SPENGLEカーボンホイール 下塗り

spengle2 先日旧塗膜と共に割れたポリパテを削り落としたSPENGLEのカーボンホイールです。

よく脱脂清掃したらリム部分のマスキングをし直して下塗りを行います。

spengle3元の通りにするならばパテを塗り直すところですが、またひび割れが再発する恐れがあるので一旦エポキシサフェーサーを塗って強固な下地を作っておく事にします。

本来であればさらに全体を繊維で覆ってエポキシ樹脂で固めてしまい所でもありますが、そんな事をすると元の形とは変わってしまいますし、掛かる費用も桁違いになってしまい現実的で無くなってしまいますからね。

当初はこのままウェットオンウェットでスプレーパテを行おうとも思っていましたが、ちょっと無茶過ぎるところもあったので自重して一旦ここで止めて強制乾燥する事にしました。理論的には出来ない事は無いと思ったのですが硬化速度が違うとクラックの原因になりますので・・・(危)。

自転車用カーボンホイール×2 塗装承ってます

porsche こちらもすっかり紹介が遅れました。SPINGLE?なるメーカーのホイールでしょうか。ポルシェのフレームに装着される物との事で、オーストリアのメーカーが既に無くなってしまったとの事で今回修理塗装をご依頼頂きました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

porsche1オーナー様曰く、「パテで埋める傷もありますが」との事ですが、塗装の基本としては余りパテは使わないですかね。旧塗膜を削ってみてそれでも足りない場合のみ(素材自体に傷がある場合のみ)パテを使います。外側に塗ってある樹脂分は強度とは関係無いですので(ただし特性には成り得るかも知れません。どの程度影響があるかは微妙ですが)。

と言う事で、傷だらけの塗膜は研磨して除去~平滑に仕上げ、サフェーサーにて下地を作り直したら「半艶の黒」で仕上げる予定です。ちなみに既存の塗装は肌がちょっと粗くて艶消しなんだか半艶なんだか解り難いです。

ちなみに本件とは全然関係ありませんが、私的に中々興味をそそる(病)ページ投稿を見つけたのでちょっと紹介させて頂きます。

ラッカー塗装は本当にギターにとってベストなのですか?

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もうちょっと先になるかも知れませんが今しばらくお待ちくださいませ!