純正の赤の近似色で塗装し、AMGのロゴはカーブタイプに変更しています。

 キャリパー取り付けボルトはブラケットと共締めの為、外した状態で頭だけ塗装をしました。ブラケットの艶消し黒はクリアーを塗らない【激安コース】の仕様となります。

カーブタイプのAMGロゴは今回初めてだった為、データから作成して対応をしました。次回からデータ作成費は必要ありません。

 フロントのAMGロゴは少しカーブがきつく、

 リヤは緩やかなカーブになっています。今回はフロントとリヤで別々のロゴデータを作製しました。

 車体にボルトで固定する個所は塗膜の厚みを薄くする為、プライマー塗装後にベースコートの黒を薄膜に、赤&クリアー塗装時にはマスキングをして仕上げています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

W211 E63ブレンボキャリパー 本塗り

 先日よりブレーキ屋さんに預けていたメルセデスベンツW211 E63 AMGのブレンボキャリパー一式です。サンドブラスト処理~洗浄~マスキングまでを行って頂きました。

 そのままでも塗れる状態ですが(ブレーキ屋さんから直でのご依頼の場合はそのまま塗ります)、仕上がった時に多少なりとも艶が出るよう表面をダブルアクションサンダー#120と#180手研ぎである程度研磨します。

 ブラケットの方は旧塗膜の剥離はせず、足付け処理のみ行います。スコッチとナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使い、泥汚れも一緒に落とします。

 脱脂清掃後、塗装ブースにセットします。

 今回はキャリパーとブラケットは共締めで車体に固定される為、ボルトは外した状態で塗装します。

 まずはプライマーを塗り、

 塗膜の厚みを着けたく無い個所に、ベースコートの黒を塗布します。

 黒が乾いたらそれらの個所をマスキングします。

 ブレーキパッドを固定するシャフトを通す穴はクリアランスがかなりしっかりしているので、そこを塗装してしまうとシャフトが入らなくなり、組み付ける方が困るそうです。なのでこちらもプライマーとベースコートの黒のみとしておきます。

ブラケットも全体にプライマーを塗り、先に裏側を塗っておきます。

 ブラケットは艶消しの黒で承っておりますので、ベースコートに直接硬化剤を20%程入れてクリアーは塗らない仕様とします(激安コース仕様)。こちらはこの時点でブースから出して恒温器に入れておき、後で一緒に熱を入れます。

 キャリパーの方はまずは下色にピンクを塗り、

 bremboレッドの近似色を塗装し、十分に乾燥させたらロゴを塗装します。

ロゴの作成については以下のページで紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

W211 E63ブレンボキャリパー ロゴデータ作成

 ここまででベースコートが完了です。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 吊るして塗るとどうしてもクリアーが垂れ易いので、最初の1コート目には乾燥硬化の早い硬化剤(具体的にはMS5-25)、2コート目のクリアーには肌(レベリング)が良くなるよう遅い硬化剤(MS15-30)といった使い分けをしています。

 ちなみにクリアーの乾燥硬化速度を変えるには硬化剤の他にシンナーを変える方法もありますが、クリアーの混合率が「主剤:硬化剤:シンナー」=「2:1:0.45)と言う事もあり、シンナーを変えるよりも硬化剤を変えた方が影響力は緩やかで塗り方もコントロールし易いと思います(勿論気温が上がればどちらも上げていいきますが、季節の変わり目で気温の変動が大きい今の時期はシンナーよりも硬化剤を変えた方が断然塗り易いです)。

当店の場合だとクリアー用の硬化剤は3種類、シンナーは3種類を使っています。一つのクリアーで9通りの仕様が選べるという感じですね(実際はそこまでいきなり気温が変わる訳では無いので、毎日の作業ではせいぜい2~3通りです)。

 車体を塗る場合は塗装面積が大きくなり、肌を繋げたり塗装ミストの馴染みを良くする必要がある為、さらに遅いタイプの硬化剤やシンナーが必要となります。

ボルトもプライマー塗装後、キャリパーと同色の赤に塗装しています。穴の中の側面は塗膜の厚みが付かないようクリアーを薄目にしておきました。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

W211 E63ブレンボキャリパー ロゴデータ作成

 先日お預りしておりましたメルセデスベンツW211 E63 AMGのブレンボキャリパーです。

今回は塗装に合わせてロゴの形状も現行のアーチ形状タイプに変更で承っていますので、下地処理(旧塗膜の剥離)をする前にそちらを作製します。

キャリパーの形状によってはフロントとリヤに同じ物が使えるのですが、今回はリヤキャリパーの形状が緩いタイプだったので、それぞれ別のデータを作製します。

サイズはオリジナルが判らなかったので、既存と同じくフロントを105ミリ(もしかしたらオリジナルは104ミリ)、リヤは94ミリの横幅としています。

 それをプリントアウトし、

切り取ってキャリパーに合わせます。良い具合に出来ていると思います。

尚念の為ですが、時々こういったデータやカッティングシートを売って欲しいというお問い合わせがあるのですが、それには対応が出来ません。当店で行う事はあくまでもオーナー様から頂いたオーダーを、塗装の付帯作業として行うのみとなります。何卒ご了承下さいませ。

ロゴデータが出来たので、次はいつものブレーキ屋さんにて下地処理をお願いする予定です(ただ業者様からもキャリパー一式の御依頼が入っていて、そちらを先に進行すると思いますのでこちらはその後の入れ替えでお願いする予定です)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

W211 E63ブレンボキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりましたメルセデスベンツW211 E63 AMGのブレンボキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 今回はこちらをブレンボレッドに、またAMGのロゴはカーブしたタイプに変更して黒の塗装で承っております。

 ストレートタイプのAMGロゴのデータはありますが、アーチ形状タイプは持っていないので、今回はこちらの制作も承っています。またフロントとリヤでは微妙に形が違うので2種類のデータを作る予定です。

フロントキャリパーにはキャリパーサポート(ブラケット)が着いていて、こちらは旧塗膜は剥がさず、足付け処理のみ行って艶消しの黒に塗装する予定です。

尚、「洗浄→サンドブラスト→マスキング」までの作業はいつものブレーキ屋さんにお願いする予定で、内容については以下の記事が判り易いかと思いますので紹介をさせて頂きますね。

ブレーキキャリパーの下地処理

色については、いつもの「ブレンボレッド」近似色を採用する予定です。こちらも以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照下さいませ。

色見本 作製

まずはロゴデータを作製し、それが出来たらブレーキ屋さんに送る予定です。

作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!