F50ブレンボキャリパー塗装承ってます

先日到着しておりましたF50ブレンボキャリパーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としては新品未塗装で、ただしこちらの塗膜は経年でクリアー層がペリペリと剥がれてしまいますので、いつものようにサンドブラストで下地処理を行ってからの上塗りとします。サンドブラストについてはいつものブレーキ屋さんへの委託作業となります。

色はこちらのR34ブレンボゴールド近似色で承っておりまして、以前施工した同型製品の事例がありますのでそちらを紹介します。

ロゴもこの時と同じく色は赤で、

サイズは元と同じく横幅80mmで承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

F50&R34ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたF50フロントキャリパーとBNR34リアキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で、

フロントキャリパーは付属の金具に塗料が着いていたので(通常あり得ないですが着けたまま塗られていたので)、こちらは溶剤に浸け置きをして綺麗に剥がしておきました。

また今回はオーバーホール作業も承りました(画像はいつものブレーキ屋さんでの作業中の物)。

色は日産35GT-Rの採用色「オーロラフレアブルーパール」(カラーコード:RAY)となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ロゴは当初「黒」でのご指定だったのいですが、恐らくそれだと殆ど判らなくなってしまう為、途中で「白」への変更となりました。色はVW社のキャンディホワイト(LB9A)を採用しています。

ロゴのサイズは最初と同じで、

フロントは75mm、

リヤは40mmで再現しています。

こちらのオーナー様からは別の車両のW124テールランプもご依頼頂いておりまして、そちらはまだこれからの作業となりますから、先にこちらを完成~発送とさせて頂こうと思います(どの道こういった重い物と割れやすいレンズを一緒に梱包すると輸送中に破損する可能性があるので)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。まずはこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!

F50&R34ブレンボキャリパー 本塗り

先日下準備を行っていたF50フロントキャリパーと、BNR34リアキャリパー一式です。その後再び全体を洗い流すようにして脱脂清掃し、本塗り準備完了です。

まずは全体にプライマーを塗布します。

その後、膜厚をつけたく無い箇所にベースコートの黒を塗ります。元々こういった箇所はアルミ素地のままだったのですが、それだと腐食が発生してしまい、ただ周りと同じ様に塗ってしまうと固着したりネジ・シャフトが入らなくなってしまう為、隠ぺい力の高い色=黒を薄膜で塗るようにしました。見た目的にも純正の黒アルマイトっぽくて格好良いですし。

黒が乾いたらマスキングを行います。

出っ張った箇所は径より少し大きめ(0.5mmくらい)にカットしたマスキングシートを貼り付けます。

その後、御指定の色=日産35GT-Rの採用色「オーロラフレアブルーパール」(カラーコード:RAY)を塗布します。

青系の原色2種に、粗目のブルーパールが多く使われた塗色となります。メタリックは使われていなく、青味の黒も入っているので光が当たらない場所では比較的暗めの青となります。

よく乾燥させたらロゴ入れを行います。予めカットしたマスキングシートを所定の位置に貼り付け、

ベースコートの白を塗布します。具体的にはVW社のキャンディホワイト(LB9A)を使用しています。

ロゴ入れの塗装は、今まではSATAの0.3mmを使っていたのですが、最近は少し前に購入したIWATAの0.3mmを使うようにしています。SATAのエアーブラシは一般的なスプレーガンと同じように「トリガーを引く」という感じですが、同じトリガー式でもこちらは「握る」という感じで、ボタン式に近いような気がします。スナップを利かした塗り方だとこの方が操作性は良いのかもですね(車体塗装では極力スナップを効かせない塗り方を意識していたのでその辺でまだ慣れていない感じです)。

マスキングを剥がし、タッククロスで被塗面を撫でるようにして均したら、

クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

吊るした状態だとロゴがある正面はどうしても「側面の肌」になってしまうので、ロゴの部分は後で磨き処理も行います。

二回目のクリアーが塗り終わったら直ぐにマスキングシートを剥がしておきます。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

今回はメルセデスベンツW124のテールランプも一緒にご依頼頂いておりまして、そちらの作業も近々開始予定です(サンドブラストは外部委託なので戻ってきたらどうしてもそちらを先に作業するようになってしまいます。何卒御理解くださいませ)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

F50&R34ブレンボキャリパー 下準備

先日お預かりしておりましたF50フロントキャリパーと、BNR34リアキャリパー一式です。その後いつものブレーキ屋さんにてオーバーホールとサンドブラストを行って頂き、戻ってきました。

そのままでも塗れる状態ですが(元々やっていた下請け的な塗装ではこのまま塗っていました)、

塗り上がった時に艶が出るよう、サンダーや手研ぎで表面を研磨して均しておきます。

ただ今回のF50キャリパーは凸状のフィンや矢印があるので梨地を研磨する事が出来ず、なのでサーフェサーを使って素地を均しておくようにします。

リヤはもっと削り込めばサフェの必要は無かったのですが、ついでと言う事でこちらも一緒に下地処理を行っておきます。

まずはプライマーを塗布します。

同じようにリヤキャリパーも。

続けてサーフェサーを塗布します。

世間一般的にはプライマーを塗らず、直接サーフェサー(プライマーサーフェサー)を塗ってお終いにされる事の方が多いと思いますが、実際にはそれはNGで、金属に塗装を行う場合はプライマーを塗る事が必須となります。また金属素地に直接ポリパテを塗る事も厳密にはNGです(しかしながらそれらを真面目にやろうとすると商売としては成り立たないので無視されるケースが殆どかと思います)。

その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきます。

水は使いたく無いので(というかこの状態で使うのはNGです)、空研ぎ#320→#400で研磨後、#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)→#800相当のアシレックスレモンで研磨します。

同じ様にフロント側も、

研磨します。ペーパーを当てていない箇所があるとこれから塗る上塗り(その前にプライマー)が密着しなくなってしまうので、サフェを塗った箇所はきっちり足付け処理も行っておきます。尚、この時点では金属素地が露出して構わないので(後に塗るプライマーも金属の防錆用なので)、研ぎ作業については余りデリケートに考える必要が無く、その点でここの作業はそこまでの手間ではありません。

この後は再び全体を溶剤で洗い流すようにして脱脂清掃し、セッティングを行ったら本塗りとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

F50&R34ブレンボキャリパー塗装承ってます

先日到着しておりましたF50フロントキャリパーと、BNR34リアキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらのオーナー様は別件でメルセデスベンツW124のテールランプをご依頼頂いている方で、今回同時にこちらのブレンボキャリパー一式の塗装とオーバーホール作業も承りました。

リヤキャリパーはいつものように色が褪せてしまい、またロゴも消えかかっています。

F50フロントキャリパーの方はどうやら一度塗装が施されているようで、その上に貼られたシールのような物は劣化してボロボロになってしまっています。

リヤキャリパーのブーツには亀裂が入り、

フロントもかなり破けています。

下地処理(サンドブラスト)とオーバーホールについては、いつものブレーキ屋さんにて御願いする予定です。

色はキャリパー本体色を日産35GT-Rの採用色「オーロラフレアブルーパール」(カラーコード:RAY)で、ロゴは白&字体とサイズはそのままでフロント75mm、リヤ40mm幅で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!