BMWインテークマニホールド結晶塗装 完成

 大変お待たせしました!先日エンブレム部分の塗装を行っていたたBMW E30の純正インテークマニホールド、本日完成となります!

 塗装は結晶塗装のグレーシルバーで、

 フィン部とエンブレムの凸部を研磨して光らせ、最後にクリアーを筆で塗ってあります。

BMWのエンブレム部分は結晶塗装は塗らず、プライマー→アルピンホワイトⅢ→BMW Light Blue 5002→黒としています。水色の塗り分けが意外に難しく(凸形状に合わせると曲がってしまう為)、一度塗り終わってから部分的に塗りなおしています。

 ガスケットが当たる面やインジェクションが入る部分はマスキングしています。

 その他ネジやネジ穴、シールが入る部分にも塗料が付かないようにしています。

 それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました!

BMWインマニ ロゴ部塗装

先日結晶塗装を終えていたBMWインテークマニホールドです。その後恒温器(乾燥炉)で二度焼きを行っておきました。

まずはロゴの上下にあるフィン部分を研磨します。#120から始めて最終#800で研いで光らせています。

保護用に貼っていたガムテープを剥がし、

BMWロゴ部分の凸部を軽く研磨し、マスキングを行います。

中央の格子部分が中心からズレていて、しかも斜めになっているのが判ると思います(これに後で悩みました)。

まずはALPIN WEISSⅢ(カラーコード:300)を塗布します。

ブルーは以前作成した塗料が残っていたのでそちらを使います。BMW(STANDOX)オフィシャルの配合データから作っています。

一度には塗れないので、それぞれ分けて塗装します。

使用しているスプレーガンはSATAのエアーブラシで、奥が口径0.5mm、手前が0.3mmです。ニードルとキャップを交換する事で口径が変えられます。

中央の円をマスキングし、

黒を塗りました。こちらは原色ままとなります。

配置を間違えたら大ごとですので、こういった事もチェックしながら作業しています。

凸の段差が浅いので、塗装した箇所を傷付けないようマスキングテープを貼ります。ちなみにガムテープでは厚みがあり過ぎて使えません。

予め最初の段階で粗研ぎをしておいたので、凸部の頂点に着いた塗装を削り落とす程度でOKです。

水色の塗り分けはフィン状の凸部を無視して垂直にしたのですが、こうやってみるとどうも曲がって見えてしまう為、この後塗りなおす事となりました。現在は画像より自然な感じになっていますのでどうぞご安心くださいませ(完成画像でご案内いたします)。

この後はアルミ素地が露出した凸部にクリアーを筆塗りし、さらに熱を掛けて数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW E30インテークマニホールド 本塗り

先日お預かりしておりましたBMW E30の純正インテークマニホールドです。

その後アルカリ洗浄槽に浸け置きをして汚れを落としておきました。

各部をマスキングし、ブラストボックスに入れ、

サンドブラスト処理を行いました。

この後はリン酸処理をし、綺麗に洗浄します。

リン酸処理後にもよく洗浄し、水気を乾かしたら各部をマスキングして台にセットします。

裏側も塗る為、台にボルトでしっかりと固定しています。

まずは台ごとひっくり返した状態で、

裏側にプライマーを塗布します。

台が固定されているので取り回しは面倒なのですが、以前作成した回転台のお陰で簡単に回せて作業が非常に楽になりました。重量をまるで感じさせません。

その後表面にひっくり返し、こちらも満遍なくプライマーを塗布しておきます。

中央のBMWのエンブレムは白・青・黒で塗装を行うので、

マスキングをしておきます。

この部位は凸が低いので、前回施工した時と同じようここは結晶塗装をしないようにします。

結晶塗装用の塗料(リンター)を塗布し、140℃~170℃程の熱を掛けて本塗り完了です。お待たせしました!

色は以前アルファロメオのヘッドカバーに塗ったようなグレーシルバーとなります。

塗る順番としては、最初のプライマーと同様に先に内側を塗るだけ塗ってからひっくり返し、表側を塗るだけ塗ったら再び裏側をこの状態で塗るといったやり方です。

ヘッドカバーであれば大抵2~5個くらいをまとめて塗っていますが、さすがにこちらはこれだけで体力(と集中力)が一杯いっぱいといった感じです。

この後は台から取り外し、今度は恒温器(乾燥炉)でもう一度140℃20分くらいの熱を掛けて焼き付けます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW E30インテークマニホールド 結晶塗装承ってます

 先日到着しておりましたBMW E30の純正インテークマニホールドです。この度も当店をご贔屓頂きまして誠に有難う御座います!

