SHURE SM58A BETA Pink Pearl

mic120SHUREのボーカルマイク、BETA58Aです。

今回はこちらを「ロータスピンク」なる色でご指定頂きまして、ただそういった色名だと色を作る上では抽象的過ぎますので、改めてRGB・CMYK値でご指定頂いて色を作製しました。

mic122オーナー様から伺ったRGB値を入力して色を表示し、それに合わせて色を作成します。

尚今回は3コートのピンクパール仕様で、上の画像に写る右側のカップがカラーベース、左側がその上に塗るパールベースとなります。パールベースはかなり明るいピンクですが殆ど透明で隠ぺいしない塗料です。

mic121パールベースを塗る事で多少色味が明るくなるのでカラーベースの色を少し濃くしておきます。

mic123 足付け処理を行い、マスキングをして本塗り準備完了です。

mic124 順番としては、「カラーベース→パールベース→クリアー」で、3層構造=3コートパールとなります。

mic125 光に当たるとホワイトパールが輝き、フワっと浮いたような感じになります。

mic126濃色であれば色に直接パールを入れる「2コートパール」が基本となりますが、白や今回のような明度の高い色は原色に直接パールを入れても効果が弱いので、色の上に透明なパール層を重ねた「3コートパール」が基本となります。

mic111 その後熱を入れて塗膜を完全硬化させ、数日寝かしたら完成となります。

mic112 パール塗装にはラメのような派手さはありませんが、光に当たった時の柔らかい色の変化や高級感が感じられると思います。

mic113 mic114 mic115 mic116今回のように実際の色見本は無くても、RGBやCMYK、またはPANTONEやDICなどの色番号をお知らせ頂ければそれに似せた色で対応致します。

また今回のようにちょっとした味付けとしてそれらの色をベースにパール化する事も可能ですので、ご不明な点やご希望がありましたらお気軽にお問合せ下さいませ。

その後オーナー様よりお喜びのご感想も頂けました。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHUREマイク塗装承ってます

mic53 先日到着しておりましたSHURE BETA58Aのマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

mic54 ご依頼内容としては、

・ベースカラーをキャンディーレッドに

・グリルの網部分を黒(リング部はレッド)

・ネームロゴを黒で

となっております。

形は違いますが以前同じような塗り分けの施工例がありますのでそちらを紹介致します。

mic40こちらはゼンハイザーですが、塗り分けの仕方はこちらと同じような仕様となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

SHURE SM58 Microphone

shure18少し前にご依頼を頂いていたSHUREのマイクです。プレゼント用にと言う事でご依頼頂いていましたので紹介は控えていましたが、お渡しする日が過ぎれば問題無いとの事で改めて内容を紹介致します。

mic7本体はいつものキャンディーレッドで、そこに入れるロゴをベクトルデータにて入稿して頂きました。細部とサイズを修正し、イメージイラストを作製してご確認頂きました。

mic8作製したデータをプリントアウトし、実際にマイクに貼ってサイズと位置を確認します。

mic6今回は細かいラインがあるので極力ロゴのサイズを大きくしたいのですが、かといってバランスが悪くなっては困るのでその辺に気を付けています。上の画像ではロゴをプリントした紙をカットして貼っています。

mic46ロゴが決まったらいよいよ本塗りです。と言っても今回はロゴ入れがあるので、塗装は二回分(2個分)の工程となります。

mic47キャンディー塗装の特徴は色の発色の良さで、その為にはまず下地に光りが反射する為の明度の高い色(白またはシルバー)を塗り、その上に透過性のある色を塗ります。上に塗る色によっても仕上がりは変わりますが、下に塗る色によってもそれは変わるので、バイクのカウルなどの再補修の為の調色作業は困難を極めます(結果部品代よりも高くなるので、金額面で直すメリットは少なくなります)。

mic48透明な赤を塗り、さらにクリアーを塗って本塗り(下塗り)が完了です。

この後熱を入れて完全硬化し、さらに同じ下地処理を繰り返したら今度はロゴを入れて再度クリアーを入れて完成となります。

mic42細かいデザインだったのでカッティングプロッターだけでは難しかったのですが、細部は手でカットして何とか塗装で対応出来ました。

mic43
オーナー様からは、

「非常に美しく艶やかな仕上がりに、大変満足しております!
プレゼントする相手にも喜んでもらえると思います!」

とのお言葉も頂戴しまして安心しました。

mic45一番難しかったのは周りの星のラインで、曲線的なラインは多少曲がっても余り目立たないのですが、直線的なラインは曲がるのはもちろん、太さや幅が変わるとても目立つので神経を使っています。

当店ではエアーブラシを使って画を描いたりは出来ませんが、出来るだけ機械的に、人間の手が加わったとは思えないような仕上がりを目指しています。

SHUREワイヤレスマイク 本塗り

mic17 丁度業者さんからの仕事でソリッドカラーの白を塗るご依頼があったので、白系で承っている案件を一緒に塗る事にしました。こちらはSHUREのワイヤレスマイクで、VW社の「キャンディホワイト」(カラーコードLB9A)で承っております(と言うかこの色は私がお勧めしたのですが)。

mic18 ボタンの部分は恐らくシリコーン樹脂で、殆どテープがくっ付きませんが(そういう特徴があるのです)、代わりに隙間にマスキングテープを押し込むことが出来るので比較的きっちり出来ました。

その下にあるのは恐らく電源のライトだと思うのですが、ここは径を測って、カッティングプロッターで丸くカットした物を貼っています。径のサイズは直径が約3mmで、ただこの辺になるとカット自体に誤差が出るので、3mmを基準に0.1ミリ刻みで6種類作って一番丁度良い物を採用しています。

mic19 台にセッティングし、よく脱脂洗浄をしたら本塗り開始です。

mic20 本体は実際には2部品なのですが、敢えて分解はせず、少し緩めて隙間を作った状態で1部品として塗装しています。部品点数が増えるとコストは倍増しますので、仕上がりに影響無いのであればこうやって対応しています。

mic21 ベースコートの白を塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

ボタンの部分のマスキングは、そのままだとクリアーがくっ付いて固まるので、クリアー塗布完了後直ぐに剥がしています。少し色(塗料)がボタンに着いてしまいましたが、シリコーン樹脂なので簡単に取れますからご安心下さいませ。ちなみにもしかしたらボタン部分は男前にマスキング無しで塗って後で剥がす(勝手に剥がれる)と言う事も出来るかも知れません。

mic22 ヘッドのグリル部分も同じく真っ白に塗装です。

mic23底の部品にはゴムが着いていて、これも外れそうも無いのでマスキングで対応しています。ここも同じくクリアーを塗り終わったら直ぐに剥がしてフチが馴染むようにしています。いずれも良い感じに出来ていると思いますのでご安心下さいませ。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

SHUREワイヤレスマイク塗装承ってます

mic先日到着しておりました、SHUREのワイヤレスマイクPGXです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は「マイク全体を艶有りの白」で、底のゴム部分やスイッチ、点灯レンズ部分以外を白に塗ります。白は濁りの無い透明感のあるVW社のキャンディーホワイトを予定しております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!