RX-7 FD3Sリヤキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりました、マツダRX-7 FD3S用の純正リヤブレーキキャリパー一式です。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!

 形状としては、以前施工したFC3S用の純正リヤキャリパーに似ているのですが、こちらの方が少しサイズが大きいような感じです。

色はフロントに装着しているENDLESSのキャリパーと似たような感じにと言う事で、現在色見本帳をお送りし、その中から近似色を選んで頂いているところです。そろそろ戻って来る筈ですので、後日そちらも紹介をさせて頂こうと思います。

 素材は恐らく鋳鉄で、表面は凸凹とした梨地になっていますが、今回は装着した状態で正面になる個所のみを平滑になるよう素地調整も承っています。判り易いよう、印を付けた画像がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。

アルミと違って削るのが相当大変で、またパテは使いたくは無いので削る面は出っ張った平面部分のみに限定します。

また今回はフロントに合わせてENDLESSのロゴ入れ(白)も承っておりまして、場所的に難しいのですが、ブレーキパッドを納める部分が丁度正面を向くので、ここにデカールを入れようと考えています。以前FC3Sのリヤキャリパーにマツダのロゴを入れたのと同じような感じですね。

下地処理はいつものようにブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を御願いする予定です。ブレーキ屋さんへの委託作業委については以下の記事をご参照頂ければと思います。

ブレーキキャリパーの下地処理

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度も当店をご利用頂き誠に有難う御座います!

マツダRX-7 リヤブレーキキャリパー塗装 完成

 大変お待たせしました!マツダ純正RX-7用リヤキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 元々未塗装だったキャリパーを、

いつものようにブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を行い、

全体にプライマーを塗装→膜厚を着けたくない個所はベースコートの黒のみの塗装としてマスキングをしておきます。

色に関しては、今回は一緒にお預りをしたbrenboのフロントキャリパーの赤に近い色を見本から選んで採用しています。

いつものブレンボキャリパーのレッドに比べると、今回は若干青味が強くなっています。 いつものブレンボレッドについてはこちらの記事でも紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。そちらはもっと朱色っぽい赤となります。

ちなみに今回のリヤキャリパーはRX-7のFD3S用との事ですが、これをロードスターに流用するケースが多いようです。少し前からマツダがロードスターのレストア部門を立ち上げたので、もしかしたら今後こういった需要が増えるかもですね。

 ただし見ての通り純正キャリパーは部品点数が多く、また形状も複雑&素材が鉄と言う事で、アルミ製のブレンボキャリパーに比べて塗装は手間が掛かります。

 費用を抑えると言う事であれば、車体から外さずにマスキングして塗るという方法もありますが、その場合はどうしても塗れない個所がある事、またサンドブラスト作業は出来ませんので今回のような作業は不可能です。

 ちなみにですが、自家塗装などで鉄にそのまま色を塗ってもいずれ剥がれてしまいますのでご注意下さい(金属への塗装はプライマーの塗装が必須です)。また密着剤にはそれ自体に防錆効果はありませんので、腐食を気にされるのであれば鉛やクロムなどの防錆顔料を含んだプライマーの塗装が必要です。ラッカーサフェーサーでも塗らないよりはマシなので、まずは油分や汚れを落とし、しっかりと足付け処理をしておくと良いかと思います。

 日が陰って来たので室内での撮影に切り替えました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

マツダRX-7 リヤブレーキキャリパー 本塗り

 先日お預りしておりましたマツダRX-7の純正リヤキャリパーです。いつものブレーキ屋さんにお願いし、サンドブラスト処理を行って頂きました。

 先程の画像でマスキングテープが貼られていた個所は一旦剥がし、ペーパーで足付け処理を行い、また新たに行ったマスキングは少し変則的にしています。錆を発生させないようにしつつ、オーナー様のご意向に沿うような感じですかね。

 今回は素材が鉄(鋳鉄)で、既に錆が発生していたと言う事もあり、念の為プライマーには腐食に強い浸透型エポキシプライマーを使用しました。通常のプライマーに比べて艶があるのが判ると思います。

ただしこれをこれからマスキングする個所に塗ると、そこに貼ったテープがくっ付いたまま固まってしまう為、この時点ではマスキング個所への塗装は避けるようにしています。

 その後はいつものプライマーを、これからマスキングする個所と、さらに全体にも薄く塗布します。

 続けて膜厚をつけたくない個所に黒のベースコートを塗布します。

 その後テープフリーな状態になったらマスキングを行います。

 ただしエポキシプライマーを塗った個所は完全に固まっている訳では無いので爪を立てたりしないよう注意して行います。

 マスキングが終わったら再び吊るし、

 まずは下色としてピンクを塗ります。

 さらに赤を2コート程塗り重ね、

 念の為一緒にお預りしたフロントキャリパーに装着するブレンボの色を並べて確認します。いつものブレンボレッドより青味が強い感じで、今回は近似色としてフェラーリ純正色のロッソコルサ(カラーコード:322)を採用しています。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 鉄の鋳物なので素地の凸凹が強いですが、フロントキャリパーとの一体化、また防錆面でも今回の塗装には意味があるかと思います。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マツダRX-7 リヤブレーキキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりましたマツダRX-7 FD3S用の純正リヤブレーキキャリパーです。

尚こちらのオーナー様は昨年にロードスターのヘッドカバーを結晶塗装の赤で御依頼頂いた方で、今回はこちらのキャリパーを「艶有りの赤」で御依頼頂きました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

 以前施工した同型のキャリパーは付属品が着いたままでのご依頼となりましたが、今回はピストンも外れてかなりスッキリした状態となります。

 色に関しては、こちらのフロントに取り付け予定のブレンボキャリパーを見本として一緒にお預りしました。

以前塗った事のある形状かも知れませんが新品状態で見るのは初めてで、いつも見ている赤よりも青味がある印象を受けます。

 と言う訳で、早速色の確認をしておきました。

厳密な調色作業は別途「調色費」が必要となりますが、既存の色見本から色を選んで採用する方法であれば無料で対応出来ます。また配合データがあればいつでも同じ色を再現出来ますので今後何かあった時にも安心です。

 いつもブレンボのキャリパーに採用しているのはこちらの赤で、やはりと言うか今回のキャリパーと比べてみると大分キャリパーの方が青いのが判ると思います。

と言う訳で他の色見本を探してみると、こちらのフェラーリロッソコルサ(カラーコード:322)の方が色が近く、今回はこちらを採用したいと思います。

キャリパーは塗装前の下地処理としていつものブレーキ屋さんにサンドブラスト処理をお願いする予定です。

ブレーキ屋さんについては以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照下さいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!

MAZDA RX-7ブレーキキャリパー塗装 完成

 大変お待たせしました!マツダRX-7の純正ブレーキキャリパー一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

フロントキャリパーはグラインダーで削り込まれていた物を、

サンダーで深い傷やラインを均し、

自家塗装されたリヤキャリパーは、

いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストで全部剥がして貰いました。

 リヤキャリパーもオーナー様自ら研磨を行っていたようでツルツルに仕上がっています。

 リヤブレーキを仮組みしてみました(全然関係ない細いボルトを挿し込んで固定しています)。

 車体にボルトで固定される箇所には膜厚を付けないようプライマー&ベースコートの黒を薄膜で仕上げています。

 オーナー様のご希望によりSUMITIMOの文字も残すようにしました。

またリヤキャリパーには、古いマツダのロゴをデカールで入れています。

幅がかなり狭く8ミリくらいしか無かった為、ロゴのサイズは6.5ミリにしています。

言われないと気が付かない程ですが、こういうのは愛着が沸きますよね。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!