 ご依頼は「グレーシルバー」の結晶塗装で、また下地処理にはサンドブラスト作業(軽め)も承っております。

 通常ヘッドカバーは「片面」のみの塗装となりますが、インマニの場合は部品全体への塗装が必要となる為、どうしても金額は割高となります。特にこのインマニは形状が複雑で、そして凄く重く、先に裏側を塗って固定した台ごとひっくり返す!と言う力技が必要となります。

またBMWのエンブレム部は「黒・青・白」で塗り分け、フィンを含む凸部は研磨して光らせるよう承っております。以前の施工例がありますのでそちらの画像を紹介しますね。

この時は赤ですが、今回こちらをグレーシルバーの結晶塗装で承っています。

そちらの参考画像も紹介しますね。

その他の画像はこちらのページからご覧いただけます。

またこちらのオーナー様から以前ご依頼頂いた案件も紹介させて頂きますね。

こちらは7年前くらいにご依頼頂いた案件で、ヘッドカバーを結晶塗装の黒に、凸部をBMWの「Mカラー」で塗装すると言う、今のPRO_Fitだと普通の事くらいにはなりましたが(笑)、当時としてはかなり前衛的なご依頼となりました。作業内容は先に凸部を塗装し、その後結晶塗装を施しています。以前の日記で、この辺りのページから施工内容を見れるかと思います。

こちらは同じカラーリングで「///M」の部分を塗装したオイルキャップです。その他の画像はこちらのページからご覧いただけます。

こちらはフューエルキャップで、今でも時々「これと同じように」といったお問い合わせが多いです。こちらのページから他の画像や作業内容もご覧いただけます。各ロゴはデカールですが、水色の部分は色を合わせたくてわざわざ後からそこだけ塗装したのを今でも覚えています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度も当店をご利用頂き誠に有難う御座います!

BMW E30 M3 EVO2ヘッドカバー&サージタンク サフェ研ぎ

bmw211旧塗膜を剥離し、先週プライマー&サフェーサーを塗布しておいたMカラーのBMWヘッドカバーです。早速サフェーサーを研いでおきました。画像はサフェーサーを塗り終わった直後の物です。

bmw214 全体にパラパラと黒を塗ってガイドコートを行ないます。

bmw215 サージタンクの方は比較的平面が多く、また旧塗膜も残してありますのでそこまで大変ではありません(しかし慣れていないとかなり大変だとは思いますが・・・)。

bmw216 最後は水研ぎ#600→#800でペーパー目を均し、凸文字部を#120→#180→#240で面研します。

ここは本塗り時にまた一旦塗り潰してしまい、再度クリアーを塗る前に面研します。その時は#240→#320→#400~といった感じです。

bmw217 そして鬼門のヘッドカバーです。当て板が入るような形状ではありませんが、何も当てないで研ぐと指の痕となって局所的に掘れてしまうので、全ての面で何かしら硬い物を当ててペーパーを掛けます。

bmw218相当大変だと覚悟はしていたので一度で終わらせようとはせず、こちらは#320の空研ぎで一旦終了としました。

またこのまま本塗りに行くにはリスクが大きいので、まずは一旦この状態で白の下塗り(1コートソリッド=STANDOX2Kエナメル)を行います。これは以前LOOKのカーボンフレームで行なったクリアー下塗りと同じ方法で、手間は増えてしまいますが、艶が出る事で全体のラインが確認出来る事と、ペーパー目の取りこぼしの防止にもなるので非常に気に入ってます。

尚その他の作業状況としては、インプレッサのテールランプを近々作業着手予定となります。

他には結晶塗装やブレーキキャリパー、内装パーツなど、最近は業者様からの塗装依頼が異様に多くなっています。もしかしてこれはボーナス効果と言うものなのでしょうか(うちのお客様は余り関係無さそうですが・・・)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!